SIMULIA Champions 2021
SIMULIA 2021 Champion のご紹介
Advait Bhat 氏
Pepsico 社、主任エンジニア
Advait Bhat 氏は、2016 年に PepsiCo 社に入社。世界的な飲料研究開発部門のディスカバリ & アプリケーション・チームでパッケージング構造エンジニアとシミュレーション・アナリストを務めています。現在は、新たに結成されたイノベーション、設計、技術グループの主任エンジニアとして、高度なシミュレーション機能とデジタル・ツイン応用の取り組みを指揮しています。Life WTR、Tropicana、Aquafina、Lipton、Gatorade、Gatorade GX など、多くの飲料ブランドのパッケージ開発に貢献してきました。
構造解析手法、最適化、軽量化戦略に技術的な関心を持ち、オクラホマ州立大学で機械・航空宇宙工学の博士号を取得しています。
ラピッド・プロトタイピングの進化を調査し、デジタル作品に命を吹き込むと同時に、市場投入までの時間を短縮するためにハイブリッド解析を実現する道を探っています。余暇にはサッカーや SF 番組を楽しんでいます。
Allan Zhong 氏
Halliburton 社、最高レベル科学者
Allan Zhong 氏は、Halliburton 社で最高レベル科学者として活躍しています。包括的なエンジニアリング/研究の経験を持ち、技術革新と新製品開発を推進する実績がある、戦略的で先見性のあるテクノロジー・リーダーとして、商業的なインパクトがある成果を上げています。7 件の米国特許を取得し、15 件が出願中です。また、64 件の技術論文を発表しています。以前は、Goodyear Tire and Rubber 社に勤務し、業界をリードする、破壊力学をベースとしたトラック・タイヤの耐久性モデルを開発していました。米国機械学会(ASME)のフェローで、石油技術協会(SPE)のメンバーです。カリフォルニア工科大学で応用力学の博士号を取得しています。
Amine Amimi 氏
Tetra Pak Packaging Solutions 社、開発エンジニア
Amine Amimi 氏は Tetra Pak 社の機器エンジニアリング部門で開発エンジニアを務めています。プロセスおよびコンポーネントの熱および構造 FE 解析を実施することで、食品パッケージング業界における新製品およびソリューションの開発をサポートしています。
トレント大学で材料科学と工学の修士号を取得。その年に卒業した後、2015 年に Tetra Pak 社に入社しました。
シミュレーション手法とツールに最初にアプローチしたのは、10 年前に分子動力学分野で、新しい材料の X 線回折パターンの予測と研究に使用される原子モデルを開発するときでした。その後、構造有限要素法の分野に移り、現在も SIMULIA を幅広い用途で使用し、主に ABAQUS と ISIGHT を愛用しています。
現在の研究テーマは、データ主導型の機械学習手法に基づいてモデリングとシミュレーションを行う、最新かつ革新的なアプローチであり、ここ数年、深く魅了されているアプローチです。
Andrea Giampieri 氏
Tetra Pak Packaging Solutions 社、開発エンジニア
Andrea Giampieri 氏は、ミラノ工科大学を卒業し、構造物、地震、地質工学の博士号も取得しました。学位論文では、Tetra Pak 社が液体食品パッケージング事業に採用している成形技術のモデリングを扱っており、2010 年に学界を離れたときに同社に入社するのも自然の成り行きでした。在学中、FEM と数値法、特にシェル・モデリングの分野に強い関心を持つようになりました。市販のソルバー Xfinest での非線形シェル・モデルの実装に協力しました。最も気に入っているプロジェクトは、帆走の流体構造連成のモデリングのために行った、ミラノの MOX 部門とのコラボレーションでした。2010 年以来、Tetra Pak 社の開発エンジニアを務め、複雑な包装材料 - 機械 - 製品の相互作用の数値モデリングを専門としています。研究開発担当のアナリストとしての日常業務は、Abaqus を中心に回っています。Abaqus は、大学生時代に初めて出会い、成長の糧となった経験のほとんどで頼りにしたソフトウェアです。
趣味は写真とボード・ゲームです。
Andreas K. Bitz 氏
応用科学大学、電磁気理論・応用数学教授
Andreas K. Bitz 氏は、ドイツのアーヘンにある FH アーヘン応用科学大学の電気工学・情報工学科で電磁気理論・応用数学の教授を務めています。
