SIMULIA Champions 2022
SIMULIA 2022 Champion のご紹介
Andrea Alù 氏
アインシュタイン物理学教授、Cuny Advanced Science Research Center ディレクター
Andrea Alù 氏は、CUNY Advanced Science Research Center の Photonics Initiative の設立ディレクター兼アインシュタイン物理学教授です。イタリアのローマ・トレ大学で学士号(2001 年)と博士号(2007 年)を取得。ペンシルバニア大学での博士研究員を経て、2009 年にテキサス大学オースティン校の教授陣に加わり、2018 年 1 月までは Temple Foundation 寄付講座教授を務めていました。
全米発明家アカデミー(NAI)、アメリカ科学振興協会(AAAS)、電気電子学会(IEEE)、アメリカ光学会(OSA)、国際光工学会(SPIE)、アメリカ物理学会(APS)のフェローを務めています。また、物理科学工学部門のブラヴァトニク国家賞、AAAFM ヒーガー賞、ナノサイエンス部門の Dan Maydan Prize、IEEE Kiyo Tomiyasu Award、ヴァネヴァー・ブッシュ教授フェローシップ、光学部門の ICO 賞、NSF アラン・T・ウォーターマン賞、OSA Adolph Lomb Medal、URSI Issac Koga Gold Medal など、科学賞をいくつも受賞しています。
Austin Cox 氏
Meta 社、シミュレーション・エンジニア
Austin Cox 氏は、大学時代に形状記憶合金のマイクロメカニクスを研究しており、そこで SIMULIA 製品を使い始めました。卒業後、数年前に SIMULIA に勤務しました。構造物を専門とし、当初はカスタマー・サポートとして、その後、航空宇宙および防衛分野の顧客のもとに出向いて働いていました。その後は、テクニカル・セールスの職に移り、最終的にはハイテク・シミュレーション担当の責任者になりました。この間、SIMULIA と顧客の研究開発およびメソッド・チーム、セールス、テクニカル・サポートを担当し、顧客が満足すること、さらにその当時から将来にわたって顧客が必要とする機能を製品に搭載することに取り組みました。
ワークフローの自動化、積層造形、3DEXPERIENCE プラットフォームのプランニング/教育/システムのスタンドアップ、ODB 削減ツールなど、魅力的な仕事に携わる機会に恵まれてきました。その間、液体/熱、電磁気、マルチボディ・ダイナミクス、音響など、SIMULIA のあらゆる物理分野にかかわる 15 社以上の大手ハイテク企業とチーム・メンバーと協力し、将来のデバイスがしっかりとした物理学に根ざしたものになるように尽力しました。現在は、Meta 社で働いています。シミュレーション・チームのためのメソッドを開発していますが、私が SIMULIA に在籍していた頃と同じような仕事を数多くこなしています。
Ben Marrant 氏
ZF 社、リード NVH エンジニア
Ben Marrant 氏は、ZF Wind Power 社のリード NVH エンジニアです。若い頃、航空関係のあらゆるものに魅了されていましたが、とりわけヘリコプターに夢中になっていました。そのような興味を背景に、超軽量飛行機の飛行訓練を受け始めましたが、理解を深めるために、デルフト工科大学で航空宇宙工学を学びました。修士論文では、大学在学中に開発した非線形マルチボディ・コードを使ってシミュレーションを行いました。そのテーマは、Masquito M80 と呼ばれる小型の 2 人乗りヘリコプターに応用された、ヘリコプター・ローターの空力弾性安定性の調査でした。航空力学と構造力学の組み合わせに、最も興味を惹かれました。航空宇宙工学の修士号を取得しています。卒業後も、依頼を受け、大学でリサーチ・アソシエイトとして残りました。携わった 2 つのプロジェクトでは、とりわけ風力タービンの空力弾性シミュレーション・コードに取り組むことを求められました。そのプロジェクトとは、欧州の資金提供プロジェクト「風力タービンの安定性と制御」と、オランダの資金提供プロジェクト「風力タービンのスマート・ダイナミック・ローター制御」です。ヘリコプターの飛行力学を理解することに熱心に取り組んだ後に、風力タービンに転向した理由はシンプルです。