ラボ・インフォマティクス
ラボの生産性とコンプライアンスを最適化
ラボ・インフォマティクスの可能性
科学研究を基盤とする組織では、品質の最大化や規制対応を図りつつ、イノベーションを促進し、効率を高めることでオペレーションを最適化する必要があります。こうした課題はラボ環境にも当てはまり、研究プロセスから非効率性とコンプライアンス・リスクを排除し、イノベーションを生み出すコラボレーション環境を用意することが求められています。
この解決策には、紙ベースのプロセスとそれで生じる分断を排除することです。紙ベースのプロセスでは、エラーが発生しやすく、研究、開発、製造のライフサイクルを通して関連データにアクセスしにくくなります。イノベーションを促進し、プロセスや製品を最適化するには、ライフサイクルのできるだけ早期に意思決定を行うことが不可欠です。 デジタル・ラボ・インフォマティクスの機能により、研究ワークフローの合理化や効率化に加えて、統一化・標準化も実現できます。完全に統合、自動化することで、再現性のあるプロセスを容易に展開することができます。
BIOVIA Laboratory Informatics の主なメリット
効率性と生産性の向上
データ入力、データ分析、レポート生成などの手動タスクを自動化できます。
データの品質と精度の向上
データの直接取り込みとデータ標準化により、人的ミスのリスクを減らします。
コラボレーションの強化
中央のデータ・リポジトリと組み込みのコラボレーション・ツールにより、科学的なコラボレーションを促進します。
コンプライアンスの向上
データ、サンプル、ワークフローを追跡および管理することで、法規制コンプライアンスを確保します。
コスト削減
やり直しを排除し、エラーを減らし、化学廃棄物を削減し、科学的効率を改善してコストを削減します。
BIOVIA ONE Lab のご紹介 - サイエンスのためのホーム
SaaS クラウド・ソリューション
BIOVIA ONE Lab は、3DEXPERIENCE プラットフォーム上で稼動し、統合ラボ・インフォマティクスのメリットを提供することで、効率の向上、製品開発の加速を促進します。
主なメリット:
- 他の BIOVIA およびダッソー・システムズ・ソリューションからアクセスできる、すべての実験データを統一化したデータ・モデル
- 世界中のデータセンターに展開可能なクラウドネイティブなソリューションにより、権限設定によるデータ管理を実現
- 科学者の物理的なラボ作業を再現するシームレスなワークフローにより、付加価値の低い作業を削減
- 統合されたコラボレーションツールとクラウドデータストレージによるナレッジの一元管理
専門職に関連する BIOVIA Laboratory Informatics ソリューションのご紹介
3DEXPERIENCE プラットフォーム上で稼動する BIOVIA Laboratory Informatics ソリューションは、ロールとしてパッケージ化されています。必要なアプリケーションすべてをすぐに利用できるため、迅速かつ効率的に作業を進めることができます。組織におけるお客様のロールに対応するパッケージをお選びください。
さあ、始めましょう
ラボ・インフォマティクスの世界は変化しています。BIOVIA で一歩先を行く方法を発見しましょう
BIOVIA Laboratory Informatics のユーザー・コミュニティの会話に参加しましょう!
ラボ・インフォマティクス・ソフトウェアに関する FAQ
ラボ・インフォマティクスとは、ラボの業務とデータ管理を管理および最適化するために、情報技術とソフトウェアを適用することです。ラボのワークフローを合理化し、データの精度を高め、法規制コンプライアンスを確保するために設計されたさまざまなツール、テクノロジー、および手法を網羅しています。
ラボ・インフォマティクスの主な役割は、専用のコンピュータ・ソフトウェアおよびシステムを使用して、ラボ・データを効果的に管理および分析することです。その主な機能は以下のとおりです。
- データ管理: ラボ・インフォマティクス・システムは、ラボのプロセスで生成された膨大な量のデータを保存し、データを整理、検索、保護します。これには、生データの収集から処理済みの結果まで、すべてが含まれます。
- ワークフローの自動化: これらのシステムは、標準的なラボ手順の自動化、エラーの低減、生産性の向上を支援し、研究者が定型業務ではなく分析に集中できるようにします。
- データ統合: インフォマティクス・ツールは、さまざまなソースからのデータをまとめ、データの全体像を可視化します。機器、他のデータ・システム、企業ソフトウェアとのやり取りが必要になることが多いため、プラットフォーム間のシームレスなコミュニケーションが促進されます。
- コンプライアンスと品質管理: 試験検査の業務管理(GLP)や医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準(GMP)を対象とした FDA 規制など、業界標準と規制要件をラボが確実に遵守できるようにします。これには、データ変更の追跡と監査、データの完全性の維持、および文書管理の機能が含まれます。
- 分析と報告: これらのシステム内の高度なデータ分析ツールにより、科学者は生成された大量のデータを解釈し、情報に基づいた意思決定を下すことができます。また、調査結果を効果的に提示するための堅牢なレポート・ツールも提供します。
- ナレッジ・マネジメント: ラボ・インフォマティクス・システムで、ライフサイクル全体にわたりデータを管理することで、知識を保持し、将来の研究開発活動に利用できるようになります。
ラボでは、さまざまな種類のソフトウェアが使用されています。BIOVIA はラボ・インフォマティクス向けの包括的なソフトウェア・ソリューション群を提供しています。単一のデータ・モデルを活用できるようになっているため、研究者たちのワークフローがシームレスになります。したがって、その場限りのやり方で各種システムを複雑に絡み合わせるような事態を避けることができます。BIOVIA ONE Lab の主なコンポーネントには次のものがあります。
- BIOVIA Scientific Notebook: このクラウドネイティブ・ソリューションにより、研究者は実験データを一元的に取得、整理、共有できます。コラボレーションを促進し、データの整合性を確保し、記録管理を簡素化します。
- ONE Lab LIMS (ラボ情報管理システム): このコンポーネントは、ラボのワークフロー全体を通してサンプル、タスク、装置、およびデータを管理します。タスクを自動化し、サンプルを追跡し、法規制コンプライアンスを確保します。
- ONE Lab LES (ラボ実行システム): このモジュールは、ラボ実験の計画、スケジュール、および実施に役立ちます。ワークフローを自動化、エラーを削減、バッチ・リリース・プロセスを合理化します。
- ONE Lab Inventory Management: このコンポーネントは、ラボの消耗品、化学物質、および試薬を追跡します。これにより、材料の入手可能性が確保され、無駄が最小限に抑えられ、在庫管理が簡素化されます。
- ONE Lab Equipment Management: このモジュールは、較正スケジュール、メンテナンス・ログ、サービス・リクエストを含む、ラボ機器を管理します。機器からのデータ収集を自動化し、機器の使用率を向上させます。
- Materials Registration: このコンポーネントは、化学物質、生物学的実体、参照基準を含む、ラボで使用されるさまざまな材料の登録と管理を容易にします。
その他の情報
BIOVIA のソリューションの詳細
経営規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、BIOVIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な BIOVIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
ソフトウェアやハードウェアの資格認定、ソフトウェアのダウンロード、ユーザー・マニュアル、サポート連絡先、サービス・オファリングに関する情報はこちら