ドイツのヴッパータール大学で電気工学の博士号を取得しています。ドイツのエッセンにある Erwin L. Hahn Institute for MRI、ドイツのハイデルベルクにあるドイツがん研究センター(DKFZ)で放射線医学物理学部門に博士研究員として勤務しました。
研究活動としては、医療機器の安全性と有効性を評価するための応用電気力学や計算電気力学、および電磁場における人体の安全性などがあります。約 25 年間にわたり、CST Studio Suite を電磁界および生体熱伝導シミュレーションに使用しています。そのために、高性能コンピューティングとユーザー定義の後処理ルーチンをよく使用します。
また、超高磁場の磁気共鳴画像(MRI)の分野で学術界や業界のパートナーとの協力の下、MRI の安全性、インプラントの安全性、および数値結果の実験的な検証を含む、マルチチャネル RF コイル・アレイのコンプライアンス・テストを専門にしています。
電磁場理論だけでなく、電磁気モデリングおよびシミュレーションの学部課程と大学院課程で教鞭を執っています。学生は CST Studio Suite を使用し、基本的な形状や複雑な形状の電磁場の特性を解析しています。
Aram Kim 氏
PSK 社、上級研究員
Aram Kim 氏は、漢陽大学で電気工学の学士号とプラズマ電子工学の学士号(プラズマ診断が専門)の修士号を取得しています。PSK 社では、半導体(DRAM、フラッシュ、ロジック)製造で使用されるプラズマ・チャンバーの設計を担当しています。
プラズマ・チャンバーの設計経験が 8 年、CST Studio Suite の使用経験が 4 年です。CST を使用して設計したプラズマ・チャンバーの台数は 5 台を超えています。昨年、3DEXPERIENCE Virtual Conference (韓国で開催)で、CST を使用したプラズマ・チャンバーの解析方法を紹介しています。
現在、プラズマ診断のための電磁界シミュレーション技術の応用を専門としています。
Arshad Mehmood 氏
Alcan Systems 社、RF エンジニアリング部門、チーム・リーダー
ALCAN Systems GmbH 社の RF エンジニアリング・チームのリーダーを務め、液晶技術を使用したフェーズド・アレイ・アンテナの開発に取り組んでいます。フェーズド・アレイは、理論的、数値的に難しく、実用化も困難であるため、アンテナ工学の頂点と考えられています。つまり、最初のコンセプトからシミュレーション、プロトタイピングまで、フェーズド・アレイ・アンテナは細部に至るまで細心の注意を要します。適切に設計するには、より小さい単位を対象に多くのシミュレーションを実施してから、それを組み合わせる必要があります。CST は、さまざまなソルバーを備えており、設計エンジニアに多くの柔軟性を提供します。そのため、収束と健全性チェックにも非常に役立ちます。
COMSATS University Abbottabad Pakistan で理学士号を、ダルムシュタット工科大学で理学修士号と博士号を取得しています。2011 年の博士課程で、CST を使うようになりました。研究テーマは、誘電体共振器アンテナで、そのアンテナに対して CST の TD および FD ソルバーを広範囲に使用しました。現在も、ALCAN 社で一日中 CST を使用しています。CST のリリースごとに拡張され続けている機能は、複雑なシミュレーションの処理に役立ちます。たとえば、回路図機能で複雑なシステム・シミュレーションを簡素化できるため、設計においても重要な役割を果たすようになりました。
今日の RF/マイクロ波のコンポーネントとシステムは非常に複雑で、紙とペンを使用して設計することはほぼ不可能です。そのため、CST Microwave Studio のようなツールが必要です。RF/マイクロ波やアンテナのエンジニアだけでなく、学生にとっても、貴重な知見を得ることができるため、電磁気学の複雑さを理解するうえでそのようなツールが欠かせません。このツールのように直感的に理解しやすくなっているかどうかが、RF/マイクロ波の設計がよくなるかどうかの鍵です。理由なく魔法のようなものと呼ばれているわけではありません。
SIMULIA/CST コミュニティ・プラットフォームで知識を深めながら、他の人を支援することに楽しみを感じています。
David Scholtz 氏
Worley Offshore Energy 社、シニア主任海底システム・エンジニア
David Scholtz 氏は、Abaqus FEA の豊富な経験を持つ、実務にたけたエンジニアです。コンサルタント業務ではその経験を活かしてエンジニアリング業務を行っています。設計中心の解析、運用上の問題に関連する解析などのプロジェクトに参加し、FEA サポートと、資産の耐用年数を通した整合性サポートを提供することに大きな喜びを感じています。資源、エネルギー、船舶、自動車などの多くの業界で高度な FEA を実施しています。それと同様のことを、ヨーロッパ、アフリカ、アジア - 太平洋など、さまざまな地域での仕事でも実施しています。