「風力タービンは、ヘリコプターを横にしたものだから」。その後、後に ZF 社によって買収される Hansen Transmissions 社で働き始めました。技術エンジニアとして SIMPACK ソフトウェアを使用して風力タービン用マルチメガワットのギアボックスのマルチボディ・シミュレーションに携わっています。世界トップクラスの駆動系サプライヤーの 1 つになったことで、過去数十年間に風力産業が遂げた驚異的な進化を現場で体験し、同時に世界をより良くするために貢献できるようになりました。風力産業で働くことと、最先端の振動音解析のコードを使用できることが、現在の環境を特別なものにしています。ZF 社は、将来の製品開発の予測を常に向上させるために、これらの大型パワートレインの計測を使用するシミュレーション・モデルの検証に力を入れています。製品開発部門がソリューションを設計できるように、複雑な振動音の問題をよりわかりやすいガイドラインに噛み砕き、複雑さを減らすことに大きな関心を抱いています。
Cheryl Liu 氏
Stryker 社、上級主任エンジニア
Cheryl Liu 氏は現在、Stryker Orthopaedics 社の上級主任エンジニアです。医療機器製品のライフサイクル全体を通したデジタル・ツインを扱うモデリングおよびシミュレーション専門グループを率いています。その取り組み内容は、設計、製造、試験の方法から、実際の患者ケアの改善をどうすべきかにまで至ります。Stryker 社に入社する前は、ダッソー・システムズのブランド SIMULIA でライフ・サイエンス業界のリーダーを務めていました。医療機器・医薬品業界や規制機関のシミュレーション専門家と緊密に連携し、シミュレーション技術と規制当局の認可を推進しました。ノートルダム大学で修士号および博士号を、北京大学で理学士号を取得しています。2013 年から ASME VVUQ40 分科委員会の委員を務め、患者固有のモデル作業グループを共同で指揮しています。Orthopaedic Research Society のイベント運営にも従事し、現在はインプラント研究部会の全体会員を務めています。
Chia Tse Tong 氏
DSO National Laboratories 社、最高レベル技術スタッフ
Chia Tse Tong 氏は、1986 年にシンガポール国立大学で工学学士号(優等)を、1991 年と 1994 年にオハイオ州立大学で修士号と博士号をそれぞれ取得しています。1986 年からはシンガポールの DSO National Laboratories 社に勤務し、さまざまな職務を歴任してきました。現在は、最高レベル技術スタッフです。また、シンガポール国立大学テマセク生命科学研究所で非常勤の上級主任研究員も務めています。以前は、計算電磁気学と散乱を専門にしていました。今では、レンズ、反射アレイ/送信アレイ・アンテナ、メタサーフェスなど、電磁気の設計と応用を中心に研究しています。CST Microwave Studio の使用経験は 10 年を超えます。15 歳の学生からプロジェクトやインターンシップの学部生までを積極的に指導し、電磁気シミュレーション・ソフトウェアとして CST を使うよう推奨しています。
Colin Schwarz 氏
GE Renewable Energy 社、シニア・エンジニア
Colin Schwarz 氏は現在、ギアボックスから出る音に大きな注意を払いながら、狭帯域の機械騒音に対する、シミュレーションベースのリスク評価を行っています。同僚と協力しながら、このような評価をサポートするマルチボディ・シミュレーションに基づいてプロセスを設定し、検証しています。GE Renewable Energies 社に入社する前は、ダッソー・システムズの Simpack チームに約 5 年間在籍し、顧客とプロジェクトのサポート、トレーニング、製品管理などを担当していました。 並行して、モデル予測制御とも呼ばれる、高度な風力タービン・コントローラにも取り組んでいます。実用的な制御信号を時間内に送信するリアルタイム機能とは別に、駆動系の疲労強度に対するコントローラの影響というようなテーマにも適切に対処する必要があります。
Dejan S. Filipovic 氏
コロラド大学ボルダー校、教授
