BIOVIA COSMOtherm
量子化学的に生成された電荷密度表面による高度な COSMO-RS の実装
液体の熱力学特性予測
BIOVIA COSMOtherm は、量子化学と熱力学を独自の方法で組み合わせた、液体の特性予測計算向けユニバーサル・ツールです。ほぼすべての純粋な液体や混合液のほとんどの分子について、温度を変えて化学ポテンシャルを計算します。たとえば、特定の液体環境が分子にとってどの程度適切であるかを予測します。これは、産業用途や学術研究で必要とされる溶解度、分配、蒸気圧、完全な相図など、多くの特性を予測する場合に重要です。
利用可能な他の数種類の手法と異なり、BIOVIA COSMOtherm では、熱力学の一貫した方程式を適用することで、特性を濃度および温度の関数として予測できます。
特長
- 物性を予測可能
- すぐに使える
- 複雑性の低さ
- 適用範囲
物性を予測可能
- 液体、固体、気体の溶解度
- 活量係数、二相分配(LogP など)、液体抽出
- 異なる混合物の配座異性体の関連性
- 相挙動: 液液、気液、固液平衡
- 蒸気圧、溶媒和の自由エネルギー、ヘンリー定数
- pKa、溶媒の化学反応平衡の依存関係
- 平らな液液界面へのエネルギー輸送
- ミセルおよび膜の分配
- 界面張力、吸着、環境特性
すぐに使える
BIOVIA COSMOtherm の特長は使いやすいグラフィカル・インターフェースです。研究に集中でき、ソフトウェアに気を取られることが少なくなります。さらに、完全に入力ファイル指向のコマンド・ライン・バージョンは、既存のワークフローやバッチ処理とシームレスに統合できます。BIOVIA COSMOtherm の最も大きなメリットは、汎用性と予測性の高さです。いったんワークフローに統合してしまえば、ほぼすべての有機化合物に適用でき、足りないパラメータや特定の問題への適用性を考える必要はありません。
複雑性の低さ
- 力場シミュレーション、UNIFAC、状態方程式のようにパラメータを使用しない
- 計算対象に固有の設定は使用しない
- フィッティングによる予測をしのぐ精度
- 多機能であり、複雑な化合物に最適
- 数秒または数分で結果を提供
- (時間のかかる DFT (密度汎関数理論)計算は、各分子に対して一度だけ実行する必要があります。結果は保存され、それを後ですべての特性および混合物に再利用できます)
適用範囲
- 臨界点よりも十分下の非圧縮性液体に限定
- 気相の化学ポテンシャルは理想気体に対してのみ有効
- ポリマーの予測は、低分子の溶媒としてのみ可能
- イオンの長距離相互作用は考慮しない(デバイ・ヒュッケル項など)
さあ、始めましょう
COSMO により化学の世界は変化しています。BIOVIA で一歩先を行く方法を発見しましょう。
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