Dmitry Grenishen 氏
JSC Kamaz 社、CAE グループ、チーム・リーダー
Dmitry Grenishen 氏は、過去 25 年間有限要素解析に携わっており、そのうち 15 年間は SIMULIA 製品の Abaqus、Isight、FeSafe、Tosca、xFlow を使用しています。
レーザー物理学の理学修士号を取得しています。過去 10 年間にわたり、KAMAZ 社のさまざまな種類の CAE タスクを担当するグループを率いています。仕事で主に対象にするものは、自動車に関連する衝突試験、パッシブ・セーフティ、空力、流体力学です。
過去 3 年間で、トラックや大型バスの衝突試験を 20 回以上実施しています。現在、軽量化と安全性向上を実現するために、新しい都市型電気バスの設計を最適化しています。
好きなことは、他の人には手に負えない、複雑なエンジニアリングの問題を解決することです。
Ravish Masti 氏
Borgwarner 社、スタッフ PE コンサルタント
Ravish Masti 氏は、内燃自動車、ハイブリッド車、電気自動車向けのクリーンでエネルギー効率の高い推進系ソリューションを提供する、業界大手の BorgWarner 社のシニア・スタッフ・エンジニアです。23 年以上にわたり世界的に活躍した経歴を持ち、製品のイノベーションと開発において重要な役割を果たし、実績を上げています。
シミュレーション主導のエンジニアリング設計手法を推し進めており、16 年以上にわたりダッソー・システムズの SIMULIA 製品を積極的に使用しています。 設計コンセプトから現場への応用まで、製品ライフサイクルのさまざまな段階で SIMULIA 製品を幅広く使用しています。構造的な強度と耐久性、振動と音響応答の挙動、熱管理、静電性能など、堅牢で最適な設計ソリューションの実現に SIMULIA 製品を活用しています。
SIMULIA 製品の技術的な成熟度と汎用性、そして SIMULIA スタッフの優れたカスタマー・サポートを高く評価しています。
Ellie Vineyard 氏
Pepsico 社、モデリング & シミュレーション・アナリスト
Ellie Vineyard 氏は、南メソジスト大学で機械工学の博士号を取得しています。主な研究テーマは、エンジニアリング上の直感を活かしたメタマテリアルの設計と解析、レベル・セット法とメッシュフリー法または有限要素法を組み合わせたトポロジー最適化を使用したメタマテリアルの設計と解析です。10 本もの研究科学論文を発表し、2018 年には Lyle School of Engineering から優秀大学院学生賞を授与されています。
FORTRAN サブルーチンを組み込んだ Abaqus を使用した溶接残留応力のモデリングに関する修士論文を始めとして、SIMULIA、特に Abaqus の経験を豊富に持っています。PepsiCo に入社した後、PepsiCo 社内のモデリングおよびシミュレーション機能に貢献し、世界規模の飲料パッケージング開発プロジェクトをサポートしています。シミュレーションの自動化と民主化に情熱を注ぎ、飲料パッケージングのバーチャル・テスト・ラボを立ち上げ、CAE に疎いスタッフが日々の業務でデジタル・ツールを効率的に活用できるように支援しています。
Fenghan Lin 氏
上海科技大学、准教授
Fenghan Lin 氏は、中国の上海科技大学で情報科学技術学(SIST)の准教授を務めています。2011 年と 2014 年に西安大学で工学学士号と工学修士号をそれぞれ取得。2019 年にシンガポール国立大学で工学博士号を取得しています(すべての学位は電気電子工学科)。研究テーマは、応用電磁メタマテリアル、アンテナ(いずれも電磁気学)。国際的な査読付き学術雑誌(IEEE TransAP/MTT など)の常連の査読者、EuCAP 2021 (ドイツ)で開催されるセッションの議長、IEEE APS 教育委員会の委員を務めています。また、2017 CST University Publication Award、NUS President’s Graduate Fellowship、2018 IEEE Singapore AP/MTT Joint Chapter Best Student Paper Award (2 回)、2015 IEEE APCAP Student Paper Award、2018 年中国国家優秀自費留学生賞の受賞歴もあります。上海科技大学では、学部生向けの電磁気学と、あらゆるレベル向けのアンテナ理論と設計の 2 つのコースを受け持っており、CST MWS は学生プロジェクトの指定ツールとなっています。
