世界最大手の自動車照明機器メーカー
PLMソリューションを活用した画期的な開発手法を構築
開発サイクルの大幅短縮を図る



Tokyo, Japan and Paris, France - July 18, 2003 IBMとDassault Systemes (Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、株式会社小糸製作所がIBMとDassault SystemesのPLMソリューションを活用して、自動車照明機器の開発における画期的な製品開発メソドロジーを構築したことを発表しました。

IBMとDassault Systemesが提供するコラボレーティブ・バーチャル製品開発のCATIA(r)、製品データ管理のSMARTEAM(r)、そしてデジタル・マニュファクチャリングとプロセス・シミュレーションを実現するDassault SystemesのDELMIATMが、小糸製作所のパワフルなPLMプラットフォームを支えています。シームレスに統合されたPLMアプリケーション群は、小糸製作所における製品開発イノベーションのベースとなっています。これにより、形状変更の自動的なアップデート、不具合の未然防止、そしてアセンブリーのシミュレーションや検証などが可能となり、小糸製作所では開発期間の大幅短縮と品質向上を実現しています。

小糸製作所では、IBMとDassault SystemesのPLMテクノロジーを1985年から活用、ヘッドランプをはじめとするほぼ全ての製品開発に3次元設計を適用し、時代を先取りした製品開発を進めてきました。小糸製作所は、ますます複雑化する製品開発において、プロセスの効率化と品質の向上を実現するコラボレーティブ製品開発環境を構築するというビジネス戦略を打ち立てています。PLMプラットフォームは、コンセプト設計から製造に至る開発ライフサイクル全体にわたり、小糸製作所の開発チームとパートナー企業にコラボレーティブ開発環境を提供し、効率化と品質向上を強力に支援します。

株式会社小糸製作所の後藤周一専務は、「世界的な再編が進む自動車業界の新車開発期間の短縮、コスト低減の強化といった動きは、我々自動車部品業界においても大きな影響を及ぼしており、自動車メーカーの開発ニーズにフレキシブルにかつ迅速に対応できる体制を整える必要がある。CATIA V5を中心としたIBMとDassault SystemesのPLMソリューションにより、今後も自動車照明機器開発とそのテクノロジーにおけるトップメーカーとして、既成概念にとらわれない大胆な発想で、改革・改善を実行する提案型企業を目指す。」と語っています。

Dassault Systemes セールス&マーケティング担当Executive Vice PresidentであるEtienne Droitは、「小糸製作所による今回の取り組みにおける成功は、我々の統合PLMソリューション群活用の効果を明確に表すものだ。小糸製作所は、企業内の知的資本データ再利用を可能にするCATIA V5のナレッジテクノロジー、エンジニアリングデータの管理および共有を実現するSMARTEAM、製造プロセスとリソースを含めどのように製品が構築されているかを定義、シミュレーション、そして検証するDELMIAを活用している。これらPLMソリューション群は、PPR(プロダクト、プロセス、リソース)ハブを通じて統合されており、これにより開発チームとパートナー企業は、リアルタイムなコラボレーションが可能となる。グローバル化がますます進む中で、これは企業が競争優位性を維持する上で非常に重要な点だ。」と述べています。



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