SIMULIA Champions 2023
SIMULIA 2023 Champion のご紹介
Benoît Cousin 氏
Eccus SA 社、熱マネージメント担当兼取締役
Benoît Cousin 氏は、スイス連邦工科大学(EPFL)でエネルギー分野を専攻した土木技術士です。主な専門分野は、地下構造物、インフラ(輸送、産業インフラなど)、建築物の基礎の空力・地熱挙動です。この分野で活躍しており、最初に研究者として、その後にコンサルティング・エンジニアとして活動しています。現在は ECCUS 社のディレクターで、ECO Caverns 社の熱マネージメントを担当する他、高等教育機関との関係も担当しています。SIMULIA の使用分野は、換気、冷却、蓄熱の各用途における、空力系と地熱系のシミュレーションを対象とした流体力学および共役熱伝導です。
Benoît Delmas 氏
CEA 社、研究エンジニア
Benoît Delmas 氏は、ENSMA (ポワティエ)で工学を専攻していたときに、Abaqus に出会いました。その後、2008 年の卒業とともに材料学の修士号を取得しました。計算エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、水素貯蔵タンクの複合構造に関する構造および計装の課題に取り組みました。その後、設計事務所に設計エンジニアとして着任。そこで CATIA を使用するようになり、また CAD データベースの管理を任されるようになりました。モデリング業務に対するニーズが同社の中で高まってきたことを受け、計算の問題、特に、接合部のスタディ、実物大オブジェクトのモデル開発、それと並行して計装試験プログラムを担当するようになりました。その後、さまざまな製造プロセス(接合、投射(空圧、プラズマ)、機械加工、プレス)を使用した、複雑な複合材料構成要素の残留応力のモデリングを専門とした後、これらのプロセスのモデリングを担当するようになっています。ここでの目的は、製造対象物の残留応力を低減し、プロセスを最適化したり、新しい材料に適合させたりすることです。このようなケースでは、純粋な熱、機械、熱機械の各分野で Abaqus 計算を実行するだけでなく、接着剤の重合と質量の拡散を調査する必要があります。
Bin Ye 氏
Gac Automotive Research & Development Center 社、風切り音 & 音響パッケージ・サブセクション・チーフ
Bin Ye 氏は、華南理工大学の自動車工学修士課程を修了後、2015 年に GAC Automotive Research & Development Center に入社しました。8 年間、風切り音と音響パッケージのシミュレーションに従事し、現在は NVH 部門の風切り音と音響パッケージ・サブセクションのチーフを務めています。7 年間にわたり PowerFLOW に慣れ親しみ、空気力学や統計的エネルギー手法の工学的な応用を深く理解しています。
Cesare Stocchi 氏
Dallara Automobili 社、シニア構造性能エンジニア兼チーム・リーダー
Cesare Stocchi 氏は、パルマ大学で機械工学の修士号を取得し、その後インペリアル・カレッジ・ロンドンで航空学の博士号を取得しています。博士課程では、Airbus 社向けに複合構造の数値的試験と実験的試験に関する研究を行いました。この経験に基づき、高度な非線形解析に Abaqus を使用し、多重故障アプローチを採用し、専門知識の開発に着手しました。博士課程の修了後、Dallara Automobili 社に構造アナリストおよび設計者として入社。モータースポーツ分野(F1 などのレーシング・カー、スポーツカーなど)、高性能のロード・カー、航空宇宙および防衛プロジェクト向けの金属構造と複合材構造に携わっています。現在、プロジェクトの構造面におけるリーダーとして、また革新的な設計方法論の研究者として活躍しています。学界と産業界で積んだ実績を買われて、Motorvehicle University of Emilia-Romagna (MUNER)の非常勤教授に任命され、3 年間教鞭を執りました。最近では、Isight を使用した学際的なマルチフィジックス・アプローチを使用した、複雑なシステムの多目的な最適化に重点的に取り組んでいます。
Christophe Oulerich 氏
Safran 社、動的シミュレーション手法エキスパート