Giorgi Goga Bit-Babik 氏
Motorola Solutions 社、DMTS 研究開発
Giorgi Goga Bit-Babik 氏は、Motorola Solutions 社の技術スタッフの最高レベル・メンバーであり、マスター・イノベーターです。20 年以上にわたりアンテナの研究開発と電磁エネルギーへの曝露に関するコンプライアンス遵守を担当しています。Motorola 社に入社する前は、母校であるグルジアのトビリシ国立大学で応用電気力学の研究を行い、EM 波散乱の数値法の博士号を取得しています。20 本の査読付き論文と 75 本以上の学術論文を共同執筆し、米国特許を 30 件取得しています。
人体への曝露に関連する電磁界評価を扱う IEEE ICES TC34 および IEC TC106 の国際標準委員会の委員です。携帯無線アンテナからの曝露のシミュレーションに関する最初の数値標準の開発に尽力し、IEEE Standards Association の国際賞と IEC 1906 賞を受賞しています。
さまざまな計算方法と、CST Microwave Studio などのシミュレーション・ツールを幅広く使用し、ミッション・クリティカルな携帯無線機用アンテナを設計し、人間に近接するアンテナから放射される電磁界と人体との複雑な相互作用に関する貴重な洞察を得ています。
Guiqiang Liang 氏
Beijing Linghang Kegeong Education Science & Technology 社、切削シミュレーション・スペシャリスト
Guiqiang Liang 氏は、中国で唯一、切削シミュレーションをコア技術として採用している企業である Linghang Kegong 社の創設者です。長年にわたり、切削シミュレーション業界で精力的に活動してきました。清華大学と切削シミュレーションの国際会議を立ち上げ、共催しました。これは、切削シミュレーション技術を大学教育の一環として位置付け、科学研究を強化し、清華大学、北京航空航天大学、ハルビン工業大学など、中国の多くの有名大学で切削シミュレーションのトップレベルの人材を育成するうえで重要なことです。同氏は、企業個別の応用シナリオを理解し、軍事および切削工具企業向けに切削シミュレーション技術サポートおよびプロセス最適化ソリューションを提供しており、業界の専門家からこぞって評価を受け、絶賛されています。切削シミュレーションの技術と概念を推進することで、企業のプロセスのデジタル化と情報構築の基盤を築き、中国における切削シミュレーション技術への産業化の応用を推進しています。
Jinfeng Cao 氏
青島理工大学、准教授
Jinfeng Cao 氏は、2007 年に中国鉱業大学(北京)で博士号を取得しており、Abaqus の使用経験は 16 年を超えます。2007 年から青島理工大学に勤務し、機械・自動車産業のシミュレーションを積極的に推進しています。
SIMULIA、特に Abaqus の使用実績が豊富で、その実績は学士課程から始まっています。Abaqus と Python に関する本を 4 冊出版し、WeChat の公開アカウントである Mechanis_Abaqus を所有し、フォロワーは約 5,000 人に上ります。Mechanis_Abaqus で発表している SIMULIA 記事は、年間 3 万人以上が読んでいます。学生とエンジニアが Abaqus/CAE と SIMULIA 製品のトレーニングを受けられるように、2009 年に青島に Abaqus トレーニング・センターを設立しました。このセンターでは、1,000 人を超える学生がトレーニングを受けています。120 時間以上に及ぶ指導の様子をビデオに録画し、そのクリック数は 12,000 回以上に及びます。
余暇には、fangzhenxiu というシミュレーション CAE フォーラムに出席し、人に教えたり質問に回答することで、自分自身の技術的スキルを磨き、経験を向上しています。
Juhwan Lee 氏
Hyundai Motor Group、シニア・リサーチ・エンジニア
Juhwan Lee 氏は現在、Hyundai Motor 社で上級研究エンジニアを務めています。Hyundai Motor Group に入社してから 8 年間、内燃エンジンの耐久性、NVH、MBD の解析を担当しました。現在は、電気駆動ユニットの NVH およびマルチボディ・ダイナミクスを担当しています。
Hyundai Motor 社に入社した後、構造解析とマルチボディ・ダイナミクスのシミュレーション・ツールとして ABAQUS と SIMPACK を使うようになりました。同氏のグループは、MBD、NVH、システム・モデリングの分野で新しい方法を導入し続けながら、製品の品質と開発時間の改善に貢献しています。
