アセンブリー
拡張現実によるアセンブリー・サポートを使用して製造プロセスを改善する
製品にデジタル・アセンブリー手順を直接重ねて表示する
固有または可変の構成を持つ複雑な製品の場合、アセンブリーや製造の作業が困難になることがあります。残念ながら、現在の製造プロセスは、必ずしもこのプロセスをサポートできるように調整されているわけではありません。これは、サイクル・タイムの長期化、エラーのリスク、スキル強化の難航、トレーサビリティーの欠如につながります。
DELMIA Augmented Experience は、オペレータのアセンブリー作業を支援する拡張現実ベースのソリューションです。3D 視覚化と拡張現実テクノロジーにより、プロセス全体で手順を追ってガイドし、仮想情報を実際の環境に重ね合わせて、デジタル・アセンブリー手順を製品に直接表示します。
また、現場の業務から効率的かつ確実にデータを収集できるため、生産活動のトレーサビリティーとドキュメントの客観性を確保できます。
その結果、メーカーは「最初から適切な設計」を実現し、生産業務の生産性と品質を向上させることができます。
- レイヤーとテンプレートの置き換え
- 複雑な機器のアセンブリー
- 固定要素のアセンブリー・サポート
- 塗装作業のサポート
コピーおよびテンプレートのシステム(2D のトレーシング・ペーパーの図面)を使用して小さい要素を配置する準備段階は、時間のかかる単調な作業が多く、複雑な穿孔作業や切削作業、高いテンプレート・コストも伴います。DELMIA Augmented Experience for Assembly は、2D レイヤーを構造に直接投影するデジタル・テンプレートに置き換えることで、プロセスを改善します。オペレータは、ピン、ハーネス、面ファスナー、レジスタ、構造部品などの要素の位置を確認できるため、エラーが減り、数日かかっていた準備作業が数分に短縮されます。
複雑な機器のアセンブリーでは、不確定要素のある多くの作業(リベット、穴あけ、ファスニングなど)が必要です。こうした作業はオペレータにとって非常にわかりにくく、エラーの原因になる可能性があります。拡張現実で 3D の指示を段階的に視覚化し、3D モデルと作業手順をアセンブリー対象の機器に直接重ね合わせることで、簡単に作業できます。オペレータが手順を簡単に理解できるため、エラーを減らし、短期間でスキルを向上させることができます。
複数の固定要素や結合要素を、可変または固有の構成に応じて構造の適切な場所に配置することは複雑な作業であり、コストのかかるエラーにつながる可能性があります。代わりに、拡張現実で投影システムや画面表示を使用して、各要素の正しい位置やリファレンスをアセンブリー対象機器に直接映し出せば、オペレータが最初から適切にタスクを実行できます。これにより、生産品質と生産性が向上し、オペレータが快適に作業できます。
大きなサーフェスで塗装作業を行うには、まず特定のゾーンを正確に保護する必要があります。この準備には時間がかかることが多く、マスキング・エリアと塗装ゾーンの正しい識別が困難な場合があるため、エラーのリスクが高くなります。DELMIA Augmented Experience for Assembly を使用すると、拡張現実を通じてマスキング・エリアと塗装エリアがサーフェスに直接投影されるため、オペレータがタスクを正確に実行できます。
さあ、始めましょう
製造とオペレーションの世界は常に変化しています。DELMIA で一歩先を行く方法を発見しましょう。
その他の情報
アセンブリー用の拡張現実に関する FAQ
オペレータは紙のシートを使う代わりに、デジタル形式の作業指示をアセンブリー対象パーツに直接重ねることで、複雑なアセンブリー作業を効率的に実施できます。拡張現実(AR)で表示される情報により、要素の位置を正確に把握できるため、アセンブリー作業中のエラーのリスクが軽減され、生産品質と生産性が向上します。
拡張現実(AR)テクノロジーは、作業指示をデジタル化し、アセンブリー対象のパーツに直接投影することで、マニュファクチャリング・アセンブリーに変革をもたらします。ユースケースには、複雑な機器のアセンブリー、生産前のアセンブリー、ケーブル/ハーネスの配置などがあります。
拡張現実によるアセンブリー作業の促進については、当社のブログをご覧ください。
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