ESG:社会
仮想世界がポジティブな影響を社会にもたらし、当社の人材と多様性が破壊的なイノベーションの原動力になることを確信しています。
ダイバーシティ&インクルージョン
世界中の197の拠点において136の国籍で構成される22,500人を超える従業員を擁するダッソー・システムズは、その多様なワークフォースとインクルーシブな環境の維持に取り組み、真に破壊的なイノベーションを発案および実現しています。
ダッソー・システムズは、人にメリットをもたらす有意義なプロジェクトに取り組み、知識の共有を促進することで、従業員の創造性と充実したチーム環境の実現に努めています。
企業行動規範および社会的責任ポリシーが、倫理的なビジネス慣行へのコミットメントの枠組みとなっています。
あらゆる状況において同僚、顧客、パートナーに敬意を持って接する必要があること、あらゆる形態の差別、ハラスメント、脅迫のない職場環境を提供することを約束しています。採用、研修、昇進、任命、その他の業務に関連する決定は、各従業員の資格、才能、業績、および弊社の職業上の動機に基づいて行われます。
ダッソー・システムズの企業行動規範
採用、研修、昇進、配属、その他の雇用の決定は、資格、才能、業績、その他の業務上の動機に基づいて行われます。執行役員および執行委員会メンバーの年間変動報酬の一部は、性別の代表性を含む複数基準のESG指標に基づいています。当社の現状および将来の目標
- 取締役会における女性の割合:50%
- 経営陣に占める女性の割合:38.5%。2027年の目標は40%前後
- ピープル・マネージャーに占める女性の割合:22.6%、2027年の目標は30%
市場において効果を発揮するには、組織内にその市場を代表する人材が必要です
。ダイバーシティ&インクルージョンを奨励するために、世界各地でさまざまなイベントを開催しています。また、社内外で認識度や意識を高めるために、各地域で推進者が活動を支援しています。
ダッソー・システムズの取り組みに関する例:
ジェンダー
10年以上にわたり、3DS WIN(女性イニシアティブ・ネットワーク)が、ダッソー・システムズ社内の女性従業員の能力開発を奨励、促進およびサポートしています。性別に関係なく誰もが参加できる数多くのイベントを毎年開催して、ジェンダーの多様性とインクルージョンを推進して、従業員同士だけでなく、他社の代表や、 Assises de la Paritéや女性フォーラム・グローバル・ミーティングなどの女性ネットワークと協力する機会を創出しています。
さらに、女性従業員がSTEMキャリアを探求および準備することを奨励するグローバル・プログラムを支援することにより、採用段階以前から男女平等の取り組みを行っています。
プライド
地域の行動計画により、LGBTQIA+コミュニティおよびアライを支援しています。以下はその一例です。このブログ投稿でさらに多くの事例をご覧いただけます:
- 2017年以降、米国ではPRIDE(Professionals Inspiring Dignity and Equality)という委員会が運営されており、啓発活動、LGBTQIA+メンバーとそのアライのためのメンタリング、多様な人材の採用・確保に積極的に取り組むなど、さまざまな活動が実施されています。
- 2020年に発足したレインボー・ネットワークは、英国、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、アイルランド、リトアニアの各拠点において、社内会議や昼食会など、プライドに焦点を当てたイベントを定期的に開催しています。
- Diversity, Inclusion and Belonging Champion Programにより、従業員がLGBTQIA+支援のアクション・プランの策定、年間イベント・カレンダーの決定、イベントの積極的な開催・指導に参加できるようにしています。
障がい者
ダッソー・システムズは、長期的かつさらにインクルーシブな障害者協定に取り組んでいます。ドイツ、英国、オランダ、米国、カナダ、日本、韓国、フランスなど、多くの国々でインクルーシブな職場環境の整備を奨励する取り組みが展開されており、フランスでは6年連続で以下の協定を締結しています:
- 障害者の職業的統合に対する企業のコミットメント促進
- 障害者の主な雇用面を強化する:初期研修、雇用可能性、アクセシビリティ、キャリアアップ、持続可能性
- 価値と協定の実施を支援するための従業員の関与
- 障がいに対する従業員の認識を変える、特に目に見えない障がいや例外的な障がいについて、
- 社内での独自性の価値を重視して、イノベーションを活用。
持続可能性のための従業員エンゲージメント