Kai Long 氏
華北電力大学、准教授
Kai Long 氏は、2010 年以来、華北電力大学で School of New Energy の講師/准教授を務めています。北京工業大学で 2007 年に博士号を取得しています。その後、パート・タイムで Tosca Structure のテクニカル・サポートとして従事。2010 年までは北京工業大学の博士研究員の職に就いていました。 2015 年から 2016 年にかけては、メルボルンの RMIT 大学で客員研究員として研究を行いました。Abaqus、Ansys、Nastran、TOSCA Structure、Hyperworks、Matlab の使用経験があります。20 本を超える SCI 論文が一流の科学雑誌に掲載されています。また、トポロジー最適化の理論と手法、特に SIMP 法と ESO 法についても熟知しています。
Maria Grol 氏
LLC LMTI UC Rusal 社、プロジェクト・リーダー
Maria Grol 氏は、バウマン記念モスクワ国立工科大学で航空機とロケット・エンジンを専攻し、卒業。ジェット・エンジン部品およびアセンブリーの強度と力学シミュレーションの分野で 6 年以上の経験を有しており、主に高温の部品の静的解析、力学、材料モデルの記述と適合、寿命予測モデル、トポロジー最適や DOE などの最適化アプローチを使用しています。
現在、LMTI UC RUSAL 社の積層造形部門のプロジェクト・リーダーです。主な活動として、さまざまな産業の部品やアセンブリーの変更、プリント・プロセスのシミュレーション、選択的なレーザー融解プロセスのシミュレーション・モデルの改善に力を注いでいます。設計およびパラメータ化から、製造可能性および製品ライフサイクルの評価まで、これらの活動はすべて、3DEXPERIENCE の一元管理環境で実行されています。
Pablo Zavattieri 氏
パデュー大学、土木工学 Jerry M. & Lynda T. Engelhardt 教授
Pablo Zavattieri 氏は、パデュー大学の土木工学の教授です。原子力工学の理学士号、航空宇宙および宇宙工学の博士号を取得しています。自動車業界に約 9 年間従事し、その前は機械工学の教授を務めていました。その研究テーマは、生物医学機器、自動車/航空宇宙の構造物から、地震工学に至るまで、無数の用途に対応できるスマートな設計/メタマテリアル、生物学的材料、生体模倣材料などの先進的な材料のマルチスケールの設計と解析に応用される固体/構造力学と材料工学が交差する領域です。最先端の計算技術(Abaqus を使用した FE を含む)と実験を組み合わせて、材料の性能に寄与する重要なメカニズムを理解し、特性を明らかにすることで、新たな材料の設計の指針としています。学部生向けの材料力学の入門コースでは、材料を解析するためのツールとして有限要素法を教え、大学院レベルのさまざまなコースでは、固体力学と破壊力学を中心に教えています。110 本以上の査読付き論文を執筆または共著し、10 件の特許を取得しており、その多くで産業パートナーの協力を得ています。
Robert Luo 氏
Trelleborg AVS 社(UK)、主任 CAE エンジニア
Robert Luo 氏は、25 年以上にわたり Abaqus を使い続けています。Trelleborg Antivibration Solutions (UK)で主任 CAE エンジニアを務めています。中国の中南大学で工学学士(1981 年)と工学修士(1984 年)を、1994 年にロンドンで博士号を取得し、レスター大学(英国)で博士研究員としての職をまっとうしました。英国機械技術者協会のチャータード・エンジニア、フェロー、および産業アドバイザーを務めています。約 50 本の査読付き学術論文を筆頭著者として出版しています。『Simulation Methods for Rubber Antivibration Systems (ゴムの防振システムのシミュレーション手法』のほか 2 冊の書籍(英語と中国語の両方)も出版しています。
10 年以上にわたり Abaqus を工学部の学生に教えています。Abaqus を使用して 1,000 以上の防振製品をシミュレーションしてきました。ゴムの有効応力の基準、Mullins 効果のエネルギー散逸法、時間依存の超弾性モデルを開発しています。Abaqus は、検証に合格した唯一のソフトウェアです。
Sajeesh Sulaiman 氏
Vestas Wind Systemes A/S 社、製品機能リード