Dejan S. Filipovic 氏は、コロラド大学ボルダー校の電気/コンピュータ/エネルギー工学部の教授と、Hudson Moore Jr. Endowed Chair を兼務しています。研究テーマは、周波数に依存しない広帯域アンテナを中心としたアンテナ理論と設計、ミリ波パッシブのコンポーネント、システム、電子戦フロントエンドの開発、低コスト RF システムの製造、同時送受信、マルチフィジックス、マルチスケール・モデリングなどの応用電磁気学です。研究にあたって、DARPA、ONR、NRL、米国科学財団、Lockheed Martin 社、Northrop Grumman 社、BAE Systems 社、L3Harris 社、CACI 社などから資金提供を受けています。博士課程の学生 24 人と修士課程の学生 7 人の卒業を見送り、現在は 9 人の学生と 4 人の研究員を指導しています。書籍の 5 つの章を共同執筆し、400 以上の査読付き学術論文および会議用論文を共同執筆しました。IEEE のフェローであり、IEEE Transactions on Antennas and Propagation の副編集者であり、2022 年の 2022 IEEE AP-S/URSI カンファレンスの副議長も務めています。
Fang He 氏
Zhejiang Zhaolong Interconnect Technology 社、ケーブリング・システム部門、チーフ・スペシャリスト
Fang He 氏は、2002 年に中国の吉林大学で通信工学の学士号、2005 年に英国のマンチェスター大学で通信工学の修士号、2011 年に同大学で電気工学の博士号をそれぞれ取得しています。2009 年から英国の HellermannTyton Data 社に勤務し、製品開発エンジニアを務めていました。2019 年より Zhejiang Zhaolong Interconnect Technology 社で、ケーブル配線全般のチーフ・スペシャリストとラボのディレクターを兼任しています。2006 年に博士課程でアンテナ・シミュレーションに CST を使用し始め、職務に就いてからはイーサネット接続製品の開発ツールとして CST を使用しました。IET の会員で、英国の公認エンジニアでもあります。また、IEEE の上級会員でもあります。
Huan Liao 氏
Meta 社、スタッフ・アンテナ・エンジニア
Huan Liao 氏は、Meta 社、Reality Labs Hardware Tech Eng Group のスタッフ・アンテナ・エンジニアです。Meta 社のビジョンは、メタバースを現実化することです。Huan Liao 氏は、メタバースの重要な部分であるハードウェア・デバイスのアンテナ設計、シミュレーション、特性評価を担当しています。Meta 社の前は、9 年間 Google 社に在籍し、Pixelbook、VR、ウェアラブル・デバイスなど、優れたワイヤレス性能を備えた多様な消費者向け製品のアンテナ/RF リードとして、コンセプトから量産まで手がけています。RF デセンス、ワイヤレス接続、RF 規制などのさまざまな分野に関する幅広い知識を持っています。カリフォルニア大学デービス校の博士課程で 2007 年から CST Studio Suite® を使用するようになり、キャリア全体を通じて CST Studio Suite を頻繁に使用しています。Google 社のコンシューマー HW グループの中で CST Studio Suite の初のユーザーで、CST 製品チャンピオンになり、急成長を遂げている大規模なユーザー・グループを維持しました。多くの人にとって、アンテナ/RF 設計は謎の多い世界かもしれません。Huan Liao 氏にとって CST Studio Suite は、この謎を解き明かし、電流と電界の分布を視覚化して、アンテナ設計をよりよく理解するためのツールです。シミュレーション結果が測定結果と一致すると、謎がなくなり非常にうまく機能します。音楽が大好きで、歌やピアノ演奏を楽しんでいます。スノーボードのファンでもあります。
Jinhak Konk 氏
LG Energy Solution 社、チーム・リーダー
