Science Council の厳選した出版物を見る
- BIOVIA の研究は、数十年にわたる査読研究に基づいています。当社の最近の雑誌論文をご確認ください。
BIOVIA Science Council の使命は、全社的な科学的イノベーションの方向性を企業戦略に沿って導くことにより、優れた科学的成果をもたらし、BIOVIA の研究者、ソフトウェア、サービスに対する高い評価を築き上げることです。BIOVIA のトップクラスの研究者で構成されているこのカウンシルは、発見から商業生産までを応用科学と戦略の対象とし、優れた科学的成果を提供して、化学、材料、生物学に関わるすべての業界をけん引しています。BIOVIA 出版物の多くは Google Scholar で検索できます。
Science Council は、BIOVIA の科学的影響の形成に重要な役割を担っています。BIOVIA の CEO、Jason Benedict は次のように述べています。「BIOVIA はダッソー・システムズの科学ブランドであり、お客様が科学的イノベーションを一変させられるよう支援しています。BIOVIA Science Council は、お客様の成功に寄与する BIOVIA の科学的アクティビティ、ソリューション、テクノロジーの推進において、科学的および技術的側面で卓越したリーダーシップを発揮しています」。
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Hugues-Olivier Bertrand (博士)は 1988 年にアプリケーション・サイエンティストとして BIOVIA に入社しました。現在はシニア・ディレクターとシニア・フェローを兼務しており、Life Science Research Pre-Sales グループを管理しています。主要な専門分野は、タンパク質のモデリング、高分子のシミュレーション、バーチャル・スクリーニング、構造ベースの薬剤デザインです。レンヌ大学(フランス)で薬学の博士号を取得しました。大学課程の後は、Institut de Biologie Physicochimique および Institut Gustave Roussy (パリ)で博士研究員を務め、計算構造生物学の研究に取り組みました。BIOVIA に入社後は、アミノ酸によって活性化されるファミリー 3 GPCR に関して、構造生物学の開発と創薬プロジェクトを開始しました。この仕事は他の専門家たちとのコラボレーションによって行われ、複数の出版物、特許、国際的なセミナー、博士論文につながりました。Institut Gustave Roussy で計算化学、比較モデリング、バーチャル・スクリーニングの講師を務め、複数の博士論文の共同監督も行っています。査読審査のある雑誌で 50 の出版物を執筆しています。
Anne Goupil-Lamy (博士)は、BIOVIA のプリンシパル・フィールド・アプリケーション・サイエンティスト兼 Science Council フェローです。ピエール・マリー・キュリー大学(パリ第 6 大学、フランス)で分子生物物理学の博士号を取得しました。Jeremy C. Smith 教授の監督の下で、分子動力学シミュレーションと中性子散乱実験を使用して、タンパク質動力学と変性を研究しました。1998 年に MSI (現 BIOVIA)にサポート・サイエンティストとして入社し、BIOVIA の医療機器・医薬品モデリング・ツールによってサポートされる数多くのモデリング分野の専門知識を習得しました。ヨーロッパおよび世界中の BIOVIA の医薬品開発業務受託グループを管理していた際は、実現可能性を調査し、提案を作成してきました。また、構造ベースのデザインとリガンドベースのデザインのプロジェクトに関わり、そのうちの 1 つは特許を取得しました。プリセールス・サイエンティストとして、フラグメント・ベースのデザインおよびタンパク質間相互作用の検証試験を複数実行し、その結果を会議で、あるいはお客様に対して発表しました。抗体デザインに取り組む生物製剤プロジェクトにも参加しています。
