ダッソー・システムズ、新たな戦略の基盤、「3Dエクスペリエンス」を発表

新たな3Dエクスペリエンス・プラットフォームが、
各業界の先進的リーダー企業による
顧客への革新的な価値の創造・訴求・提供を支援する

2012年2月9日仏ベリジー発プレスリリース 日本語参考訳 — 3Dデザイン、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065、DSY.PA)は、新たな戦略の基盤となる3Dエクスペリエンス・プラットフォームを展開していく意向を発表しました。

3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、業界のイノベーションリーダー企業が、それぞれの顧客に対する価値の創造、訴求、提供の方法論を革新するものとなります。「消費者と共にイノベーションを起こす」あり方そのものに変革をもたらします。それは、新たな「ソーシャル・エンタープライズ」というコンセプトの下、デザイナーや設計者、技術者にマーケティング・マネージャ、さらには消費者もが、ひとつのプラットフォームを通じて繋がり展開されるというものです。

ダッソー・システムズ 社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレス(Bernard Charlès)は、今回示した方向性について次のように述べています。
「当社は昨今の数年間にわたって、お客さまとともにVersion6プラットフォームを発展させてきました。そして今回、インテリジェント・インフォーメーションの核となる検索ベース・テクノロジー、ソーシャル・イノベーション機能、3Dによるバーチャル体感機能が、弊社プロダクトラインアップに加わったことで、21世紀のソーシャル・エンタープライズにおける新しいテクノロジーの波とも言うべき3Dエクスペリエンス・プラットフォームを提供できる準備が整いました。

今世紀はかつてない発明、イノベーションの世紀となると確信しています。ダッソー・システムズは3次元仮想空間を通じて、自然環境や人々の生活と製品の調和を保ち、地球環境の持続性を擁護しうる技術革新を実現し、社会に提供し続けます。」


「3Dエクスペリエンス」はイノベーションを促進するものです。企業関係者であれば、だれでもイノベーション・プロセスに参画ができ、それぞれの顧客のための価値創造に貢献することができます。

今回、インダストリ、マーケティング&コーポレート・コミュニケーションズ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任したモニカ・メンギーニ(Monica Menghini)は次のように述べています。「今後、数十年間において、企業内外における仕事のやり方は大きく変わるでしょう。私たちの目的は、そうした社会的な変革に貢献しうるパワフルなプラットフォームをお客様企業に提供することにあります。そこでは、ユニバーサル言語である3Dが、共通のユーザーインターフェースとなるWebを通じてフル活用されます。企業と消費者は、まるで点と点がつながれるように、結びつき、企業が消費者にもたらす価値に対する考え方は根本から考え方が変わることでしょう。」

ベルナール・シャーレスはさらに次のように語っています。「店舗環境を3Dでバーチャルに表現する3Dバーチャル・ストア、物流を3Dで可視化する3Dビジュアル・ロジスティクス、そしてこれらとリアルタイムに接続されたビジネスダッシュボード機能は、これまでも企業における業務のあり方を変えてきました。そして、当社の3DSwYMブランドの立ち上げ、およびExaleadやNetvibesなどのインターネット関連企業の買収により、3Dエクスペリエンス・プラットフォームの一端をなす、ソーシャル・ビジネス・アプリケーションをさらに強化していきます。」

前述のモニカ・メンギーニもまた、次のように話しています。
「お客様は、PDM(Product Data Management: 製品データ管理)や、CAD、工程管理をビジネスとしているわけではありません。当社のお客様は、例えば最も安全で環境にやさしく、洗練された車のデザインを目指しています。各市場のニーズに合った、魅力的で、価値の高いエクスペリエンスをいかに提供するか、模索しているのです。ダッソー・システムズは、お客様企業が、それぞれの顧客に対して、車の機能や特性ではなく、車全体がもたらすエクスペリエンスを提供するためのサポートをしたいと考えています。

当社はお客様の立場から物事を見る、ということを常に心掛けています。そして、3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、お客様企業が他に類を見ないカスタマー・エクスペリエンスを創造し、顧客の皆様にお届けすることを支援します。」

2月9日に実施された2011年度第4四半期、および2011年度通年の決算発表において、ベルナール・シャーレスはダッソー・システムズの卓越した業績を裏付けているのが3Dエクスペリエンスであると説明し、「長年にわたるFordやBoeing、BMW、Guess、Honda、Airbus、Carrefour、Johnson & Johnson、P&G、Benetton、GEなどをはじめとする数多くの一流企業の皆様との協業を通じて、『ソーシャルインダストリー・3Dエクスペリエンス』を提供する時期が到来したと確信しております。新しい目標に向かって進む時です。」と宣言しました。

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。