DigitalROCK

デジタル空隙スケール・シミュレーションのための予測テクノロジー

DigitalROCK - 気孔スケール・シミュレーション

DigitalROCK® は、SIMULIA のクラス最高の格子ボルツマン物理学を基盤とし、相対浸透率をデジタルによる気孔スケールでシミュレーションする、信頼性の高い初めての予測技術です。貯留岩を通る石油と水のような二相の流体の流れを正確にシミュレーションする機能は、石油・ガス業界のトップ企業との共同開発であり、いろいろな場面で有効性が実証されています。電気自動車メーカーなど、バッテリーの主要ユーザーは、DigitalROCK を使用してバッテリー・セルの微細構造を特性評価することもできます。

クラウド上の Web ベースのアプリケーションとして利用可能な、合理化された DigitalROCK ワークフローを使用すると、画像から結果まで、簡単かつ効率的に進めることができます。シミュレーションを必要とするエンジニアにとって、かつてないほどデータを利用しやすい環境です。ユーザー・インターフェースは簡単かつ直観的です。クラウド型なので、インフラストラクチャ、ハードウェア、IT の問題がなく、先行投資を最小限に抑えられます。

特徴と利点
主な機能
アプリケーション・ソリューション

DigitalROCK の特徴と利点

岩石から結果を得るまでの最短の経路である DigitalROCK アプローチは、コア全体、側壁/ロータリー・コア、さらには削りくずのサンプルを画像化することからスタート。画像をアップロードし、選択した解析を実施した後、結果を探索し、計算された石油物理学特性と 3D 表現を閲覧。その結果としては次のものがあります。

孔隙解析 - 空隙率、結合孔率、細孔径分布。
MICP 曲線 - コア分析に不可欠な標準水銀圧入毛細管圧力(MICP)試験のデジタル版。
絶対透過性 - 多孔性透過性傾向を評価、多方向解析を実施して異方性を評価。
相対透過性 - マルチフェーズ・フローが特徴の重要貯留層モデル入力、残(トラップ)油を示す。
毛細管脱飽和 - 二次または三次の石油採収に必要なフロー条件を明確化。