GEOVIA サポート

ダッソー・システムズ・ライセンス・サーバー

ダッソー・システムズによって開発されたライセンスシステム

DSLS の導入には、次のような複数の利点があります。

• 「ソフトロック」システム - 物理的なドングルやセンチネルは関連付けられていません。
• ドングルが発送されるまで待つ必要がないため、お客様はすぐに起動して実行できます。 
• ドングルの紛失、盗難、損傷、および交換品の発送を心配する必要はありません。
• ライセンスを簡単に管理し、使用可能なライセンスのリストから選択し、ライセンスをオフラインにすることができます。

Surpac、MineSched、Whittle DSLS 機能は、モジュールではなく GEOVIA のロールでライセンスされています。 DSLS でモジュールをサポートする予定はありません。DSLS で使用可能な既存のロールのリストを次の表に示します。

DSLS には、ローカル・ノード・ロック、ネットワーク・コンカレントおよびマネージドの 3 つの導入オプションがあります。 

ローカル・ノード・ロック

ローカル・ノード・ロックでは、ロール機能をライセンスするためにライセンス・ファイル(LIC)が Surpac/MineSched に登録され、ソフトロック ComputerID を使用して 1 台のコンピュータにロックされます。これは GEOVIA ローカル・ローミング・ライセンスに最も似ていますが、1 台の物理コンピュータに制限されています。

ネットワーク・コンカレント

ネットワーク・コンカレントでは、ロール機能をライセンスするためにライセンス・ファイル(LIC/LIC)が DSLS に登録され、ソフトロック ComputerID で 1 台のコンピュータにロックされます。 Network License Manager を使用した GEOVIA Network ライセンスに最も似ていますが、1 台の物理コンピュータまたは 1 台の TMP 2 搭載の Hyper-V 仮想マシンに制限されます。

マネージド 

マネージド DSLS(マネージド・ライセンス・サービス)では、GEOVIA クライアントのライセンスはダッソー・システムズのクラウド・データ・センターによって完全に管理されるため、企業は物理サーバーを割り当ててライセンスをインストールする必要がなくなります。  

お客様は、License Server Administration ツールのウェブ・ユーザー・インターフェースを使用して、特定の高度な管理タスクを実行できます(URL は DSx.Client Care & Order の自動生成された電子メールで提供)。お客様が実行できる操作は次のとおりです。

• 承認ルールを追加します。
• ライセンス有効期限アラートを設定します。
• ライセンス使用状況情報を取得します。
• パスワードを変更します。
• ライセンス・サーバーに保存されているログを参照します。
• ライセンス・サーバーを停止します。
• ライセンス・サーバーの設定(ポート番号、サーバー名など)を変更します。
• ライセンス・キーを登録および削除します。
• 使用トレースを停止します。
• 統計を有効にします。
• モニタリング・データにアクセスします。

DSLS 分析の詳細については、『Installation and Configuration』ガイドを参照してください

> 今すぐダウンロード

コンピュータ ID/ターゲット ID は、一部ネットワーク・アダプタに基づいています。コンピュータ ID/ターゲット ID の作成時に使用されているネットワーク・アダプタは、ライセンス使用時にアクティブである必要があります。 たとえば、[コントロールパネル]または[設定]でネットワーク・アダプタを無効にした場合、オペレーティング・システムで認識されず、ダッソー・システムズ・ライセンスは認識することができません。

ユーザーが営業担当者にコンピュータ ID/ターゲット ID を提供し、ライセンスが作成されます。ライセンス LIC/LICZ は、コンピュータ ID/ターゲット ID を生成したコンピュータにロックされており、別のコンピュータでは動作しません。

ネットワーク・ライセンスの場合、ライセンス・コンピュータ ID/ターゲット ID はライセンス・サーバーをホストしているコンピュータにロックされます。 ノード・ロック・ライセンスの場合、Surpac または MineSched がインストールされているコンピュータ(ラップトップまたはデスクトップ)からコンピュータ ID/ターゲット ID が生成されます。

ID/ターゲット ID を生成するための手順については、https://www.3ds.com/terms/software-keys/ を参照してください。 すべての有効なターゲット ID の形式は次のようになります。3 文字の後に「-」が続き、その後に 16 進数文字[0-9][A-F]が続きます。 

