SIMULIA Champions 2020
SIMULIA 2020 Champion のご紹介
Ahmet Becene 氏
Collins Aerospace 社、テクニカル・フェロー
Ahmet Becene 氏は、General Dynamics 社で、誘導ミサイル駆逐艦部門の NVH エンジニアとしてキャリアをスタートさせました。その後、自動車業界に転向し、General Motors 社、Delphi Powertrain 社で 10 年以上にわたり、振動およびシミュレーション・チームのリーダーとして勤務しました。2010 年に航空宇宙産業に移り、現在は Collins Aerospace 社のテクニカル・フェローを務めています。担当としては、構造分野の難しい技術的問題の解決、手法の開発、指導を受け持っています。
イスタンブール工科大学で理学士号、メイン大学で理学修士号、ロチェスター大学で博士号をそれぞれ取得しています。ロチェスター工科大学、ロチェスター大学、イェール大学の非常勤教授として大学院および学部レベルのコースを指導しており、また、コリンズ大学での指導も引き続き行っています。
趣味は、真空管式のギター・アンプの設計と製作で、それがきっかけでビルボード・チャートに馴染むようになりました。また、ヴィンテージ物のヨーロッパのオートバイを車庫で修理しています。
1997 年から Abaqus を使用しています。そのキャリアを通じ、Abaqus は、構造やマルチフィジックスの難しい問題の解決に適したツールとして活用しています。
Alice Lin 氏
GN Audio 社、研究開発部門、シミュレーション・スペシャリスト
Alice Lin 氏は、2014 年に清華大学で固体力学の修士号を取得後、同年 GN Audio に入社しました。研究職に就く前に、航空機設計に 1 年間従事したことがあり、そこで CATIA を使用していました。
SIMULIA、特に Abaqus の使用実績が豊富で、その実績は学士課程から始まっています。初の CAE エンジニアとして GN Audio 社に入社した後、構造解析に最適なシミュレーション・ツールとして SIMULIA を使うようになりました。GN Audio 社では、製品品質の向上、コストの削減、開発時間の短縮のためにシミュレーションの必要性が高まるにつれ、チームも成長し続けています。
余暇には、jishulink というシミュレーション CAE フォーラムに参加し、人に教えたり質問に回答することで、自身の強みや経験を高めています。
Amitabha Saha 氏
Hasetri、シニア・エンジニア
Amitabha Saha 氏は、タイヤ力学グループの HASETRI (Hari Shankar Singhania Elastomer and Tire Research Institute)のシニア・エンジニアとして活躍しています。インド初のタイヤ・シミュレーション・セットアップの作成に尽力しました。シミュレーション技術を 20 年以上使用した実績を持ち、25 人以上のシミュレーション・エンジニアを訓練し、育成しています。
摩擦エネルギー・パターンによる摩耗特性予測、シミュレーションへのタイヤ・トレッド・パターンの取り込み、タイヤ硬化シミュレーション、超弾性および粘弾性の実装などの手法開発を担当しています。解析管理、リソース最適化の他、FEA パッケージのカスタマイズにも取り組んでいます。ハードウェアとソフトウェアの選択、設計、実装も担当しています。
15 以上の現在進行中のプロジェクトに参加し、国内外の出版物を 10 冊以上執筆しています。ドゥルガプール国立工科大学で化学工学の第一学位を取得しています。システムをチューニングして性能を最適化したり、デジタル・ライブラリをセットアップすることが趣味です。
Balaji Kasthurirangan 氏
Elgi Equipments 社、サブシステムおよび専門家グループ、シニア・チーム・リーダー
Balaji Kasthurirangan 氏は、2011 年から、バンガロールにある ELGI 社の研究開発センターでシミュレーション・チームを率いています。現在、エネルギー/コスト効率の高い、次世代の産業用コンプレッサーの開発に取り組んでいます。Delphi 社や L&T 社などの会社で 22 年の実務経験があり、2003 年から、コモン・レール・システム、取り付けシステム、燃料電池、コンプレッサー、リフトなど、さまざまな製品ラインで SIMULIA を使用しています。
最適化技術を専門としており、プロセス自動化、コスト削減、材料特性評価、Isight と Tosca を使用したシミュレーション・プロセス統合に携わっています。
そのキャリアを通じて、SIMULIA のイベントでプレゼンテーションを行い、シミュレーション・エンジニアの役割は、予測と検証によってすべてのイニシアチブを推進することであると主張し、その主張は、同氏の日常業務に反映されています。