Jinhak Konk 氏は、2007 年にソウル国立大学で固体力学分野の材料科学と工学の博士号を取得しています。Samsung Corning Precision Glass 社でエンジニアリングを担当した後、より良い機会を求めてリチウム電池分野に転向し、2015 年に LG Energy Solutions 社(旧称 LG Chem)に入社しました。LG での初期の仕事は、シミュレーション担当者を監督し、電池モジュール/パックの機械的堅牢性を高めることでした。現在は、電池製造工程におけるデジタル・ツインのための主要な CAE モデルと AI モデルの構築を担当しています。CAE エンジニアとして、1999 年以来、液晶ガラス基板から電池まで、さまざまな材料や分野で Abaqus と Fotran を使用しています。業界で 20 年以上の経歴を持ち、今でもなおチーム・メンバーとともに CAE モデルを構築したり、技術的な意見交換を好んでいます。
John Sawyer 氏
SNC-Lavalin グループ、Atkins 社、主任エンジニア
John Sawyer 氏は、SNV-Lavalin で主任エンジニアとして、反応炉コアの動的モデリング、核輸送構造物の衝撃解析、複雑なパイプ・ホイップ現象など、さまざまな業務に ABAQUS を使用しています。困難さの解決を専門としているため、同氏にとって ABAQUS は非常に重宝するツールです。その場の物理的特性を把握し、答えを必要としているクライアントの質問に回答するという堅実な方法で問題を解決することに情熱を注いでいます。 ABAQUS の使用経験は 25 年に及びます。まず、オーストラリアのモナシュ大学の博士課程で使い始めたのをきっかけに、紙構造物の非弾性挙動のモデリング、パッケージ、航空宇宙、海洋構造物、そして現在は原子力分野など、さまざまな業界でエンジニアリング・コンサルタントとしてキャリアを積み、その過程で機械技術者協会の公認エンジニアになりました。NAFEMS Computational Structural Mechanics Working Group で積極的に活動しているメンバーでもあります。
Julian Winkler 氏
Raytheon Technologies Research Center 社、シニア主任エンジニア
Julian Winkler 氏は、Raytheon Technologies Research Center 社の音響チームのシニア主任エンジニアです。商業用途と航空宇宙産業用途の両方の空力音響で 10 年以上にわたり大学院で研究した実績を有し、特にターボ機械とコア・ノイズ、航空管理システム・ノイズ、新しい音響処理設計を重点的に研究しています。その研究のバックグラウンドとなっているものは、実験と、数値による空力音響の両方です。現在の職務では、航空音響予測のための高忠実度シミュレーションを活用し、航空業界向けの低ノイズ・コンポーネントとシステム・ソリューションを実現しています。ドイツのシーゲン大学で機械工学の博士号(最優等)を取得しています。ドイツ技術者協会(VDI)、米国音響学会(ASA)、米国航空宇宙局(AIAA)の会員で、AIAA 空力音響技術委員会で精力的に活動している委員でもあります。
Katerina Galitskaya 氏
Kaelus 社、シニア・アンテナ・エンジニア
Katerina Galitskaya 氏は、Kaelus 社のシニア・アンテナ・エンジニアとして、次世代アンテナ、RF コンディショニング、PIM 試験および測定ソリューションを提供しています。技術関連ブログのライターで、EM シミュレーションの専門家でもあります。
LiJie Wang 氏
Araymond Innovation Center 社、シミュレーション・リーダー
LiJie Wang 氏は、2014 年に材料科学および技術修士号を取得しています。初の仕事は、中国の有名な OEM である Great Wall Motor 社のシミュレーション・エンジニアです。インストルメント・パネルなどの自動車内装部品の剛性と強度を静的手法でシミュレートする業務を担当していました。モデルのセットアップに ANSA、計算に Abaqus、後処理に hyperview を使用していました。約 3 年半後、有名な自動車用ラッチ・メーカーの Kiekert 社に入社しました。仕事の内容は、準静的法を使用して、ロック・チェーンとロック解除チェーンのパーツの剛性と強度をシミュレートすることでした。プロセス全体で Abaqus を使用していました。現在は、シミュレーション・リーダーとして ARaymond China 社で働いています。Abaqus を使用したファスナーの押し込み力と引き抜き力のシミュレーションに準静的法を使用している他、Xflow を使用してクイック・コネクターの圧力損失シミュレーションと洗浄システムのノズル噴霧シミュレーションを行っています。趣味はシミュレーションで、それがあれば満足と感じています。
