世界中のデザインスタジオの連携強化に向け、フィアット・クライスラー・オートモービルズがダッソー・システムズのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを選定

世界をリードする自動車メーカーが、 スタイルの芸術性とサーフェスの品質を同時実現するべく、 車両のデザインに 3DEXPERIENCE プラットフォームを採用

2017 年4月5日 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 — 3DEXPERIENCE カンパニーであり、3D 設計ソフトウェア、3D デジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は本日、世界 7 位の大手自動車メーカーであるフィアット・クライスラー・オートモービルズ (FCA) が、世界中のデザインスタジオにおいて、3DEXPERIENCE プラットフォームを基盤とする「ドライブ・エモーション」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスの導入に着手したと発表しました。

「ドライブ・エモーション」は CATIA ICEM アプリケーションが含まれています。このインダストリー・ソリューション・エクスペエリエンスにより、世界中のデザインチームは、仮想空間にある単一のモデルを使ってリアルタイムに連携しながら、完全に統合されたアプリケーションを使用してデザイン案を交換することができます。

自動車のスタイリングは顧客の心に直接響くものであり、多くの消費者にとって重要な購買基準となります。デザイナーが優れたデザインを生み出すためには、包括的な顧客エクスペリエンスを考慮し、感覚に訴えることが必要です。また、こうした包括的なエクスペリエンスを実際に創り出すには、空力設計からマーケティングに至るまで、幅広い専門分野との連携も求められます。一連のデザイン・プロセスの途中でサーフェスの再作成や調整のために異種ソリューション間でデータ転送や変換が発生すると、サイクルタイムが増えるばかりか、初期のデザイン意図が失われるリスクが増す可能性もあります。

「ドライブ・エモーション」は、設計初期のスケッチから仮想検証までの全段階にわたり、完全没入型のコラボレーション環境を提供します。デザイナーはデータ生成のツールに気を取られることなく、存分に創造性を発揮することができます。3D サーフェス上で、容易に変更したり、瞬時にレンダリングできるため、デザイナーはリアルタイムにフィードバックを得ることができます。既存の設計からサーフェスを自動生成・調整する機能もあるため、最終段階で生じた変更も取り込まれ、コストへの影響を抑えることができます。

ダッソー・システムズの取締役会副会長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「このパートナーシップ締結が、FCA の世界中のデザインスタジオが創造性を解き放つ一助となれば光栄です。3DEXPERIENCE プラットフォームを活用することで、FCA のチームはバーチャル環境上で連携を強化できるため、驚異的で革新的な自動車エクスペリエンスの設計と、新世代のお客様に向けた市場展開が可能になります。FCA の卓越性は一層高まり、形状と機能の融合からマルチフィジックスのジェネレーティブ・デザインへと移行していただけます」

ダッソー・システムズの自動車・輸送機械業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスについての詳細はこちらをご覧ください: 

 

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。