Bingyun Jiang 氏
シミュレーション提唱者
Bingyun Jiang 氏は、上海交通大学で博士号を取得しています。Abaqus の使用経験は 10 年を超え、エレクトロニクスおよび自動車業界におけるシミュレーションを積極的に提唱しています。
WeChat で公開アカウント iCAETube を持ち、フォロワーの数は約 1 万に上ります。ICAETube で公開している SIMULIA の記事は、年間 5 万人以上が閲読しています。同時に、WeChat に CAE グループ 2 つと、2,000 人以上のメンバーが所属する QQ グループ 2 つを作成しています。SIMULIA テクニカル・サポートのスペシャリストとして認定を受けており、500 人以上の受講者を対象にトレーニングを実施しています。100 時間以上に及ぶ教育用ビデオを録画しており、そのクリック数は 3 万を超えています。
Chirag Patel 氏
Ceat Tyres 社、CAE マネージャー
Chirag Patel 氏は、12 年以上 CAE 分野に従事しています。この 5 年間は、CEAT 社に勤務し、二輪車用のタイヤからトラック用のタイヤまでの NVH と動的シミュレーションの機能開発を担当してきました。現在の職務は、新製品の開発、シミュレーション・タスク、シミュレーションと試験との相関関係の業務に携わっています。
以前には、自動車 OEM で 5 年間、NVH 分野に従事していました。全体的に、キャビン NVH とタイヤ NVH の両方についての専門知識を持っています。SIMULIA 製品(主に Abaqus)を 8 年以上使用しており、物理学のシミュレーションを詳しく研究することを好んでいます。
Feng Feng 氏
Collins Aerospace 社、テクニカル・フェロー
Feng Feng 氏は、固体力学、構造力学、計算手法と力学、過渡力学、破壊力学、過渡熱反応解析の分野で 20 年以上の経験を有しています。現在は、Collins Aerospace 社のテクニカル・フェローです。構造手法および認定ツールの開発と実装を主導している他、Structures Discipline Steering Committee のメンバーとして活動しており、企業の分野活動のロードマップを策定しています。
Collins Aerospace 社に入社する前は、Dassault Systèmes SIMULIA Corporation の上級アプリケーション開発者で、有限要素解析と Abaqus の全般における新しいアルゴリズムの作成、カスタマイズ、およびの技術サポートの提供に貢献していました。
工学力学の理学士号と理学修士号を取得しています。また、カリフォルニア大学で機械工学の博士号を取得し、副専攻として応用数学を学びました。博士研究員としての研究テーマは、脂質二重層ベシクルと生体膜の 3 次元計算力学でした。
12 本の論文、書籍の 2 章分を執筆し、2002 年には、SPIE の最優秀 NDE 論文賞を受賞した論文を共同執筆しました。さらに、15 件の特許も保有しています。
G.S. Krishnamurthy 氏
Royal Enfield 社、CAE グループ・マネージャー
G.S.Krishnamurthy 氏は、インドのチェンナイにある Eicher Motors 社の事業部門 Royal Enfield の CAE グループ・マネージャーとして勤務しています。現在は、NVH およびマルチボディ・ダイナミクスの分野で活躍しています。大学院卒業後、自動二輪車業界に従事し、20 年間シミュレーション技術を使用しています。MBD、NVH、システム・モデリングの各分野で新しい方法の導入を担当しています。さらに、製造シミュレーションと CAE プロセスの自動化も担当しています。
また、有限要素法の分野で NAFEMS により認定された PSE (プロフェッショナル・シミュレーション・エンジニア)でもあります。
Genghua Liao 氏
Faw Jiefang Group 社、空力開発担当ディレクター商用機関
FAW 社における CFD の学術的リーダーとして、CFD チームを率い、いくつかのプロジェクトにおいて PowerFLOW ソフトウェアによる空力および熱管理性能を開発しています。多数の成功事例の立役者となっています。
FAW 社における PowerFLOW ソフトウェアの使用経験は 5 年以上です。この間、地上車両に関する 8 つの技術的問題、6 つの主要技術革新研究プロジェクトをやり遂げ、10 以上の企業基準を担当しています。SAE-CHINA (China Society of Automotive Engineering)の会員でもあり、地上車両の空力開発に貢献しています。
Halewijn Stikvoort 氏