Mingyu Kim 氏
韓国電気研究院、研究員
Mingyu Kim 氏は、韓国電気研究院の研究員です。ダッソー・システムズのソフトウェアを業務に使用し、CATIA、Abaqus、Isight、および 3DEXPERIENCE のフィジックス・アプリケーションを 15 年以上にわたり使用しています。
慶尚国立大学校で機械工学の修士号を取得し、トラベル減速機のギア・キャリアのトポロジー最適化を研究しました。
特に、幾何学モデルと解析モデルをリンクすることで解析を自動化することに関心を持っています。SIMULIA Isight を使用して解析プロセスを自動化した経験があります。
シミュレーション技術を教えることが好きです。韓国のユーザーを対象とした Abaqus/CAE の演習書の著者でもあります。
最近では、3DEXPERIENCE プラットフォームを使用したシミュレーション・プロセス・データ管理(SPDM)環境を構築しています。SPDM でシミュレーション資産を管理し、SPDM を使用してシミュレーション作業を高速化する方法に取り組んでいます。
Mohan Rathinasabapathy 氏
Fluor Enterprises 社、主任設計エンジニア
Mohan Rathinasabapathy 氏は現在、Fluor Enterprises 社で主任設計エンジニアを務めていますが、対象分野の専門家(SME)でもあります。設計、エンジニアリング、法令遵守、およびサービス適合性で実績を積んでおり、世界中のすべての Fluor 社オフィスのプロセス配管およびパイプライン・グループの複雑なエンジニアリング上の問題を解決するための取り組みを指揮しています。Fluor 社に入社する前は、Dassault Systemes SIMULIA South オフィスでエンジニアリング・サービス・マネージャーを務め、主にエネルギーや航空宇宙などのさまざまな業界のクライアントにサービスを提供していました。米国機械学会(ASME)の会員で、ASME Section VIII Division 2 および ASME B31.3 コード委員会でボランティアとしても活動しています。クレムソン大学で機械工学の修士号を取得しています。
Nandor Mago 氏
NZ Hera 社、有限要素アナリスト
Nandor Mago 氏は、2001 年以来、応用研究とコンサルティングの用途で Abaqus を使用しています。25 年以上の実務経験を有し、ヨーロッパでプロジェクト管理、教育、振動解析に携わり、1999 年からはニュージーランドでシミュレーション・エンジニアとして働いていました。国内外で研究成果を発表したこともあります。さまざまな異なるタイプの構造上、機械工学上の問題に対処する機会に恵まれていました。陰解法ソルバーや陽解法ソルバーを使用して、さまざまな荷重条件下で解析する鋼/コンクリート/発砲複合構造物を全般的に扱っています。関与することが多いシミュレーションは、固有振動数、温度、たわみ、力など、実験的に測定するデータの照合です。火災発生時の複合スラブや柱の連続的な熱応力連成解析、非線形座屈解析などを数多く行っています。余暇にはアウトドアやマス釣りを楽しんでいます。
Prathap Valale Prasannakumar 氏
Reality Labs, Meta Platforms 社、アンテナ・エンジニア
Prathap Valale Prasannakumar 氏は、Meta Platforms 社の Reality Labs でアンテナ・エンジニアを務めており、Oculus Quest 2 VR デバイスを扱っています。現在の研究対象は、Wi-Fi (2.4 GHz、5 GHz、6 GHz)、Bluetooth、および UWB アンテナと、AR/VR 家電機器における同軸アンテナ間のアイソレーションの改善です。博士論文のテーマは、モノスタティック、準モノスタティック、バイスタティックの同時送受信(STAR)または帯域内全二重(IBFD)アンテナ・システムの設計と広帯域アイソレーション拡張技術です。モーメント法(MoM)、有限要素法(FEM)、時間領域法(FIT)、ハイブリッド・ソルバー、その他の 2D および 2.5D ソルバーなど、数値 EM シミュレーションで 7.5 年以上の経験があります。コロラド大学ボルダー校で電気工学の修士号と博士号を取得しています。過去には、インドの Bharat Electronics 社で補助技術者として働いていたこともあります。