例: 「JZR-423010145B64B1A4」

必要に応じて、このプロセスが説明されたビデオをご覧ください。

> DSLS ターゲット ID チュートリアル

はい。Surpac を実行している場合は、[ファイル(File)]＞[ライセンスの変更/検査(Change /Inspect License)]を選択します。

MineSched では、[設定(Settings)]＞[ライセンス管理(License Management)]を選択し、[ダッソー・システムズ・ライセンス(Dassault Systemes Licensing)]が選択されていることを確認してから、[構成(Configure)]をクリックします。

表示されるフォームの右側には、[コンピュータ ID (Computer ID)]というフィールドがあります。この領域に、このコンピュータに関連する「コンピュータ/ホスト ID」が表示されます。

ソフトウェア・ライセンス・キーをリクエストするには、お客様の代わりにダッソー・システムズの販売担当者または販売代理店が、ダッソー・システムズの注文システムにライセンス・キー・リクエストを提出します。 販売担当者または販売代理店に、お客様のコンピュータ ID/ターゲット ID 情報を知らせる必要があります。

または、https://www.3ds.com/terms/software-keys/にアクセスして手順に従うこともできます。 

ライセンスがロックされているコンピュータを変更する場合は、ライセンスのために新しいコンピュータに別のコンピュータ ID/ターゲット ID を作成し、販売担当者または販売代理店から変更リクエストを行う必要があります。

緊急ライセンス・キーは、お客様側で技術的な緊急事態が発生した場合にのみ発行されます。また、お客様の既存のインストール・ベースにある商用ライセンス向けにしか発行できません。 

このサービスは、年中無休で 1 日 24 時間、納期 4 時間でご利用いただけます。お客様または販売店は、ライセンス・キー・リクエスト・フォームに記入し、ds.emergencykeys(at)3ds.com まで電子メールで送信する必要があります。   

次のオプションをご利用いただけます。

1. 3ds.com のウェブ・サイト(https://www.3ds.com/support/documentation/resource-library/single/dassault-systemes-license-server-and-license-keys/)にアクセスし、DS Passport の資格情報でログオンします  
2. DS Passport 資格情報を使用して https://software.3ds.com/ にログオンし、[3DEXPERIENCE と V6 (3DEXPERIENCE and V6)]ボタンをクリックしてダッソー・システムズ・ライセンス・サーバー(DSLS)をダウンロードします

License Server Administration ツールのユーザー・インターフェースは英語のみで、翻訳されていません。

DSL SDK API によって返されるエラー・メッセージは英語のみで、翻訳されていません。

MineSched または Surpac で作成されるテキスト・エラー・メッセージは英語、中国語、ロシア語に翻訳されています。 

エラー・メッセージは、言語固有のユーザー名などを表示や理解できるようにするため、NLS (National Language Support)パラメータをサポートしています。 このパラメータは、クライアント側とサーバー側の両方でロケール固有の動作を決定します。たとえば、ロシア語のユーザー名は DSLS によって認識されます。 

はい。Surpac/MineSched/Whittle の複数のオープン・インスタンス(セッション)は、1 つのネットワークまたはノード・ロック・ライセンスのみを使用します。

ユーザーが GEOVIA ライセンスを使用している場合、SclLicenseManager ライセンス・コマンドを使用したサードパーティーの Surpac スクリプトは引き続き正常に動作します。DSLS 用のこのコマンドのバージョンはまだ開発中です。

TPM 2.0 搭載の Hyper-V 仮想マシンのみがサポートされます。トラステッド・プラットフォーム・モジュール(TPM)は、セキュアな暗号プロセッサのための国際標準であり、プラットフォームのハードウェアの整合性を保証する一方法です。

TPM 2.0 がないと、DSLS を VMware または Hyper-V にインストールできません。

TPM 2.0 がないと、VMware または Hyper-V でコンピュータ ID /ターゲット ID を作成できません。

現時点において、ダッソー・システムズでは VMware 仮想マシンをサポートする予定はありません。

お客様は、仮想マシン(Hyper-V または VMware)に Surpac/MineSched をインストールしてダッソー・システムズのネットワーク・ライセンスを使用することはできますが、そのライセンスをオフラインにしたり、ノード・ロック・ライセンスを使用したりすることはできません。

特定の状況では、お客様はセンチネルを返品します。 センチネルのすべての製品が DSLS に移行している場合は、当社はドングルを回収します。

マネージド DSLS は、現行のサポートの下、お客様に無料で提供されています。 

いいえ。ライセンスのサポートが更新されない場合は、対応するマネージド DSLS ライセンス・キーをオンプレミス DSLS ライセンス・キーに移行する必要があります。

いいえ。マネージド DSLS にはターゲット ID は必要ありません。