Christophe Oulerich 氏は、Safran 社の動的シミュレーション手法のエキスパートです。2005 年に設立された Safran 社は、先進的な航空宇宙技術に従事する国際的な産業グループです。同氏とそのチームは現在、新しい航空機エンジンの開発をサポートするマルチボディ手法に取り組んでいます。Simpack は、性能シミュレーションに使用しているソフトウェア・ツールの 1 つです。同氏は、フランス国立工芸院で機械工学の修士号を取得しています。在学中の 2007 年から、Abaqus と有限要素ツールを使い始めました。2017 年には、Safran 社でマルチボディ・シミュレーション・ツールを使い始めました。仕事以外では、ランニング、サイクリング、武道を楽しんでいます
Dana Frye 氏
Joby Aviation 社、シニア機体ストレス・エンジニア
Dana Frye 氏は、Joby Aviation 社の構造・機械アナリストで、より持続可能で効率的な飛行方法の開発に取り組んでいます。Joby Aviation 社に入社する前は、General Dynamics Electric Boat 社に在籍。VIRGINIA、SEAWOLF、COLUMBIA クラスの潜水艦の構造と機械部品を解析していました。10 年以上にわたり、さまざまな SIMULIA ツール(Abaqus、Tosca、3DEXPERIENCE)を使用して、複合材と金属部品の構造的完全性を評価してきました。SIMULIA の構造解析アプリケーションにより、最先端の Abaqus ソフトウェアと、3DEXPERIENCE プラットフォームでの複合材設計とシミュレーション独自の機能のメリットを両方とも享受しています。リーハイ大学で機械工学の学士号を取得し、レンセラー工科大学(RPI)で機械工学の修士号を取得しています。
Douglas Dominick 氏
Edwards Lifesciences 社、シニア・ディレクター
Douglas Dominick 氏は、Edwards Lifesciences 社の先進技術部門で計算モデリング & シミュレーション(CM&S)チームのシニア・ディレクターを務めています。CM&S チームは、世界クラスのエンジニアリング・サービス、テクノロジー、革新的な設計を提供する、計算モデリング業界の専門家で構成されており、構造的心疾患を治療するための最高水準の製品を提供しています。また、Edwards Lifesciences 社の全社的な高性能コンピューティング(HPC)プラットフォームの管理も担当しています。Edwards Lifesciences 入社前は、Dassault Systèmes Simulia Corporation に 8 年間在籍し、シニア・アプリケーション・エンジニア、医療機器・医薬品およびハイテク業界のセールス・チームのテクニカル・リード、3DEXPERIENCE プラットフォームのエキスパート・ソリューション・アーキテクトなど、さまざまな職務を歴任しています。アクロン大学で機械工学の修士号を取得し、数値計算法、破壊力学、ポリマー工学を専攻しています。
Giuseppe Ieropoli 氏
Iveco Spa 社、車両システム・エンジニアリング部門、シニア CAE & 耐久性パフォーマンス・エンジニア
Giuseppe Ieropoli 氏は、トリノ工科大学卒の機械工学エンジニアです。自動車のサスペンション部品の疲労寿命予測をシミュレートするさまざまな手法の比較に関する論文を発表しています。職業人としてのかなり初期の段階から Abaqus (バージョン 6.3)を使い始め、最初は自動車の重要な OEM のコンサルタントとして、そしてその後には CRF (Fiat Research Center)に身を転じています。その後、IVECO Spa 社(Iveco Group の会社)に移り、耐久性パフォーマンス・エンジニアを務め、疲労、エラストマー、デジタル信号処理、構造全般に関するいくつかの方法論を研究しました。現在も、疲労と構造の解析のために Abaqus を使用してシミュレーションに引き続き貢献しています。現実に非常に近い仮想環境で作業しようとする好奇心が、20 年以上にわたり、信頼性の高いシミュレーションと良好な結果を実現するための新しいソリューションを常に見つけようとする原動力となっています。
Jan Hansen 氏
グラーツ工科大学、電子工学研究所、准教授