Rakesh Ramachandran 氏
Caterpillar 社、シニア・エンジニア
Rakesh Ramachandran 氏は、イリノイ工科大学で博士号を取得した機械エンジニアです。現在は、Caterpillar 社の騒音・振動担当のシニア・エンジニアとして働いており、専門としている分野は、空力音響と流体 - 構造相互作用の問題です。PowerFLOW のヘビー・ユーザーです。
Seong-Yong Wie 氏
Kari、上級研究員
Seong-Yong Wie 氏は現在、KARI の上級研究員です。KAIST の博士号を取得し、ローターの空力/空力音響分野で 10 年以上の経験を積んでいます。PowerFLOW を使用して eVTOL の空力騒音を解析しました。ダッソー・システムズと協力して、WAVE6 を使用して eVTOL の環境騒音を予測したこともあります。回転翼のローターとプロペラの計算解析と試験研究を担当しています。
Shin IL 氏
DTR Corporation 社、マネージャー
Shin IL 氏は現在、DTR Corporation 社のマネージャーです。過去 15 年間にわたり、振動管理システム用の自動車パーツを生産する企業で、ABAQUS を使用する CAE として働いています。以前は、ゴム部品の解析を主に行っていましたが、現在は EV の防振部品が専門です。
Srien Sithara Syed Nasser 氏
WS Audiology 社、ワイヤレス・システム統合部門、シニア・エンジニア
Srien Sithara Syed Nasser 氏は、シンガポールの WS Audiology 社でシニア・エンジニアを務めています。ワイヤレス・システム統合チームに所属し、製品開発のシミュレーションに携わっています。製品設計段階にシミュレーション手法を採り入れ、製品サイクルを改善することに情熱を注いでいます。シンガポール国立大学で電気工学の修士号と博士号を取得しています。仕事では、メタマテリアルベースのアンテナ設計を専門にしていたことがあります。IEEE Asia–Pacific Conference on Antennas and Propagation (APCAP) 2017 の学生論文賞で最優秀賞を受賞しています。現在の研究テーマとしては、メタマテリアル、アンテナ、電磁気があります。CST Studio Suite で豊富な経験を持ち、2013 年から積極的に使用しています。
Stefan Hauptmann 氏
Mesh Engineering GMBH 社、風力エンジニアリング部門、責任者
Stefan Hauptmann 氏は、2006 年にシュトゥットガルト大学を卒業し、航空宇宙工学の学位を取得しています。卒業論文では、風力エネルギーの空力モジュール AeroDyn と Simpack の組み合わせをテーマにしています。その後、シュトゥットガルト大学で 6 年間、風力タービンの空力弾性分野の研究を行い、ここでも、その目的のために Simpack ソフトウェアを使用しています。2013 年には、MesH Engineering GmbH 社に入社。風力エネルギー部門を指揮し、風力タービンとその駆動系統の構造力学、空気力学、空力弾性の分野におけるさまざまな顧客の課題を解決しています。
Suyog Shinde 氏
Larsen and Toubro 社、製品開発 & プロセス技術部門、DY. ゼネラル・マネージャー
Suyog Shinde 氏は、L&T Heavy Engineering 社の研究開発部門の機構設計およびシミュレーション・チームを率いています。インド工科大学ルールキー校の機械設計工学修士課程を修了した後、Larsen and Toubro に入社しました。16 年間の経験の中で、プロセスおよび電力業界における機器に関連する多くの新製品および技術の開発に従事しています。扱ってきた主な分野としては、プロセス機器の機構設計、高度な有限要素解析、クリープおよびクリープ疲労相互作用解析に関連するスタディ、破壊力学、溶接や成形などの製造工程のシミュレーションがあります。SIMULIA、特に ABAQUS の使用経験が豊富です。ABAQUS を使用したさまざまな高度な FEA シミュレーションに 10 年以上携わっています。論文を数多く執筆し、インドの著名な研究機関で専門家として講演しています。