Meneta Advanced Shims Technology 社、シニア CAE エンジニア
Halewijn Stikvoort 氏は、物事を理解しようとする欲求が強く、幼い頃から工学を直感に従って探求し始めました。デンマークのレンガでスペアデフを作ったり、自分を持ち上げることができる凧を作ったりしました(お勧めしません)。世界を理解したいという欲求は、今もなお続いています。次の論理的なステップは、機械工学(メカトロニクス)を研究することでした。アクチュエーターなしでは構造物は動きませんが、アクチュエーターを単に置いただけでも何も動きません。
物理世界をモデルという方法で記述することで、細かく調査し、探求できるようになります。モデルが優れていれば、事前に検証されていない状態や、測定範囲外の状態を正確に予測することもできます。余暇には、オーディオ機器を自作したり、世界中で作られたさまざまな美しい音楽を聴いています。
Huan-Yang Chen 氏
Zebra Technologies 社、主任エンジニア
Huan-Yang Chen 氏は、Zebra Technologies 社で無線ソリューションの研究、設計、製品開発を指揮しています。担当している業務としては、5G NR、4G LTE、3G CDMA/UMTS、2G GSM、Wi-Fi、Bluetooth、GNSS、企業向けのモバイル/ポータブル・コンピューティング・デバイスの NFC があります。こうした取り組みは、部門横断的なイノベーションにビジョン、ガイダンス、管理を提供することで実施しています。最先端の技術を探求し、RF/アンテナ・システムの統合、特性評価、ターゲット実施形態内での最適化を行うことも好んでいます。
台湾の国立清華大学で電気工学の理学士号と理学修士号を、ウィスコンシン大学マディソン校で電気工学とコンピュータ工学の博士号を取得しています。主な研究テーマは、無線通信、RF フロントエンド(RFFE)およびアンテナ設計、ビームフォーミングおよび Multiple-In Multiple-Out (MIMO)技術、ミリ波(mmWave)、電磁波伝播モデリングおよび解析、電磁干渉および電磁両立性です。
Hycksu Kweon 氏
Hyundai Mobis 社、主任研究エンジニア
Hycksu Kweon 氏は、CAE 分野に 18 年以上従事しています。Hyundai Mobis 社で EMI ソリューションの研究、設計、製品開発を指揮しています。iNARTE EMC エンジニアで、EMC 技術委員会の委員でもあります。自動車部品(AVN、SVM、ADAS、MDPS、MEB、インバーター、コンバーター)の EMI/EMC 性能を解析しました。また、CST のさまざまな種類のソルバー・モジュールを用いたシミュレーションを解析しました。SIMULIA ユーザー・カンファレンスなど、シミュレーションおよび EMC エンジニアリング・フォーラムに参加し、いくつかの論文を発表しています。
Hyeonsung Hong 氏
Hyundai Mobis 社、研究エンジニア
Hyeonsung Hong 氏は、慶北大学校の大学院修士課程で FDTD 解析法を用いて電磁光学現象を研究しました。Hyundai Mobis 社に入社する前は、防衛産業企業のラボで、戦艦のレーダー・システムと UWB (~ 40GHz)方向探知システムを 3 年間開発しました。
EM CAE エンジニアとして、アンテナ(immo-coil、RKE、BT Wi-Fi、V2X、レーダー)および EMI/EMC/SI のさまざまなコンポーネントの性能を解析しました。コンポーネントレベルだけでなく、CST のさまざまな種類のソルバー・モジュールを使用して車両全体レベルのシミュレーション(取り付け、走行と駐車環境に関する性能)も解析しました。
Ismael Rivero 氏
Airbus 社、構造エンジニア
Ismael Rivero 氏は、マドリード工科大学に入学し、航空工学の学位を取得しました。同時に、Airbus 社の防衛・宇宙部門でのインターンシップとしての活動を開始しました。
卒業後、Airbus 社に構造解析エンジニアとして入社しました。A400M、A30-MRTT、A380、A320neo など、民間分野と軍事分野の両方で、好奇心をそそる航空プロジェクトに貢献する機会を多数得ています。2012 年以降、SIMULIA 製品の使用経験を積んでいます。それ以来、SIMULIA の構造解析ポートフォリオ、特に Abaqus の熱心なユーザーになり、航空機構造物の構造応答、疲労、破壊力学、破損に関するさまざまなシミュレーションを実行しています。
SIMULIA ユーザー・カンファレンス、NAFEMS World Congress、ICAS Symposia といったシミュレーションおよび航空工学フォーラムに参加した他、論文をいくつか発表しています。シミュレーション・エンジニアとの強力なつながりのあるコミュニティを通じて、業界の変革を促すことが重要なニーズだと考えています。
