非線形ゴム素材を考慮に入れたカムシャフト・アブソーバの最適化
お客様の要望
カムシャフト・アブソーバの既存の設計に、アセンブリ開口部を追加する必要がありました。新しい設計は、ねじり剛性が同じである必要があり、また応力が増加してはなりません
当社のソリューション:Tosca Structureを使用したトポロジー最適化と形状最適化
最初に参照のための設計として、Tosca Structure.topologyで最適な断面形状を決定しました。その後、形状最適化でTosca Structure.shapeによりでその断面の詳細を改良し、また、手動で追加したアセンブリ開口部の応力分布を最適化しました。完全最適化プロセスにおいて、ゴム金属部品の超弾性材料と軸方向の離型性を考慮しました。
お客様にとってのメリット
最初の試作品は剛性と耐久性に関するすべての要件を満たし、寿命は開口部のない参照部品のそれを超えました。ユーザーが定義した材料を実績のあるソルバ・テクノロジーと最適化を組み合わせることで、エストラマー部品の高い品質の確保するための、最適化が可能になりました。これにより、ゴム部品の耐久性を大幅に高めることができました。信頼性の高い設計により、試作品作成と試験の回数が減ったため、製品開発サイクルが大幅に短縮されました。