- ポートフォリオと連携させることで、設計から製造までのプロセス統合も可能に。ものづくり全体のプロセスを支える機能の強化、変更に素早く対応する柔軟性の向上、全体の作業効率の向上を実現
- 新機能の追加とワークフローの改善に向けた3D設計・エンジニアリング ポートフォリオの最新リリース。数百の機能強化により、製品開発プロセスを加速
- 新たなリリースはパフォーマンスの強化と合理的なワークフローにより、600万人超にのぼるSOLIDWORKSユーザーの新製品開発プロセスを迅速化
ダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、3D設計・エンジニアリング アプリケーション群を擁するSOLIDWORKSの最新リリース、SOLIDWORKS 2020を発表しました。SOLIDWORKS 2020では、コンセプト設計から製造など数々の機能強化に加えて、新機能や新たなワークフローの改善が追加されています。これらの新機能や新たなワークフローによって、SOLIDWORKS 2020は600万人を超えるSOLIDWORKSユーザーの製品開発プロセスの強化を実現し、ユーザー自身はもちろんそのチームや組織にも新たな価値をもたらします。
ダッソー・システムズのR&Dチームは、SOLIDWORKSコミュニティから寄せられた数千に及ぶ機能強化の要望に応えて、最新リリースとなるSOLIDWORKS 2020を実現させました。SOLIDWORKS 2020は、3DEXPERIENCEプラットフォームと連携することができます。これによってユーザーは 、SOLIDWORKS 2020を使いながら3DEXPERIENCE.WORKSが提供する各種のテクノロジーを利用することができます。ユーザーは、こうしたテクノロジーを利用することにより、新しいエクスペリエンスをより早く費用対効果に優れた方法で、新たなレベルの連携や柔軟性を追求することができます。
SOLIDWORKS 2020の数百に及ぶ機能強化により、ユーザーは日常業務のシステム・パフォーマンスを改善して、ワークフローを効率化しつつ、3DEXPERIENCEプラットフォームへとシームレスにアクセスすることで設計から製造までのシステム間連携をデスクトップからクラウドへ展開することができます。
SOLIDWORKS 2020の主な機能強化ポイントは次の通りです。
· 作図のための新しいディテイリングモードとグラフィックスの高速化
新しいディテイリングモードでは、数秒で図面を開くことができ、図面内で注釈の追加/編集を行うことができます。大規模アセンブリーの図面、あるいは複数のシートや構成、膨大なリソース・ビューで構成される図面に、ちょっとした修正を加える必要があるときに特に役立ちます。
· 新機能:フレキシブル構成部品
同一のアセンブリー内において、同一の部品の異なる条件下で表示させることができる新機能です。たとえば、同一のアセンブリー内で、同じスプリング (ばね) を2回使用する際に、異なる2つの条件 (圧縮と非圧縮など) が存在する場合に使用できます。フレキシブル構成部品は、スプリング、ベローズ (蛇腹) 、ヒンジ (蝶番) 、Oリング (オーリング) 、その他の柔軟性があり条件変更の可能な部品を対象に、多様な設計応用に役立ちます。
· SOLIDWORKS PDMの機能強化に加えて、SOLIDWORKS Electrical コネクターと新しいSOLIDWORKS PCB コネクターにより、バージョン管理を含むエレクトロニクス設計と機械設計におけるデータ管理が実現すると同時に、ECADチームとMCADのチームの緊密な連携が可能になります。
SOLIDWORKS 2020の機能強化の詳細については、こちら をご覧ください。
SOLIDWORKS 2020と共に、3DEXPERIENCE.WORKSポートフォリオの新ソリューションも追加されました。これによって3DEXPERIENCEプラットフォームは、コンセプト設計、製品設計、製造までの一連のプロセスを統合的に管理できる、ますます充実したクラウドベース・ソリューション群を提供します。主な新ソリューションとしては、3D Sculptor (Sub-DモデリングのxShapeアプリケーション) 、3D Creator (パラメトリック・モデリングのxDesignアプリケーション) 、3D Component Designer (データ管理) 、Project Planner (プロジェクト管理) 、Structural Professional Engineer (高度な非線形シミュレーション) があります。ユーザーはこれらを活用することで、設計から製造までのプロセス間を、より強力に統合することができます。
今年の始めに米国・ダラスで開催したSOLIDWORKS World 2019での発表の通り、これらすべてのクラウドベース・ソリューションが3DEXPERIENCE.WORKSポートフォリオに追加されることで、SOLIDWORKSならではのシンプルな使いやすさを保ちつつ、3DEXPERIENCEプラットフォームと連携させることが可能となりました。
「私たちは、多くのエンジニアが利用しているSOLIDWORKSポートフォリオに新しい強力な機能を追加しただけでなく、世界で唯一の包括的なデジタル・エクスペリエンス・プラットフォームである3DEXPERIENCEプラットフォームを介することで、クラウド上にも展開しています。プラットフォームベースのポートフォリオへの橋を築き、SOLIDWORKSユーザーが3DEXPERIENCE.WORKS製品を活用できるようにしたのです」と、ダッソー・システムズのSOLIDWORKS CEO、ジャン・パオロ・バッシは語ります。「私たちは、時代の転換点であるインダストリー・ルネサンスとその機運 (新たな発想や発案、イノベーション、連携、製造方法の追求) を存分に活用できる環境とアプリケーションを提供します」
SOLIDWORKSユーザーである、Omax社シニア・メカニカル・デザイナーのEric A. Beatty氏は述べています。「2002年以来、Omax社はSOLIDWORKSのアプリケーションを使用して、業界で最も高速で正確なウォータージェット加工テクノロジーのあらゆる部品を設計しています。私たちは、これからもSOLIDWORKS 2020で、ウォータージェット加工機と周辺デバイスを刷新して、開発を続けていきます。最新リリースによって、場所やデバイスを問わず、すべての人々に価値創出プロセスへの扉を開き、現場に変革をもたらす能力、パフォーマンス、連携を実現できるようになるのです」
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。