Jaewon Kim 氏
3 M 社、リサーチ・スペシャリスト
Jaewon Kim 氏は、2001 年に韓国の高麗大学校で電子工学の理学士号と理学修士号を取得しています。2008 年には、ミネソタ大学(ミネソタ州ミネアポリス)で電気工学の博士号を取得しています。
現在は、ミネソタ州セントポールにある 3M 社の研究ラボで電磁気とメタマテリアルを研究しています。
Jamison Huber 氏
Doosan Bobcat 社、シニア・シミュレーション・エンジニア
Jamison Huber 氏は、Doosan Bobcat 社でシニア・シミュレーション・エンジニアを務めており、ノースダコタ州ビスマルクの Acceleration Center で働いています。ノースダコタ州立大学で機械工学の修士号を取得、遷移乱流モデリングを専攻していました。
5 年以上にわたり PowerFLOW を使用しています。その主なターゲットは、Bobcats スキッド・ステア、コンパクト・トラック・ローダー、ミニ・ショベルのアンダーフード熱モデリングと音響シミュレーション(主にファン・ノイズ)です。余暇には、狩猟、釣り、ハイキング、オートバイを楽しんでいます。
John Vandeventer 氏
Boeing 社、アソシエイト・テクニカル・フェロー
John Vandeventer 氏は、Boeing 社で民間航空機構造エンジニアリング設計および解析ソリューション・チームのアソシエイト・テクニカル・フェローを務めています。1989 年のワシントン大学卒業後、30 年以上にわたり、Boeing 社の構造アナリストとして勤務してきました。そのキャリア全体を通して、CATIA (V3 ~ V6/3DEXPERIENCE プラットフォーム、Elfini)と SIMULIA (Abaqus、3DEXPERIENCE プラットフォーム)アプリケーションの両方を使用して、Boeing 社で航空機構造をシミュレートする SIMULIA ツール使用のリーダーになっています。また、そのキャリアの中で、Boeing 社のアナリストや SIMULIA の研究開発部門と密接に連携しつつ、SIMULIA ソリューションを使用する人々のニーズが、ソリューションの提供元にも伝わるよう尽力しています。
Lars Pilgaard Mikkelsen 氏
デンマーク工科大学(DTU)、准教授
Lars Mikkelsen 氏は、デンマーク工科大学の風力エネルギー学部で准教授を務めています。専門分野は、ポリマー・マトリックス複合材料の数値有限要素シミュレーションと実験的特性評価で、特に風力タービン・ブレード材料の疲労と圧縮挙動に力を注いでいます。仕事では、商用の FE コード Abaqus とユーザー定義のサブルーチン、および 3D X 線断層撮影法などの高度な特性評価技術を使用しています。長年にわたり、耐衝撃性の用途に適したシェル構造の非線形座屈・つぶれの他、ハイドロフォーミング時のネッキング予測やひずみ勾配依存塑性モデルに使用される引張不安定性のシミュレーションに従事しています。非線形材料の挙動が構造的挙動に与える影響を予測する、有限要素ベースの一般的なプロジェクトだけでなく、医学的な要因で発生する多くの問題に携わっています。
Lin Biao Wang 氏
Continental Automotive 社、高速エレクトロニクス・シミュレーション、エキスパート
Lin Biao Wang 氏は、シンガポールの南洋理工大学で工学学士号(2006 年)、理学修士号(2009 年)、電気電子工学博士号(2015 年)を取得しています。研究テーマとしては、シグナル・インテグリティ、パワー・インテグリティ、高速デジタル電子回路の測定技術、電磁干渉(EMI)モデリング、低減技術があります。
2012 年、高速エレクトロニクス・シミュレーションのエンジニアとして Continental Automotive Singapore 社に入社しました。2018 年に EMC の設計者になり、EMC のモデリングとシミュレーションにおける知識とスキルを活用してチームの能力を向上させています。
同社でキャリアを築く一方、「高速エレクトロニクス・シミュレーション」分野のテクニカル・エキスパートの称号を受けています。また、「地域担当エキスパート広報担当」の職務も兼任し、シンガポールの事業部門全体のエキスパート・コミュニティを指揮し続けています。
また、IEEE EMC Society (シンガポール支部)の委員も務めています。2019 年に「IEEE EMC Society Young Professional Award」を受賞しています。2008 年から CST のユーザーとなり、CST ASEAN ユーザー・カンファレンスでは「シミュレーションと測定によるイノベーションの推進」と題した基調講演を行いました。