Jan Hansen 氏は、1995 年にトレント大学(カナダのオンタリオ州ピーターボロ)で数学/物理学の学士号、1998 年にフライブルグ大学(ドイツのフライブルグ・イム・ブライスガウ)の物理学修士号、2003 年にチューリッヒ工科大学(スイスのチューリッヒ)で無線通信の博士号を取得しています。博士号を取得した後、スタンフォード大学の情報システム研究所(米国カルフォルニア州スタンフォード市)に勤務し、デジタル通信理論、チャネル・モデリング、波動伝播の研究に携わっています。2005 年には、Robert Bosch GmbH 社(ドイツのシュトゥットガルト)に入社し、電磁両立性(EMC)の問題解決のために、CST Studio Suite の電磁界計算ソフトウェアを使うようになりました。2005 年以降、EMC および電子シミュレーションの分野で CST Studio Suite/SIMULIA と有意義な交流活動に参加しており、産業用電子機器における電磁界モデリングの理解を深めています。EMC シミュレーションは、今でこそ独自の設計の機会を生み出す重要な資産ですが、2005 年当時はまだ異端のビジネスでした。2022 年、グラーツ工科大学の教授陣に加わり、産業用電子機器の電磁気モデリングの研究を続けています。特に、機械学習手法を使用したシミュレーションの速度、精度、汎用性の向上に関心を持っています。また、未来を背負って立つシミュレーション・エンジニアを育てるために、シミュレーションを使用した電磁気設計を大学教育に採り入れています。
Jim Roach 氏
PTC - Pratt & Whitney 社、構造解析マネージャー
Jim Roach 氏は、エンジニアリングに情熱を注いでいます。少年時代にステレオ・システムについて学び始めた当初はうまくいきませんでしたが(分解はできたが、組み立て直すことがあまりうまくできませんでした)が、次第にうまくいくようになっていきました。コロラド大学で工学コースを教え、国立再生可能エネルギー研究所で先進的な風力タービン・ブレードを開発し、それが Pratt & Whitney 社のキャリアへと結びつきました。長年にわたり、他の人々のキャリアを向上させてきましたが、それは彼にとって非常に重要なことでした。SIMULIA 製品(主に Abaqus と Isight)を約 20 年間使い続け、さまざまな有限要素解析シミュレーションを実行しています。オフィスにいないときは、家族と時間を過ごしたり、泥んこレースに参加したりしています。また、機械工学の博士号を取得しようと取り組んでいます(ここでも Abaqus をかなり使用しています)。
Kilbae Park 氏
Hyundai Rotem 社、上級研究エンジニア
Kilbae Park 氏は、Hyundai Rotem 社で上級研究エンジニアを務めており、鉄道車両力学の分野で 25 年以上の経験を有しています。機関車用の 3 軸台車から、最高時速 300 km の高速列車用台車に至るまで、さまざまな速度範囲の台車開発に携わってきました。車両の走行安全性のシミュレーション結果は、GMRT2141 および GMRC2641 に従った、静的および動的な試験結果に基づいて検証しました。トラクションが車両力学に与える影響の調査は、Matlab と Simpack を使った協調シミュレーションによって行われました。現在の研究では、最高時速 400km で走行する新世代の高速列車を開発しており、高速走行条件下の車輪とレールの界面、バラスト軌道や DFF 軌道などのさまざまなインフラストラクチャ上の車両力学に重点的に取り組んでいます。こうした調査には、Simpack と Abaqus を使用しています。
Kyle Downes 氏
シミュレーション・エンジニア
Kyle Downes 氏は、Unilever 社でシミュレーションおよびモデリング・エンジニアを務めていました。パッケージングの研究開発における彼の役割は、3DEXPERIENCE プラットフォームで自動型のシミュレーション・モデルを開発し、それが目的に適合していることを確認することでした。日常的な業務として、FEA シミュレーションの感度解析スタディの実行、材料モデルの調査、材料挙動の把握、進行中の設計および製造プロジェクトのサポートなどを行っています。Unilever 社に入社する前は、リバプール大学で機械工学の学位を取得し、国内の大手家電メーカーとともに産業プロジェクトに参加し、自動型の製造ラインの開発に携わりました。卒業後、2 年間設計エンジニアとして、鉄道および高速道路分野向けの光ファイバーおよび電力インフラ製品の設計に携わりました。余暇には友人との交流、マウンテン・バイク、旅行を楽しんでいます。
Liu Ying 氏
FAW-Volkswagen 社、シニア・エンジニア
