新明工業、ダッソー・システムズのCATIA V5を活用し、設計プロセスを効率化

自動設計テンプレート活用により図面作成工数50%短縮

報道発表資料 2007年9月28日

日本アイ・ビー・エム株式会社 (本社・東京都港区、社長・大歳卓麻、NYSE:IBM)とダッソー・システムズ(本社:仏パリ、Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、自動車生産設備の設計・製造メーカーである新明工業株式会社(以下、新明工業)がダッソー・システムズのPLMソリューション CATIA V5を導入し、設計プロセスを効率化して、リードタイムの短縮を実現したことを発表しました。

自動車生産設備の設計・製造を行う新明工業では、開発リードタイムの短縮と生産設備の信頼性向上は重要課題となっていました。同課題解決のため、従来の2次元設計から3次元でのデジタルなものづくりをめざしてCATIA V5を導入、自動設計テンプレートを作成し工数低減と設計手法の標準化を図りました。その結果、従来より図面作成工数が50%削減されました。さらに、DMUキネマティクス・シミュレーターを活用したDMUスケルトンテンプレートを作成することで、複雑なアセンブリの動的干渉チェックが総当りででき、干渉チェック漏れが大幅削減、設計品質が向上しました。尚、CATIA V5導入にあたっては株式会社トヨタケーラムがサポートを行いました。

新明工業株式会社 システムエンジニアリング事業部車両営業技術部部長の渡辺 治比古氏は、次のように述べています。「ダッソー・システムズが提唱する、3次元データを営業から設計、調達、製作、据付まで一気通貫で使用し、関係者全員が3次元データを共有することで効率的なものづくりへの環境を確立するというPPR (Product, Process, Resource)のビジョンが、将来自分たちがやりたいことと合致していました。CATIA V5導入後、チーム設計も改善され、納期も5ヶ月から2.5ヶ月へ短縮されました。」

日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業PLM事業部長 土生 稔は、「新明工業様の将来を見据えられたPLMへのお取り組みに、今後もIBMならびに私どものビジネスパートナーで引き続きご支援してまいりたく存じます。」と述べています。

ダッソー・システムズのPLM ジャパン ジェネラルマネージャーであるニコス・カルファカコスは、次のように述べています。「新明工業様は、確固としたビジョンを持たれ着実にPLMを実現されています。今後もより信頼性の高い製品を提供されることを確信しています。」

 

 

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