Min Jie 氏
Ford Motor 社、CAE エンジニア
Min Jie 氏は、2003 年にミシガン大学で博士号を取得し、2004 年には同大学に戻り、講師と客員研究員を務めました。査読付きジャーナルに数十の技術論文を寄稿しています。博士論文では、板金成形の新たな破壊基準を提案しています。
パワートレインの耐久性解析に豊富な経験を持っています。最初は自動車用トランスミッション、その後は電動パワートレインに携わっています。SIMULIA 製品、特に Abaqus の高いスキルを持っています。Ford 社では製品開発の日常業務に加え、ローター・アセンブリーの 3D 非線形 FEA モデリングや、J-integral に基づく溶接耐久性解析など、新しい解析方法の開発に熱心に取り組んでいます。ウェイン州立大学の機械工学科で非常勤として働いており、基本的な工学上の問題を Abaqus で解く方法を大学院生に教えています。10 数の企業工学試験手順(CETP)と 400 件を超える社内 CAE 技術報告書を作成しています。Ford 社での功績が認められ、複数の賞を受賞しています。
Nikesh Mahendran 氏
Ford Motor 社、CAE アナリスト
Nikesh Mahendran 氏は、過去 14 年間にわたり、Ford Motor 社の CAE アナリストとして勤務しています。仕事の内容は、CAD の形状から有限要素モデルを作成し、応力またはひずみベースの手法を使用して耐久性解析と疲労評価を実行することです。設計の最適化スタディを実行し、結果と推奨事項を正確かつ簡潔に報告しています。最近のエンジンのダウンサイジング設計では、排出ガスと燃料消費のニーズを満たすとともに、最大の出力を生み出すために、ほとんどすべてのコンポーネントを最適化する必要があります。同氏はこれを実現するために、CAE 解析を行い、設計のロバスト性を向上させ、最大の出力を生み出し、最適化ベースの CAE 作業の数を増やすことで軽量化の目標値を達成しています。2013 年と 2016 年にパワートレイン・エンジニアリング成果賞を受賞した他、2015 年にはパワートレイン・エンジニアリング賞、2012 年にはエンジニアリング・エクセレンス賞を受賞しています。
現在、Ford Motor 社のサスペンション CAE チームで、強度、耐久性、等価/動的剛性、最適化解析を担当しています。
Raja Sengupta 氏
Volvo Group Trucks 社、空力部門、リード・エンジニア
Raja Sengupta 氏は、Volvo Group Trucks Technology 社の空力部門のリード・エンジニアです。シンシナティ大学で航空宇宙工学の博士号、数学の修士号を取得し、インド工科大学カンプール校で航空宇宙工学の学士号を取得しています。13 年前から Volvo Trucks 社に勤務し、空力とエンジン冷却を専門にしています。スーパートラック(DOE)プログラムと、大型車の温室効果ガス(GHG)フェーズ 2 規制の策定の両方に携わっています。さまざまな相手先ブランド製造企業の空力専門家で構成される Truck and Engine Manufacturers Association (EMA)の空力委員会に Volvo 社の代表として参加しています。2017 年から 2020 年まで委員会の議長を務めています。1999 年にモーター・スポーツ(NASCAR)といった用途で SIMULIA PowerFLOW を使い始め、2004 年に大型トラックの担当に異動になりました。現在、Supertruck2 の最終開発と、 GHG フェーズ 2 向けの Volvo 社の現行製品ポートフォリオの空力認定に取り組んでいます。
Simon Duraffourg 氏
Decathlon 社、研究開発エンジニア
Simon Duraffourg 氏は、Duraffourg 社の身体研究部門の研究開発エンジニアです。現職に就く前は、エネルギーおよび輸送製品の設計に従事し、SIMULIA を使用していました。
フランスの UTC 大学で機械工学の修士号を取得しています。2015 年、フランスのパリ東大学で博士号を取得しています。その際に、Renault Car 社と協力し、自動車構造の寿命予測を専門に研究しています。
スポーツ製品の数値解析と最適化に情熱を注いでいます。同氏が掲げている目標は、アスリートの健康と製品の性能に最適な製品を設計すると同時に、これらの製品の環境への影響を低減するために、身体とスポーツ製品がどのように作用するかを理解することです。
Stefanie Feih 氏
グリフィス大学、工学部教授
Stefanie Feih 氏は、オーストラリアのグリフィス大学工学部教授です。