Sajeesh Sulaiman 氏は、EM モデリング、EMC、雷保護の分野の専門家です。雷物理、雷保護、EMC に関連する、エンジニアリングの複雑な問題を幅広く解決してきました。現在、Vestas Wind 社のシステムを使用して E3 分野の製品機能リードとして活動しています。EMC、雷保護、接地、EMF、無線機器、迷走電流、内部の電力品質など、電磁気が与える環境への影響の観点から、陸上および洋上の風力タービンの設計を主導しています。イノベーションに情熱を注いでおり、特許を 8 件出願しています。また、EEE のパワー・エレクトロニクス協会が主催する世界的な大会の Google Little Box チャレンジでは、チームが 2 位を獲得するなど、社内外のイノベーション チャレンジで数回優勝しています。BIS TC 22.4 のメンバーだったことがあります。Vestas に入社する前は、Siemens Gamesa Renewable Energy 社、Honeywell 社、Schneider Electric 社、Emerson Network Power 社に勤務していました。
Satyendra Savanur 氏
Ford Motor 社、アンダーボディ・システム CAE & オートメーション、スーパバイザー
Satyendra Savanur 氏は、これまで 21 年以上にわたって Ford Motor 社に在籍しています。その情熱は、サスペンションの部品と装置の正確な仮想シミュレーションを作成することに向けられています。この間、さまざまな方法で仮想シミュレーションの科学と技術の発展に貢献してきました。構造の DOE と最適化のための E2E 自動化ワークフローを作成しました。現在、自動型の仮想コーナー・システムの構築に取り組んでいます。こうしておくと、仮想コーナー・システムをデジタル・ツインに統合する際に役立つからです。SIMULIA 製品を日常業務で使用しています。航空業界に 2 年間従事し、その際に、練習機用 GFRP 複合材製の翼の設計と開発を支援しています。ジョージア工科大学で工学の修士号を取得し、MITxPro が提供する、複雑なシステムのアーキテクチャとエンジニアリングにおけるモデルのコースを修了しています、趣味は、旅行、ガーデニング、読書、ボランティア活動などです。現在は、USGS の市民科学者としてボランティア活動をしています。地図編集者としての功績が認められ、「Order of the surveyor’s Chain」を受賞しています。ダーク・チョコレートの大ファンでもあります。
Sunyoung Kim 氏
Hyundai Motor Group、シニア・リサーチ・エンジニア
Sunyoung Kim 氏は、仁荷大学校で CAE に基づく構造力学を研究し、航空力学の修士号を取得しています。CAE を用いたマルチフィジックスを考慮したさまざまな構造物の耐久性の解析に 15 年の実績を有しています。特に、防衛産業、電子・電力産業、鉄鋼産業などのさまざまな産業の連携を通じた、複合材料や熱変形の解析に力を入れました。
現在、Hyundai Motor Group の商用車 CAE チームで働いています。最近では、環境に優しいバスやトラックの車体とサスペンションの疲労寿命を仮想環境で予測し、最適化する仕事をしています。
Susanne Hipp 氏
レーゲンスブルク工科大学、教授
Susanne Hipp 氏は、2020 年から、バイエルンの森の近くにある、応用科学の大学であるレーゲンスブルク工科大学でマイクロ波工学の教授を務めています。高周波工学(および関連する)クラスでは、ラボ実験で CST Studio Suite を使用することで、不可視の電磁場に関する知見を学生が得られるようにしています。RF ラボでは、学士論文と修士論文、およびプロジェクトにシミュレーションを使用します。学部では、(EM)シミュレーションと HPC の専門家として活躍しています。
2007 年にミュンヘン工科大学で物理学の学位、2015 年に高周波工学の博士号を取得しています。2012 年から、CST AG のアプリケーション・エンジニアとして、アンテナやハイブリッド・ソルバー技術などの RF アプリケーションに力を注いでいます。高性能コンピューティングと Linux のエキスパートとしても知られ、CST が SIMULIA ブランドに統合された後は、特に 3DEXPERIENCE プラットフォームと 3DOrchestrate の専門知識を習得しています。
Timo Kuthada 氏
Forschungsinstitut Fuer Kraftfahrwesen Und Fahrzeugmotoren Stuttgart (FKFS)、学際的プロジェクトおよび高性能コンピューティング部門責任者
