BIOVIA では、世界有数の生物活性データ・コレクションにアクセスして、治験薬の創薬可能性や知見を得ることができます。
MDDR
新しく発売された薬剤、または開発中の薬剤の生物活性所見の最も信頼できる最新のコレクションの 1 つを活用して、生物活性分子の競争領域を理解し、構造活性相関(SAR)を開発することができます。MDDR は、Drug Data Report の電子版で、BIOVIA と Clarivate Analytics (España) SAU が共同制作しています。
MDDR において製品を選択する際は、次の基準を目安とします。
- 生物学的成果を持つ原薬特許の新製品。企業や関連の薬科大学、研究センターなどの製品が望ましい。
- 刊行物記事や学会の予稿集に記載されている新製品。良好な前臨床データがあるもの、または以下のような他の新規性を備えているものが望ましい。
- 特定の生物活性に関する新たな化学的裏付け
- 新しい機構、または資料で入手できるデータが非常に少ない機構
- 新しい治療方法。
- 新しい治療指標。
- 企業が作成した新しいコード
初めて発売される製品も含まれます。
遺伝子やタンパク質ターゲットに関連する場合、作用機序の指数化に関する用語は、UniProt® の名称に基づくものとします。
毒性
生体内や試験管内で毒性が報告されている大規模で検索可能な化合物一覧内の化学構造、及び代謝情報を持った関連構造に基づいて有害作用を予測できます。毒性データベースには、四半期ごとに更新される化学物質毒性データ総覧(RTECS®)のデータベースが含まれます。データタイプには、次の 6 つのカテゴリーがあります。
- 急性毒性
- 変異原性
- 肌/目の炎症
- 発がん性
- 生殖毒性
- その他の複数回投与
さらに、毒性データベースには、(今後の更新がない)以下のデータ・ソースが含まれています。
- 米国立がん研究所(NCI)が作成した Chemical Carcinogenesis Research Information System (CCRIS)、Ref.1938-2006
- 米国環境保護庁 (EPA) が作成した Genetic Toxicity (GENE-TOX)、Ref.1952-1987
- 米国国家毒性プログラム (NTP) の遺伝毒性試験プログラムが作成した Genotoxicity、Ref.1983-1996
- MDL (現在は Dassault Systèmes BIOVIA)の科学資料から引用された追加の発癌性、肝毒性
- BIOVIA Carcinogenicity、Ref.2000
- BIOVIA Hepatotoxicity、Ref.1999
RTECS
化学物質毒性データ総覧(RTECS®)は、1971 年~ 2001 年 1 月まで、米国立労働安全衛生研究所 (NIOSH) によって構築および維持されていました。現在は、ダッソー・システムズ BIOVIA が、NIOSH によって確立された同じデータ選定基準とルールに基づいて、RTECS ファイルの作成を継続しています。BIOVIA は、MDL (現在はダッソー・システムズ BIOVIA)と米国保健福祉省の公衆衛生局との間で 2001 年 10 月 29 日に締結されたライセンスおよび配布契約の条件に従って、RTECS データベースのライセンシーに対し四半期ごとに更新を配布しています。RTECS は、医薬品から食品に至る 19 万個以上の化学物質の基礎毒性情報に関する総覧です。