この 20 年間に、軽量構造の性能に関する学術論文と会議用論文を 170 を超す国際的な学術雑誌に発表しています。ドイツで機械工学の学士号、米国コーネル大学で修士号、2002 年に英国ケンブリッジ大学で博士号を取得しました。デンマークの国立研究所リーソとオーストラリアの RMIT 大学に勤務した後に、2014 年に家族を伴ってシンガポールに移住しました。
また、国際複合材料会議の理事で、Composites Part B の編集者でもあります。RMIT 大学およびシンガポール国立大学では非常勤講師を務めています。その研究成果は、風力、海軍、O&G オフショア、航空宇宙構造などの業界に応用されています。
Thomas Siegmund 氏
パデュー大学、機械工学科教授
Thomas Siegmund 氏は、インディアナ州ウェスト・ラファイエットのパデュー大学で機械工学科教授を務めています。現在の研究テーマは、破壊と疲労、生体力学、建築材料システムに関連する計算力学です。
仕事では、FE コード Abaqus と、ユーザー定義の各種サブルーチンや CAD システム、Python スクリプト、3D イメージングを組み合わせて使用しています。融着帯モデルの定式化、塑性モデル、接触問題を進めることに特に力を注いでいます。
2 つのコースで教鞭を執っており、学部生に FEA の基本概念を、大学院生に、FEA と破壊力学の先進的な概念を教えています。産業界の協力を得て、基本的な研究問題や応用問題に取り組んでいます。
Xiao Li 氏
中国空間技術研究院、博士研究員
Xiao Li 氏は、2016 年 12 月にドイツのヴッパータール大学で博士号を取得しています。Abaqus の使用経験は 10 年を超えます。研究テーマは、「3 次元亀裂進展予測」、「弾塑性材料挙動シミュレーション」、「積層造形プロセス・シミュレーション」など多数です。「入力」ファイルの形式に精通しており、UEL および UMAT の開発でも高いスキルを発揮しています。
博士課程では、ドイツ研究財団(DFG)の資金援助を受けて、3D 弾塑性疲労亀裂進展の周期的な融着帯モデルを独自に開発しました。現在は、中国空間技術研究院で博士研究員のプロジェクトに取り組んでいます。
Xinpu Shen 氏
中国石油大学、教授
Xinpu Shen 氏は、中国の北京にある清華大学で 1993 年に工学力学の博士号を取得しています。1993 年から 1999 年まで、清華大学の講師兼准教授を務めています。2001 年に中国の瀋陽工業大学の教授に就任しました。2008 年、Halliburton 社のシニア・テクニカル・アドバイザーとして勤務し、2017 年には Guoyang Technology and Services 社のテクニカル・マネージャーに転職しました。2018 年より、中国石油大学(華東)石油工程学院の教授を務めています。
2004 年に、Abaqus を用いた数値モデリングの研究を始めました。英国の Taylor & Francis Group が出版した 2 冊の本を執筆/共同執筆しています。この 2 冊の書籍では、掘削・貯留層地力学、ケーシング変形、水圧破砕最適化の問題について Abaqus ツールキットで得られた数値解を紹介しています。また、98 本の論文を発表しており、そのうち 34 本は OnePetrol.com でダウンロードできます。
Yuming Wu 氏
北京工業大学、准教授
Yuming Wu 氏は、2006 年に中国のハルビン工業大学で工学学士号を、2011 年にシンガポール国立大学で博士号を取得しています。2011 年から 2013 年にかけて、シンガポールの南洋理工大学の研究員を務める傍ら、フランスのリール第一大学の電子・マイクロエレクトロニクス、ナノテクノロジー研究所に、海外アタッチメント・スタッフとして在籍しています。
2013 年、北京工業大学に着任し、現在、School of Information and Electronics の Beijing Key Laboratory of Millimeter Wave and Terahertz Technology の准教授を務めています。研究テーマは、光/テラヘルツ/マイクロ波周波数の用途に使用する電磁メタマテリアル/メタサーフェス、先進的な機能を備えたデバイス、印刷法を用いたフレキシブル・アンテナ、ウェアラブルおよび医療用途の電子デバイスの特性評価、設計、製造です。SIMULIA を 15 年間使用しており、IEEE の上級委員です。
SIMULIA のソリューションの詳細
組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。
はじめに
学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な SIMULIA トレーニングを受講してください。
サポートの利用
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