Liu Ying 氏は、14 年間自動車開発に携わっており、Abaqus の応用経験 17 年、Isight の使用経験 11 年を有しています。マルチフィジカル・フィールド・カップリング解析、多分野最適化、軽量化解析が強みです。論文を 40 本以上執筆し、特許を 9 件取得しています。世界的な 3DEXPERIENCE モデリング & シミュレーション・カンファレンスと SIMULIA ユーザー・カンファレンスでそれぞれ講演者として登壇し、また、優秀論文賞を受賞しています。
受賞歴: 遼寧省自然科学学術成果賞 2 等(2 項目)、瀋陽市自然科学成果賞 2 位、瀋陽自然科学学術賞 3 等(2 項目)、瀋陽自然科学学術成果賞 3 等(2 項目)、第 14 回自動車軽量化会議 ALCE 2019/2020 講演者、中国自動車工学年次会議および展示会 ALCECEE 2020 講演者、軽量化連盟 2021 トレーニング講師、遼寧省トヨタ金杯技師学院専門工事エキスパート。
Mario Virgilio Durando 氏
Stellantis 社、CAE アナリスト・スペシャリスト
Mario Durando 氏は、イタリアのトリノ工科大学で航空工学の修士号を取得しています。CAE 解析のスペシャリストとしての経歴は、まず Alenia Aerospace 社で始まり、その後 Fiat Research Center を経て、現在 Stellantis 社で 32 年間にわたり仮想シミュレーションの実績を積んでいます。そのほとんどがパワートレインの部品とシステムの構造および耐久性解析で占められています。21 年間にわたり SIMULIA 製品を積極的に使用しており、主に Abaqus を使用し、Isight と Tosca をアプリケーションと組み合わせて使用することもあります。SIMULIA サポート・チームと常に交流しています。パワートレイン部品の設計および検証プロセスをサポートすることを目的とし、熱機械、動的および疲労解析、材料非線形挙動、構造最適化のための手法開発に Abaqus を使用しています。
Matteo Cendamo 氏
Commscope 社、RF エンジニア
Matteo Cendamo 氏は、ミラノ工科大学で高周波とマイクロ波を専攻し、通信工学の学士号と修士号を取得しています。プロフェッショナル・エンジニアとしてのライセンスも取得しています。衛星通信システム用のアンテナと給電を設計する地上セグメント・エンジニアとして勤務した以前の職場で、CST Studio Suite と電磁界シミュレーション・ソフトウェアを使用し始めています。CommScope 社の研究開発部門に約 4 年間在籍し、フィルター、マルチプレクサー、TMA、さらに RF/マイクロ波の範囲で動作する受動装置全般の設計を担当しています。
Meng Zhou 氏
Nexteer 社、シニア電子エンジニア
Meng Zhou 氏は、2010 年に中国の南京情報科学技術大学で電子科学技術の学士号を取得しました。2011 年には、Samsung Electronics 社と Harman Automotive Systems 社で電子エンジニアとして、主に回路設計と、SI、PI、EMI に従事しました。現在は、Nexteer 社のシニア電子エンジニアとして E ドライブ製品の開発を担当しています。
2019 年に CST Studio Suite を使い始め、電気駆動系の EMC シミュレーションで CST Studio Suite をすぐに習得しました。シミュレーション結果は試験と完全に一致し、同社のリーダーはそれを高く評価しています。CST Studio Suite のユーザーとして、CST Studio Suite を非常に高く評価しており、最高の 3D EMF シミュレーション・ソフトウェアだと考えています。2021 年に中国で開催された SIMULIA 地域別ユーザー・ミーティングで CST Studio Suite を使用した成果をプレゼンしました。現在、Nexteer 社の EM シミュレーションのテクニカル・リーダーを務め、CST Studio Suite をより多くの設計分野に適用することに取り組んでいます。
Michael Brown 氏
Jaguar Land Rover 社、CAE オートメーション、テクニカル・スペシャリスト
Michael Brown 氏は、2013 年 6 月にシェフィールド大学を卒業し、機械工学のファースト・クラス修士号を取得しています。2013 年 9 月に Jaguar Land Rover 社に新卒で入社しました。仕事の時間のほとんどを仮想エンジニアリングに費やし、3DEXPERIENCE プラットフォームにおけるデジタル・エンジニアリング自動化をリードしています。2019 年 7 月、英国公認エンジニアとして IMechE のメンバーに選出されました。2021 年 12 月、CAE テンプレートのテクニカル・スペシャリストに昇進し、エンジニアが独自の分析を行えるように変革を主導し続けています。