Victor Milman (博士)は 1994 年に BIOVIA に入社しました。現在はシニア・フェロー兼 Quantum Mechanics and Nanotechnology R&D チームのマネージャーを務めています。モスクワ物理工科大学を卒業し、ウクライナ国立学士院で固体物理学の博士号を取得しました。その後、キエフの Institute of Metal Physics で無機結晶の格子特性研究に関する第一原理技法の開発に取り組みました。この研究を Cavendish Laboratory (ケンブリッジ)でも継続し、固体の電子構造に関する SERC 共同計算プロジェクトに、リサーチ・アソシエイトとして加わりました。Heine 教授および Payne 教授のグループにおける研究は最終的に、固体および表面の量子力学モデリングの革新的なコードである CASTEP の公開につながりました。その他に、DOE Oak Ridge National Laboratory で客員研究員を 1 年間務め、成長過程モデリングや拡張欠陥の研究において、CASTEP を半導体物理学に応用しました。査読付き出版物は 150 あり、h 指数は 29 です。これは、彼の研究の生産性と科学的影響の大きさの双方を反映しています。多数の会議でのプレゼンテーション、ケンブリッジ大学およびユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの博士課程学生の共同監督、研究機関の会議やシンポジウム、物理学と化学の主要な雑誌における定期的な論文審査などに貢献しています。
Marc Meunier (博士)は、BIOVIA のプリンシパル・フィールド・アプリケーション・サイエンティスト兼 Science Council フェローです。ピエール・マリー・キュリー大学(フランス)で修士号、バンガー大学(英国)で化学の博士号を取得しました。博士課程修了後は、ロンドンのインペリアル・カレッジで博士研究フェローを務めました。BIOVIA には 2000 年に、材料モデリングの製品スペシャリストとして入社しました。研究分野はナノ誘電体、膜技術で使用されるポリマー材料のシミュレーション、医薬品マテリアル・サイエンスなどです。最近では成長分野の材料インフォマティクスにも関心を持っています。『Molecular Simulation』誌の編集委員を務めており、著作は『Chemical Physics』誌、『Applied Physics』誌、『Polymer』誌に掲載されています。また、最近では書籍『Industrial Applications of Molecular Simulations』を編集しました。
Johan Carlsson (博士)は、BIOVIA のシニア・フィールド・アプリケーション・サイエンティスト兼 Science Council フェローです。チャルマース工科大学(スウェーデン、イェーテボリ)で工学物理学の修士号、イェーテボリ大学で物理学の博士号を取得しました。金属および金属酸化物の表面と界面の電子構造計算を中心に研究を行い、特に粒界に注目していました。その後は、ベルリンにある Fritz-Haber-Institut der Max-Planck-Gesellschaft の理論部門で、ナノポーラス・カーボン・グループのリーダーを 6 年間努めました。この研究グループは、電子構造の計算によりグラフェン、カーボン・ナノチューブ、ナノポーラス・カーボンなど、炭素系材料の触媒特性を調査していました。2008 年に BIOVIA の委託研究グループに加わり、カーボン・ナノチューブ・ポリマー複合材、微結晶の形態、金属酸化物触媒をはじめとするお客様のプロジェクトに取り組みました。これらのプロジェクトの 1 つは、『The Journal of Physical Chemistry C』で共同出版されました。BIOVIA のシニア・フィールド・アプリケーション・サイエンティストとして、モデリングとシミュレーションの技法を使用し、お客様の科学的な問題解決をサポートしています。18 の科学論文と、書籍の 1 章を出版しています。論文のうちの 3 つは、100 回以上引用されています。定期的に、論文審査のある雑誌の査読者として原稿を書くように求められているとともに、会議での講演を依頼されています。
Felix は統計物理学の博士号を取得後に、ナノスケール系に応用されるマテリアル・サイエンス・モデリング・ソフトウェア開発に関して 2 ヵ所で博士研究員を務めました。2012 年、BIOVIA へ入社してからは、Quantum Mechanics グループで BIOVIA Materials Studio の開発、特に量子力学的シミュレーション・ソフトウェアと化学反応予測ワークフローの開発に取り組みました。ダッソー・システムズの姉妹ブランドとの共同の取り組みでは、バッテリー・コンポーネントのモデリングとシミュレーションおよびマルチスケール・モデリングに関する R&D 推進の主導的役割を担っています。彼は査読付き論文を 30 以上発表しています。