ダッソー・システムズでは、気候変動という課題への積極的な貢献を社員に促すために、毎年LEAP for SUSTAINABILITY@3DSと呼ばれる社内イノベーション・プログラムを実施しています。従業員一人ひとりが、お客様がより持続可能な世界を実現するために役立つ、ダッソー・システムズの新しいソリューションによるアイデアを提案しています。
2022年には、何千人もの社員がClimate Freskワークショップに参加しました。これは、気候変動の起源と影響について理解を深めるための独自のアプローチを示す半日のセッションです。
ワークショップに参加した従業員の感想。
すべての同僚が知識を深め、それぞれの専門的および個人的な範囲内で、私たちが共有する気候変動に関する課題に対して行動を起こすことができるように努めています。Climate Freskなどのトレーニングを提供することで、私たちは企業および集団として、気候変動問題に関する知識を持ち続けて、持続可能性の価値を製品だけでなくオペレーションにも取り入れ続けることができます。
従業員の健康と福利厚生
2021年10月、より質の高い労働環境を創出および実現するというミッションを支援するために、We Care for Your Healthを立ち上げました。私たちは、従業員の健康が常に第一であると信じています。この取り組みには2つの主な目標があります。
- 予防医療と精神的健康に重要な役割を果たす身体活動を促進する啓発キャンペーンへの投資
- 病気のさまざまな段階において従業員をより良くケアして、社内での職務を続けることができるように、既存の業務、管理行動、慣行を変革
病気を患った従業員に良好かつ適切な環境を提供することは、連帯と配慮の行為と弊社は考えています。私たちは特に、がんや慢性疾患に罹患したまたは罹患しているすべての従業員が、治療中に社内でサポートと安らぎを得られるようにすることを目指しています。従業員が必要なケアを受け、可能な限り回復できるように、安全な環境を作ることが何よりも優先されます。弊社は、We Care for Your Healthを通じて、職場における病気の影響に対する認識と理解も深めています。
従業員の知識とノウハウ
「学ぶことに情熱を注ぐ」ことは、弊社の価値観のひとつです。弊社は、3DEXPERIENCE Universityを通じて、社員に研修、知識習得体験、現場での専門知識、社会的学習などのポートフォリオを提供しています。2022年には従業員の98.7%が研修を受けたことを誇りに思っています。
このような取り組みの成果を示す数字:2022年の従業員の「プライド」および「満足度」の指数は82%でした。
労働基準
ダッソー・システムズは、すべてのビジネス関係において、倫理的かつ誠実な行動に責任を果たしています。これには、ビジネスやサプライヤーとの関係から隷属性や人身取引を排除する具体的な措置が含まれます。
3DEXPERIENCE Edu
3DEXPERIENCE Eduは、職場で活用できる知識やノウハウを従業員に提供する、まったく新しいタイプのアプローチです。ダッソー・システムズは、この取り組みを通じて、持続可能なイノベーションに必要な業界スキルを学んで身に付けることを支援しています。ダッソー・システムズは、独自の卓越性、個々のパフォーマンス、目的をユーザー・コミュニティで結び付けて、誰もが楽しく学べるインクルーシブな環境を提供しています。
La Fondation Dassault Systèmes
La Fondation Dassault Systèmes(ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ)は、バーチャル・ユニバースをより持続可能な社会を実現することに努め、以下の分野のトランスフォーメーションに貢献しています:
- 教育分野においては、科学技術分野における新しい革新的な学習方法の開発を支援し、3D教育コンテンツの作成とその普及を促進および共有することで、あらゆる教育レベルでのイノベーションと持続可能な開発の成長に貢献しています
- 研究分野においては、研究者が知識の限界を越えて、経済、社会、環境面における課題に対処できるソリューションを提供しています
- 科学的な遺産面においては、科学者が科学遺産を保護し、次世代に継承および活用する、より優れた方法を見い出しています
関連コンテンツ
企業倫理・コンプライアンス
倫理的で持続可能な成長を追求することが、ダッソー・システムズの基本的な価値観であり、CSRポリシーの柱のひとつです。
従業員
世界136ヵ国において22,500人以上の従業員が勤務しています。持続可能な未来を創案している、当社の従業員についてご覧ください。
ESG:ガバナンス
倫理的で持続可能な成長を追求することが、ダッソー・システムズの社会的責任のポリシーであり、より広範な持続可能性戦略の柱のひとつです。
ESG:環境
環境フットプリントの削減(サプライチェーン全体を通じての活動の影響を含む)が優先事項です。