Multi-Discipline Engineering
複合領域エンジニアリングのための全体包括的ソリューション
あらゆる領域でユーザーの生産性を向上
持続可能性とデジタル・トランスフォーメーションは、市場の期待だけでなく、さまざまな新技術におけるイノベーションの中心にもなっています。この複雑な状況に注意深く対応するには、安全性、法規制適合性、信頼性を備えるトレーサビリティーが必要です。これを満たすのは、機械、電気、流体、シミュレーションの領域のエンジニアが一元管理された情報を用いてコラボレーションできる、複合領域対応のマルチ CAD デジタル・モックアップです。
ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォームは、情報の一元管理とリアルタイム・コラボレーションで真の「デジタルな連続性」を提供します。運用が簡素化されるため、お客様は自社が最も得意とすること、すなわち、前例のないイノベーションをもたらす画期的技術の開発や、クラス最高のマシンの設計・製造に注力できます。
あらゆる製造方法に対応する柔軟性
製造業の人材不足は、パンデミックによって深刻化しました。製造知識が引き継がれていない中、エンジニアは製造可能性を評価できる高品質のツールを求めています。
プラスチックや複合材、その他の材料のパーツも、CATIA におまかせください。射出成形、鋳造、プレス金型、板金曲げ加工、溶接、3D プリントなど、多種多様な製造過程に対応します。また、ベストな製造方法を判断するためのコスト見積りもご提供します。
すべてを 1 つにするファスナー
ファスナーは製品開発プロセスに欠かせない要素です。A-VE やスマートシティなどを含めて現在の市場動向を考慮すると、システムの全般的な複雑化が、製品開発に直接的な影響を及ぼしつつあります。市場の急速なペースに対応するには、従来型の設計方法や製造方法では不十分です。
3DEXPERIENCE プラットフォームは、CATIA 3DEXPERIENCE ファスニング・アプリケーション(定義および管理)を通じて、ファスナーの定義/管理からシミュレーション、製造まで、エンドツーエンドのコネクテッド・エンジニアリング・ソリューションを提供します。
CATIA Multi-Discipline Engineering ソフトウェア製品は、作業の短期化と効率化に必要なすべてのアプリケーションを、3DEXPERIENCE プラットフォームで動作するロールとしてパッケージ化したものです。組織における役割に基づき、パッケージをお選びいただけます。
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コネクテッド・エンジニアリングに関する FAQ
エンジニアリングは、製品設計プロセスと、それを現実化する製造プロセスの間で橋渡し役として機能します。エンジニアは、テクノロジーと製造方法の両方を理解することにより、効率的で高品質な製造を可能にします。
1.適切なテクノロジーの選定:
- エンジニアは、製品の設計特性と材料特性(プラスチックや複合材など、電子メールに記載されている内容)を解析し、その結果に基づき、射出成形、鋳造、スタンプなどのオプションから、最適なマニュファクチャリング・プロセスを選定します。それぞれのプロセスに、独自のテクノロジー・セットがあります。
2.プロセスに向けたテクノロジーの最適化:
- プロセスを選定した後、エンジニアは選定したテクノロジーが効果的に機能するようにするため、次のような作業を行います。
- 鋳造か射出成形かによって、モールドの設計や変更を行います。
- 溶接や原材料運搬用のロボットをプログラムします。
- 材料特性と目標強度に基づき、3D プリントのパラメータを設定します。
3.CATIA ソフトウェアの使用:
- CATIA は次のことを支援します。
- 特定のマニュファクチャリング・プロセスに適したパーツの設計。
- マニュファクチャリング・プロセスのシミュレーションによる潜在的問題の特定。
- 3D プリント用ツールパスの生成。
4.コスト見積りと意思決定:
- エンジニアは、テクノロジー・プロセスとマニュファクチャリング・プロセス両方の知識を活用して、製造コストを試算します。これは、製品ごとに最もコスト効率の良い方法を選択するのに役立ちます。
エンジニアリングは常に、多岐にわたる分野で科学の進歩と作用し合い、テクノロジーの導入や改善を行っています。科学の進歩をエンジニアリングで考慮できる方法は、いくつかあります。
1.学際的な相乗効果: CATIA は、物理学、材料科学、生物学などさまざまな分野において、エンジニアと科学者のコラボレーションを促進します。こうしたコラボレーションの結果、エンジニアリング・ソリューションで最新の科学的発見を活用できるようになります。
2.研究の統合: CATIA を活用したエンジニアリング企業や学術機関は、研究開発(R&D)を実施し、新しい科学的知見をプロジェクトに統合します。多くの場合、CATIA のツールや機能は、研究成果を実用的なエンジニアリング・ソリューションに転換するために使用されます。
3.材料イノベーション: CATIA を導入すれば、エンジニアは材料科学の進歩を自社の設計に組み込めるようになります。ナノマテリアルや複合材を使用する場合でも、CATIA は性能と耐久性に優れた製品の開発を支援します。
4.シミュレーションと解析: MODSIM アプローチを導入すると、エンジニアは CATIA と SIMULIA の高度なシミュレーション機能とモデリング機能を利用して、複雑な科学現象を再現できます。これにより、設計の最適化や正確なパフォーマンス予測が可能になります。
5.生物にヒントを得た設計: CATIA を使用すると、エンジニアは自然からインスピレーションを得る生物模倣の考え方で、エンジニアリングの課題を解決できます。CATIA は生物学的原理の再現を通して、多彩な用途に使える革新的な設計の作成を支援します。
6.データに基づく意思決定: エンジニアが大規模なデータセットを分析できる CATIA は、データ駆動型の設計を促進します。データ解析を活用することで、エンジニアは経験的証拠に基づきプロセスを最適化したり、パフォーマンスを向上させたりできます。
その他の情報
CATIA のソリューションの詳細
組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、CATIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な CATIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
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