Sylvestre Canceil 氏
Procter & Gamble Services SA/NV 社、グループ・サイエンティスト
Sylvestre Canceil 氏は、Procter & Gamble 社の企業デジタル・イノベーション組織のグループ・サイエンティストです。チュニジア生まれですが、国籍はフランスです。パリ国立高等化学学校を化学エンジニアとして卒業した後、有機金属化学分野を専門にしている Diplome d’Etudes Approfondies を修了。1996 年に英国で Procter and Gamble 社に入社し、まず粉末洗濯洗剤の調合に携わりました。そこでモデリングとシミュレーションのキャリアを築き始め、実験計画法、さらには計算化学、メソスケール・モデリングに手を染めました。 その後、ベルギーに転勤し、ソフトウェア開発に携わった後、パッケージング、モデリングおよびシミュレーション・グループに異動になり、愛着のある研究開発の道に再び戻りました。そこで、パッケージに関する仮想シミュレーション・データやパッケージング・ライン上でのパッケージング変形を提供することで、ビジネス・チームの意思決定を支援しました。当時、シミュレーション・プロセスとデータ管理にも注力し始め、ビジネス・チーム内でのモデリングとシミュレーションの民主化を促進する独自のソリューションの開発を支援しました。 非常に優れたこのソリューションにより、エンドユーザーは、新しいパッケージの仮想モデリング・データを自ら生成し、プロジェクトを推進できるようになりました。 その結果、現在では、別の企業組織に異動になり、そこで、3DEXPERIENCE プラットフォーム全体を扱い、CAD から M&S に直接統合された作業工程のあらゆる側面をサポートするために、このプラットフォームをどのように活用するかを担当することになりました。CATIA と SIMULIA の両方のアプリケーションを熟知しており、これらの機能を組み合わせたベスト・プラクティスとワークフローを作成しました。この手法により、専門家でないユーザーでも、以前のばらばらなシステムよりもはるかに効率的に専門的な作業を実行できるようになり、以前は不可能であったモデリングに関する情報を得ることができます。
Tang Yang 氏
Central-South Architectural Design Institute 社、地質工学エンジニア
Tang Yang 氏は、2019 年に中国地質学大学で地質工学の博士号を取得しています。大学院生時代から、Abaqus を使用した地質工学数値シミュレーションの研究に従事しています。研究テーマは、「降雨による地すべりの過程」、「アースロック・ダムの動的弾塑性解析」、「土壌 - 構造相互作用解析」など多岐にわたります。それに加えて、UMAT と UEL の開発に非常に精通しています。数値シミュレーション手法で数多くのエンジニアリング問題を解決しています。2020 年に武漢で新型コロナウイルスが猛威を振るいました。XFlow を使用して Leishenshan Hospital 内の空気感染拡散をシミュレーションし、設計者がより良い決定を下すことができるよう支援しました。
Victor Pinks II 氏
企業向け CAE 人材/教育インテグレーター、Marmion Academy 校
Victor Pinks II 氏は、化学物理学の博士号を取得し、流体系の分子力学ソルバーを開発しています。そのおかげで、粘度や材料組成などの物理的特性が、最終的な CAE 製品設計機能にとって重要であることをすぐに明確にすることができました。ディープ・ラーニング手法を採用し、微視的な(分子)ソルバーと CFD を組み合わせれば、困難で危険な、または実験的に不可能な粘度測定にかかるコストの負担を最小限に抑えることできると考えていました。企業向けの CAE の人材/教育インテグレーターになる一方で、「将来のシミュレーション・アナリストをどこで探せばいいのか」というような重要な質問を受け、答えを迫られていました。学費の高騰に伴い高等教育の学費を削減しようとする動きがありますが、この動きは企業の CAE の人材育成にとってブレーキになります。