- 分配係数
- 固体、液体、気体の溶解度
- 解離定数 pKa および pKb
- 蒸気圧および沸点
- 気体-溶媒の相分離およびヘンリー定数
- 溶媒和の自由エネルギーおよび反応化学
- 引火点
- 大気寿命(OH ラジカルの反応性)
- QSPR を用いる吸着および複雑な相分配
溶媒スクリーニング機能を使用すると、最適な溶媒と最良の逆溶剤を同定でき、さらには抽出プロセスや下流プロセス用の溶媒を厳選できます。大規模な溶媒データベースのバーチャル・プレスクリーニングを実行した場合、必要とされる測定データの数を削減でき、未知の化合物候補の発見に役立てることもできます。
水および多数の非水溶媒における酸と塩基の解離定数 pKa および pKb を定量的に予測できます。BIOVIA COSMOtherm の手法では、インクリメントやグループ・パラメーターに依存せずに、新しい複雑な多官能化合物の pKa および pKb を予測できます。
TURBOMOLE による高レベルな量子化学手法と BIOVIA COSMOtherm による溶媒の自由エネルギー予測を組み合わせて、反応メカニズムを調査できます。半定量的な方法で平衡定数や反応速度定数も予測できます。この方法を使用すると、反応に最適な溶媒を選択することも簡単です。
相分配や相転移といった複雑な特性が分子の熱力学平衡特性に直接結びつかない場合でも、間接的にモデリングできます。BIOVIA COSMOtherm によって提供される特殊な記述子を使用した定量的構造物性相関(QSPR)モデルでは、土壌吸着、活性炭などの複雑なマトリックスへの吸着、 physiological partitioning のような特性や、粘度などの部分的な動的特性を記述できます。
BIOVIA COSMOtherm は、液体溶媒や空気溶媒の分配係数や、液体、固体、気体の溶解度、ヘンリー定数、蒸気圧といった基本的な熱力学平衡特性だけでなく、農薬化学エンジニアにとって価値の高い純粋化合物と混合物の多数の有益な特性も提供します。純粋化合物の引火点と大気寿命(OH 基反応性による)は、直接確認できます。