Timo Kuthada 氏は、1999 年にシュトゥットガルト大学で機械工学の学位を取得し、卒業しています。1999 年から 2004 年にかけて、シュツットガルト大学の内燃機関・車両工学研究所(IVK)で研究エンジニアを務めました。博士号のテーマは、最新の地上シミュレーション技術に関連した冷却空気の流れで、Scientific Society for Automotive and Engine Technology (wkm-ev.org)の Kamm-Jante-Medal を受賞しています。
2004 年に、空力部門の数値法担当のリーダーとして FKFS に着任しました。2008 年には、FKFS の学際的プロジェクトおよび高性能コンピューティング部門責任者に昇進し、車両空力および熱管理の研究開発プロジェクトを担当しています。IVK/FKFS に SIMULIA PowerFLOW を導入し、現在では、それが空力および熱管理シミュレーションのメインのソルバーになっています。
European Car Aerodynamics Research Association (www.ecara.org)のメンバーで、CFD サブグループの議長を務めています。90 冊を超える出版物の著者/共同執筆者でもあります。
Venkat Perumal 氏
Stryker Global Technology Center、CAE、上級主任エンジニア
Venkat Perumal 氏は、インドにある Stryker Global Technology Center (SGTC)で上級主任エンジニアを務めています。Modeling & Simulation Center of Excellence (CoE)を率い、Stryker 社の各部門の医療機器開発を迅速に革新できるよう、シミュレーションベースの技術の導入を推進しています。SIMULIA 製品を活用して、機器の性能に対する理解を深め、開発コストを削減し、開発サイクル時間を短縮しています。
米国サウスカロライナ大学で機械工学の博士号を、インド工科大学マドラス校で修士号を取得しています。医療機器、医療、自動車の各企業で 18 年間にわたりグローバルな研究開発経験を有しています。25 冊以上の出版物を執筆し、8 件の知的財産(IP)を出願し、高い実績を築いています。薬事申請のためのコンピュータ・モデリングおよびシミュレーション(CM&S)を推進する業界/学術団体 Avicenna Alliance に、Stryker 社の代表として参加しています。
Venkat Raju Dasu 氏
Tata Steel 社、主任研究員
Venkat Raju Dasu 氏は、Tata Steel 社の製品応用研究グループの研究開発主任研究者として勤務しており、インド工科大学デリー校で修士号を取得しています。CYIENT 社のエンジニアリング・コンサルタントとして 7 年を超す実績を積み、構造力学、金属変形、産業用ガス・タービン、複合材、熱機械的疲労、有限要素解析その他の数値技術を使用した寿命の推定など、さまざまな分野で合計 17 年の経験を積んでいます。Python スクリプトを使用して、生産性を向上させ、複雑な作業を行うためのさまざまなカスタマイズ・ツールの開発に尽力しています。そのキャリアの中で、金属の成形プロセス、構造設計、ガス・タービンの主要な設計プロジェクト、自動車および非自動車の用途の軽量化など、さまざまなプロジェクトを率い、貢献しています。著名な学術誌に国際論文と国際会議論文を 6 本執筆し、特許と著作権を 8 件保有しています。
Xiaoyu Zhang 氏
Beijing Institute of Spacecraft System Engineering、積層造形技術リーダー
Xiaoyu Zhang 氏は、Beijing Institute of Spacecraft System Engineering (CAST)のシニア・エンジニアです。近年は主に、3 次元格子構造をベースにした、宇宙船の軽量構造設計技術の研究に取り組んでいます。衛星の構造全体が 3 次元格子構造となっている、世界初の QianCheng 1-1 衛星の開発と打ち上げを指揮しています。この技術を火星探査機、宇宙ステーション、リモート・センシング衛星、航法衛星にうまく応用しています。10 以上の製品の、200 以上の宇宙工学アプリケーションを構築しています。
SIMULIA のソリューションの詳細
組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な SIMULIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
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