バーチャル・プロトタイピングへの従来の教育の道は廃れつつあり、企業が自ら教育問題を解決する必要が出てきたのです。「条件がすべて揃えば、高卒のシミュレーション・アナリストがいてもいいだろうか?」と自問自答した結果、 「それでよい」と結論付けました。SIMULIA XFlow および Abaqus ツールに着目し、新しいタイプの業務を中心とした CAE 人材/教育カリキュラム・モデルを作成し、2013年から CPARC (Computatlonal Protottoonal Typing and Research Center)として実地試験したところ、「お見事」としか言いようのない素晴らしい成果を得ることができました。企業プロジェクトとしては、多くの中小企業、連邦政府機関、航空宇宙、防衛、フォーチュン 50、専門住宅があります。学生チームは、「CPARC 認定」の高校生とともに、会社の意思決定者の補助的な業務上のインターンとして指導を受けています。これは、大学に進学する学生や高卒で働こうとしている学生にとって、非常に強みのあるポジションとなります。現在では、雇用契約としてそれらをセット化している企業もあります。 現在、CPARC プログラム・カリキュラムの新しい要素について、業界の「リーン・シミュレーション」のパイオニアである Mark Zebrowski 氏と協力体制をとって、バーチャル・プロトタイピングの「ベスト・プラクティス」を企業と学生のシミュレーション・アナリストに提供することで、将来を背負う、エントリー・レベルの CAE の強力な人材を育成しています。
Yongdeok Kwon 氏
LG Electronics 社、H&A 部門、上級研究エンジニア
Yongdeok Kwon 氏は、LG Electronics 社の H&A 部門で構造解析を担当し、洗濯機などの家電製品を最適化しています。17 年間にわたり構造解析を行っており、Abaqus、Isight、Tosca を使用して非線形構造解析、熱応力解析、構造最適化を行っています。鋼材だけでなく、ゴム製やプラスチック製の部品も解析しなくてはなりません。そのため、超弾性、粘弾性などの材料挙動を適切にシミュレートすることが重要ですが、構造だけでなく、最適化にも CAE を使用しています。現在、LG Electronics 社は物理試験の代わりに CAE を使おうとしているため、CAE エンジニアである同氏にとって、それは非常に大きな関心事となっています。
YongHa Han 氏
Hyundai Motor Group (研究開発部門、仮想技術研究所)、研究員(研究室室長)
YongHa Han 氏は、Hyundai Motor Group に 25 年勤務し、車両衝突シミュレーションの分野に従事しています。現在、仮想技術イノベーション研究室の室長を務め、仮想現実で可能な限りリアルなシミュレーションを行い、試験コストと時間を節約しようとする高度なシミュレーション手法の開発に注力しています。
Yunyao Jiang 氏
Globalfobries 社、PostFab Engineering、シニア・エンジニア
Yunyao Jiang 氏は現在、GlobalFoundries 社のシニア・エンジニアです。現在の職務は、熱機械シミュレーションを使用して、チップ・パッケージング設計、BEoL の信頼性、および CPI のリスクを評価することです。GF 社に入社する前は、2019 年にニューハンプシャー大学で、固体力学とメタマテリアル分野の機械工学の博士号を取得しています。博士号研究における主な研究テーマは、軟質機械金属材料、生物からヒントを得た設計、力学、生体模倣、3D プリント、機械実験です。Abaqus を使用した FEA シミュレーションの経験が 10 年以上あります。金属材料の設計、生物にヒントを得た材料設計、リスク評価など、さまざまな FEA シミュレーションに携わっています。
SIMULIA のソリューションの詳細
組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な SIMULIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
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