Ming Cheng 氏
中南建築設計院、土木技師
Ming Cheng 氏は、2014 年に華南理工大学を卒業し、構造工学の修士号を取得しています。建築構造物の非線形挙動解析およびシミュレーション、建築物の堅牢性評価シミュレーションの応用研究とコンサルティングの用途で 8 年以上にわたり Abaqus を使用しており、コンクリート構成モデルに精通しています。2017 年から中国の中南建築設計院で土木技師を務めています。
同氏が開発した土木材料の UMAT サブルーチンは、大規模で複雑なエンジニアリング上の多くの問題に応用されています。氏のチームは、建物構造物の非線形解析のために Abaqus をベースにした一般的な前処理および後処理ソフトウェアを開発しました。過去 2 年間は、病院の汚染物質拡散、建物の FSI シミュレーションなどを対象にした、XFlow ベースの CFD シミュレーションを専門としていました。その経験が実を結び、BRICS シミュレーション・コンテストで最優秀賞を受賞しています。将来的には、都市部でのマルチハザードのシミュレーションに取り組む予定です。
Parag Pradeep Dol 氏
Kalyani Powertrain LTD 社、CAE 部門シニア・マネージャー
Parag Pradeep Dol 氏は、インドの Bharat Forge Ltd 社の CAE 部門でシニア・マネージャーを務めています。インド工科大学ボンベイ校で設計工学の修士号を取得しています。自動車業界で 23 年以上の経験を積んでいます。Abaqus の使用経験は 18 年以上に及びます。主な担当分野としては、耐久性、NVH、DFSS、エラストマー・モデリング、MDO、デジタル・ツイン、AI 集約構造を使用した軽量化、製造シミュレーションがあります。現在は、電気自動車の E アクスルと E ドライブの仮想検証を専門としています。
Rich Albert 氏
Conocophillips 社、貯留層地力学担当スタッフ
Rich Albert 氏は、ConocoPhillips 社で貯留層地力学担当スタッフを務めており、約 30 年にわたり地力学の問題を解決するために有限要素数値解析技術を使用しています。過去 20 年間、石油・ガス業界で過ごしてきました。この間、ほとんどの時間で Abaqus を使用しており、いくつかの注目すべきプロジェクトでは、速度に依存しない古典的な塑性、塩変形、岩石の破砕に材料非線形性を採用したユーザー・サブルーチンをコーディングしています。最新の業務では、多孔質岩における水圧破砕、XFEM 技術、および前処理と後処理における広範な Python スクリプト作成を行っています。ロチェスター大学、ウィスコンシン大学、ワシントン大学(セントルイス)で地球科学と機械工学の学士号、修士号、博士号を取得し、ノースウエスタン大学とシドニー大学では博士研究員を務めています。ドラムとピアノの演奏、歴史が趣味です。一番よく使うテキスト・エディターは常に改良版の vi です。
Roman Tkadlec 氏
Commscope 社、主任 RF エンジニア
Roman Tkadlec 氏は、Commscope 社の基地局アンテナ部門で主任 RF エンジニアを務めており、新しいフィルター設計と技術を開発する「未来の技術チーム」に所属しています。2006 年にブルノ工科大学でラジオエレクトロニクスとアンテナの分野で電子工学博士号を取得しています。シミュレーション・ツールの使用経験は、修士課程と博士課程にまで遡り、CST Microwave Studio を使ってアンテナの近接場放射モデリングを行っていました。Skoda-Auto 社で、乗用車の EMC とケーブル・ハーネス関連の業務を短期間担当した後、Andrew 社(後に CommScope 社が買収)の研究開発グループに加わり、RF/マイクロ波フィルターとマルチプレクサーに注力しました。革新的なシミュレーション手法をいくつか導入し、複雑なフィルターのモデリングの忠実性とワークフローの改善に貢献しました。職場では日々チャレンジしていますが、仕事を離れると、アウトドア活動やおいしい食事を楽しんでいます。
Scott Piper 氏
電磁気および新興市場担当、業界プロセス・シニア・コンサルタント
