ダッソー・システムズがグローバルイベントManufacturing in the Age of Experienceを上海で開催 産業界のデジタル・トランスフォーメーションを推進

ボストン・コンサルティング・グループによる基調講演、 エアバス・ヘリコプターズ、ドゥーサン・インフラコア、本田技研工業に よる事例講演、その他多数のセッションにより製造業のスピード化、 アジャイル化を進め、エクスペリエンスのカスタマイズ化を支援

2016 年11月3日 中国・上海発 日本語参考訳 — 3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は11月3日と4日、上海において、同社が今年から開催している「Age of Experience」イベントシリーズの3回目となる「Manufacturing in the Age of Experience」を開催しました。

エクスペリエンス・エコノミーの時代には、消費者はより良質で、より安価で、かつカスタマイズされた製品を求めています。消費者は、「モノ」ではなく「モノ+コト」、つまりエクスペリエンスを求めているのです。消費者のニーズにぴたりとはまるエクスペリエンスを、タイミングを逃さず、適正な価格で提供するには、製品の作り方、設計方法、供給手法といた様々なプロセスも根本的に変わらなければなりません。台頭しつつある数々のテクノロジーは、消費者の個別化 (パーソナライズ化) ニーズにあわせるための製造戦略を、これまでにない新しい次元に引き上げます。モデル化、サプライチェーン構築、製造プロセスのそれぞれが、一体となることで一層スピードアップし、消費者のニーズにより効率的に応えられるようアジャイル (俊敏) 化しなければなりません。

「Manufacturing in the Age of Experience」は、3Dエクスペリエンス・プラットフォームのユーザー・コミュニティ、各産業をリードする企業、ダッソー・システムズのエグゼクティブが一同に会するイベントです。開催期間中は、製造オペレーションにおける変革 (デジタル・トランスフォーメーション) に何が必要かを議論し、そのためのアイデア、アイデアを実現するためのアプリケーションの最新情報、業界や市場に関する高い知見などが取り交わされました。

イベント初日のプレナリ・セッションでは、ダッソー・システムズのブランド・リーダー(DELMIA CEOのギヨーム・ヴァンドルー、QUINTIQ CEOのロブ・ファン・エグモンド、EXALEAD CEOのモルガン・ツィマーマン) が、バーチャル空間でのインダストリー・バリュー・チェーンの展開について説明しました。その後の基調講演では、ボストン・コンサルティング・グループ、Director of the Operations practice for France、 Leader of the Innovation Center for Operations projectのムンディール・ラシティ氏が登壇、「製造業がインダストリー4.0の到来に備えるには」と題した講演を行いました。

また、製造のトランスフォーメーションを実現した事例として、エアバス・ヘリコプターズ、ドゥーサン・インフラコア、本田技研工業の各社からも講演がありました。さらに中国の産業イニシアチブである「メイド・イン・チャイナ2025」をテーマとした座談会も開催されました。

併設の展示場 (3DEXPEIENCE Playground) では、VR端末のHTC Vive Business Editionで、3Dエクスペリエンス・プラットフォームをビジネスの広範囲なシーンで柔軟に活用する方法が展示されました。デザインレビュー、生産現場のトレーニング、ショールームなどに3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用することで、デザイン・サイクルが短くなり、手違い・手戻りが減り、物理的なプロトタイプをバーチャルに置き換えることもできます。

ダッソー・システムズのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、最高戦略責任者であるモニカ・メンギニは次のように語っています。「どの市場であっても、製造分野には新しいゴールが必要とされています。製品やサービスをオンデマンドで手に入れることに慣れ親しんだ世代には、マス・カスタマイゼーションや迅速なデリバリーが必須です。つまり、これまでのように製造の各工程が細分化されたままでは、全く太刀打ちできなくなるということです。オペレーションの完全な同期と統合、モジュラー化、予測分析といった技術は、製造業の各社に、消費者の共感を得るための、個別化 (パーソナライズ化) されたエクスペリエンスの提供を可能にします。本イベント『Manufacturing in the Age of Experience』では、3Dエクスペリエンス・プラットフォームを使うことで、こうした課題の解決をどのようにして実現できるのかをご覧いただけます」

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳 (抄訳) したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。