流体エンジニアリング

コラボレーティブな製品開発プラットフォームで、規格に準拠したエンドツーエンドの流体システムを設計する

完全準拠の流体システムの開発スピードを上げる

流体システムは、パイピング、配管、HVAC など流体の処理や輸送、場合によっては流体を通して電力を伝送することを目的として設計されています。これらのシステムは、用途に応じて異なる材料から製造できます。材料とフローの特性はプロセスに沿って変化する可能性があるため、流体システムの設計はさまざまな標準と仕様によって管理されます。これにより、使用状況に応じた厳格な体系化、分類、コンプライアンス確保が可能になります。

3DEXPERIENCE プラットフォームでは、パイピング、配管、HVAC の各システムのライフサイクル管理が可能です。プロセスとの迅速かつ容易な統合により、製品イノベーションのコラボレーションによる投入を加速させます。また、複雑なシステムを管理する能力も強化されます。

標準化により複雑さを解消する

製品/プロセスの複雑さが増しているため、流体システム・メーカーは標準化アプローチを採用しています。その結果、規制遵守だけでなく、エンジニアは絞り込まれた検証済みのオプションを利用できるようになりました。

CATIA 3DEXPERIENCE Fluid Engineering ソリューションは、こうした標準や仕様の導入をサポートします(Engineering Specifications Editor、データ・セットアップ・アプリケーション、ライブラリ/カタログを使用)。サイト管理者は、プロジェクトのエンジニアがその業界に関連する特定の標準セット内で作業させることができます。これにより、より高い水準のコンプライアンスを確保できます。

包括的なエンドツーエンドのコラボレーション・プロセス

2D 回路図では、効率的な 2D ツールを使用して簡単かつ迅速に回路図を作成できます。予備的なブロック図や高度な PFD、複雑な P&ID など、回路図ツールはさまざまなレベルの複雑さに対応するだけでなく、複数の分野にわたるデータ・オブジェクトにも対応します。

2D 図面と 3D 設計との同期化

3D 流体エンジニアは、回路図が準備できていなくても早期に作業を開始できるため、時間を節約できます。適切な完成度マイルストーンに沿って、2D 設計と 3D 設計を同期し、完全性とトレーサビリティーを確保できます。

自動化と最適化による高度な 3D 設計機能

Fluid 3D Systems Designer ツールは、エンジニアが機器を配置し、流体ネットワークを効率的に作成するのに役立ちます。強力な形状機能と堅牢なコンプライアンス・メカニズムにより、目標を達成することができます。さらに、設計の自動化により、生産性が向上し、エラーが減少します。

製造に対応

設計の工程は 3D 設計で終わらず、特定の要件に応じて製造成果物を簡単に生成できます。製造成果物には、スプール製造図面、アセンブリー図面、エンジニアリング BOM、製造 BOM、レポートなどがあります。

CATIA Fluid Engineering ソフトウェア製品は、3DEXPERIENCE プラットフォームでロールとしてパッケージ化されており、必要なアプリケーションすべてをすぐに利用できるため、迅速かつ効率的に作業を進めることができます。組織におけるお客様の役割に対応するパッケージをお選びください。