Scott Piper 氏は、19 年にわたり、電磁両立性(EMC)の問題を解決するために電子磁気シミュレーションを使用し、自動車および航空宇宙産業の企業を渡り歩いています。米国最大の自動車メーカーの General Motors 社に在籍し、コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)の新しい手法をワールドワイドで開発するチームに所属していました。専門分野は、CST Studio Suite などのツールを使用した電磁界モデリングとシミュレーションです。EMC はシミュレーションが非常に困難な問題であり、理解の向上、エンジニアリングの品質向上、開発時間の短縮を実現するために可能なことの限界を押し広げるという、やりがいのある仕事です。また、仕事をし始めた頃よりも計算電磁気学技術が格段に進歩している様子を見ることに喜びを感じており、この技術がどこまで進化するのかを楽しみにしています。
Shree Krishna 氏
Blade Energy Partneres 社、シニア・エンジニアリング・アドバイザー
Shree Krishna 氏は、最先端ソリューションの開発、迅速で信頼性の高いエンジニアリング問題の解決、大規模な調査業務、一流のクライアント・サービスにおいて完璧な成果を上げてきた、結果重視のエンジニアリングのプロフェッショナルです。障害調査管理、資産保全の実践、戦術的なプロジェクトの実施、計算力学のあらゆる面において優れた専門知識を持っています。破壊力学、複雑なコンピュータ支援エンジニアリング(CAE)技術、最先端の構造解析ソフトウェアの分野で、その堅牢な知識ベースが何度も評価されています。
Sungjin Yoon 氏
Hyundai Motor Group、シニア・リサーチ・エンジニア
Sungjin Yoon 氏は、1992 年に有限要素解析の大学院学位を取得しています。その後 30 年間、Hyundai Motor 社の CAE 部門に勤務しています。現在の主な仕事は、車両シャーシ系の構造性能を予測することです。主に Abaqus と fe-safe を使用しています。米国、スペイン、韓国で開催された、世界的、地域的なカンファレンスなどの SIMULIA イベントに参加してきた経歴があり、著者および共同執筆者として多数の研究を発表しています。また、ダッソー・システムズの SIMULIA コミュニティ・ニュース(2012 年の 2 月版と 3 月版)で自身の研究を発表しています。JSAE (自動車技術会)で 3 回(1997 年、2004 年、2016 年)にわたって論文の寄稿、講演を行っています。
55 歳になった今でも Abaqus を使用して新しい解析方法を開発し、その経験を若い研究者に伝えています。今も仕事を楽しんでおり、退職するまで続けたいと考えています。現在の関心は、自動車分野のゴム解析と協調シミュレーション(非線形 - マルチボディ・ダイナミクス)です。
Thomas A. H. Bressner 氏
RF 開発者
Thomas A. H. Bressner 氏は、2012 年にドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)で電気工学と情報技術の理学士号を取得しました。学士課程で SIMULIA に初めて触れました。そこで得た知識が、修士課程で確固たるものになりました。2015 年、スウェーデンのストックホルムにあるスウェーデン王立工科大学(KTH)で電気工学の修士号を取得し、同じく 2015 年にイタリアのトリノ工科大学(POLITO)で電子工学の修士号を取得。2016 年には KIT で R.F.技術を中心とした電気工学の修士号を取得しています。その後、オランダのアイントホーフェン工科大学(TUE)の電気工学科で学び、移動体通信用のエネルギー効率の高い基地局(www.silika-project.eu)の研究で博士号を取得しました。2020 年、ローゼンハイムの Ericsson 社で R.F. 開発者と CST Studio Suite のエキスパートを兼任するようになりました。現在は、移動体通信の基地局アンテナを専門にしています。
Vikram Deshpande 氏
ケンブリッジ大学教授
Vikram Deshpande 氏は、2001 年にケンブリッジ大学工学部に講師として着任し、2010 年には材料工学の教授に昇格しました。カリフォルニア大学サンタバーバラ校とアイントホーフェン工科大学の学部でも教鞭を執っています。実験的で理論的な固体力学を主に研究しており、博士課程の早い段階から Abaqus を使用しています。最近では、リチウムイオン電池の故障や、メカノバイオロジーの高度な連成マルチフィジックス計算にも使用しています。2020 年固体力学 Rodney Hill 賞、2022 年 Prager Medal、2022 年 ASME Koiter Medal を受賞しています。また、ロンドン王立協会フェローと、米国工学アカデミー(NAE)の国際会員に選出されています。
