オラクルチームUSAとダッソー・システムズ、第35回アメリカズカップに向けパートナーシップを更新

高度な技術を結集したカタマラン(双胴船)の設計に 3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用し、 三連覇を狙うオラクルチームUSA

2016 年3月21日 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発プレスリリース 日本語参考訳 — 3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、第33回および第34回アメリカズカップの優勝チームであるオラクルチームUSAと、2017年にバミューダで開催される第35回アメリカズカップに向けて、パートナーシップを更新したと発表しました。オラクルチームUSAは、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを使って設計された新しいレース艇で、アメリカズカップの三連覇を狙います。

3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、複合材設計、シミュレーション、製造などの強力なアプリケーション群を統合し、バーチャルな環境下でのコラボレーションを促進します。これにより、オラクルチームUSAは世界各地のチームメンバーの力を結集し、最先端のレース艇を素早く開発・検証・竣工させ、進水させることができます。

オラクルチームUSAのデザインコーディネーター - シニアウィング・デザイナーであるScott Ferguson氏は次のように述べています。「前回チャンピオンとして、第35回アメリカズカップに向け、可能な限り最速のレース艇の設計と建造を目指すなか、私たちはダッソー・システムズに対する信頼を新たにしています。セーリング競技では、スピードや安定性、さらに天候やクルーの安全に至る数々の要素や状況の予測が求められます。3Dエクスペリエンス・プラットフォームにより、私たちはレース艇の何がうまくいき、また何がうまくいかないのかをバーチャル空間で確認し、開発プロセスを通じて変更を行い、そこから得られた情報をチームメンバーの間で共有できます。これはレース艇の性能を最適化する上で必要不可欠です」

ダッソー・システムズの船舶・海洋業界担当バイス・プレジデントであるアラン・オワールは次のように述べています。「飛ぶように速いレース艇を作ることは、技術的に最も大胆な課題の一つであり、人類の素晴らしい冒険です。ダッソー・システムズは、セーリング・エクスペリエンスの限界を広げるべく、オラクルチームUSAの支援を続けられることを光栄に思います。3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、アイデア、人およびアプリケーションをつなぎ、ヨットの設計やレースのあり方を一変させます。2013年の第34回アメリカズカップで見た通り、想像力や行動力、さらに設計者、建造者、クルー、支援者の力を結集することで、ヨットレースというスポーツを一般市民にとってより身近なものにし、新世代のクルーたちを鼓舞する、これまでにない総合的なレーシング・エクスペリエンスを創造します」

 

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ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。