Woocheol Park 氏
LG Electronics 社、プロフェッショナル・リサーチャー
Woocheol Park 氏は、Abaqus を約 20 年にわたって使用しています。過去 10 年にわたり、タイヤ関連の解析を実施し、非線形および複合材料関連の解析の専門知識を得てきました。現在は、L.G.Electronics 社で働いており、衣類乾燥機および掃除機製品に関連する解析を実施しています。専門分野は、非線形解析、シミュレーション・プロセスの自動化、社内コードのカスタマイズです。Abaqus Standard/Explicit を使用した大たわみ解析、XFlow と Abaqus の協調シミュレーションを使用した流体 - 構造相互作用解析において豊富な実績を積んでいます。また、Isight を使用した堅牢な設計と最適化手法の応用にも非常に強い関心を持っています。
Yadhu Krishnan M K 氏
Continential AG 社、RF シミュレーション担当、テクニカル・リード
Yadhu Krishnan 氏は、2020 年から Continental AG 社で RF シミュレーションのテクニカル・リードを務めています。目的とする範囲と品質を定めた顧客/社内のマイルストーンに従って、主要な RF シミュレーション・アクティビティ(自律走行が中心)の計画と実行を指揮しています。車両統合シミュレーション、EMI/EMC、アンテナ/センサー開発、レーダーベースの自律走行機能、シナリオ・シミュレーションのそれぞれの要素をカバーする主要なプロジェクトに携わっています。
RF モデリングとシミュレーションのアプローチ/ツールで幅広い経験を積んでいます。6 年以上のキャリアを通して、製品開発における RF/EMI/EMC の課題の解消と、電子機器、航空宇宙、自動車、防衛、研究などのさまざまな業界の顧客との共同作業に携わっています。電磁気および RF/アンテナ工学の工学修士号を取得しています。
Ying Guan 氏
Great Wall Motors 社、NVH シミュレーション・リーダー
Ying Guan 氏は、2011 年に Great Wall Motors 社に入社。2003 年に自動車工学の修士号を取得した後、新卒で働き始めた会社は、FAW Dalian というディーゼル・エンジンの会社で、そこで CAE エンジニアとして勤務しました。その後、2006 年には AVL List (上海)技術センター、2009 年には上海のディーゼル・エンジンの会社に勤務しました。Abaqus の使用経験は 12 年です。2021 年、NVH シミュレーションに SIMULIA の MBS ツールの Simpack を採用しました。SIMULIA を使用することで、チームに高効率で忠実性の高い方法がもたらされ、NVH 予測とトラブルシューティングを数多く遂行することができました。
Zhilong Lian 氏
China Petroleum Engineering Research Institute 社、シニア・エンジニア
Zhilong Lian 氏は、中国科学技術大学で機械学の博士号を取得し、中国石油探査開発研究院で石油・ガス井工学の博士研究員とシニア・エンジニアを兼任しています。主に石油・ガス井工学の数値シミュレーション技術とソフトウェアの研究開発、高温・高圧ゴム・シールの材料試験と構造設計、超高温・高圧試験ゲージの開発に携わっています。
国家的なプロジェクトである 973 計画の 10 以上の計画、国内の主要な科学技術プロジェクト、CNPC の重要な研究開発プロジェクトにも参加しています。掘削および完了エンジニアリング設計解析ソフトウェア、200 ℃/105MPa パッカー・ゴム・カートリッジ、175℃/206MPa 貯蔵圧力計などの開発に成功しています。
SIMULIA のソリューションの詳細
組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な SIMULIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
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