ダッソー・システムズが、教育・研究向けの基金「ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ」を設立

3D技術とバーチャル・ユニバースを教育と研究の中心に据え、 ナレッジの可能性を広げる

2015 年11月9日 仏ヴェリジー＝ヴィラクブレー発プレスリリース 日本語参考訳 — 3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) はこのほど、3Dやバーチャル・ユニバースといったテクノロジーの活用を通じて、教育や研究の発展と変革に寄与する基金「ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ (La Fondation Dassault Systèmes) 」の設立を発表しました。

ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズは、欧州連合 (EU) 全域の先進的な学術機関、研究機関、博物館、協会、文化機関、およびその他の一般活動団体による教育研究関連のイニシアチブに対し、バーチャル技術に関する助成、デジタルコンテンツおよびスキルセットを提供します。こうした支援活動を通じ、今日、社会で利用されているほぼすべての製品のデザイン、エンジニアリングや製造において活用されてきた当社の3Dコンテンツ、技術およびシミュレーション・アプリケーションの利用範囲を広げます。これによって、当社は学習に関する新しいエクスペリエンス (体験、経験) を生み出し、さらに科学、数学、工学、技術の各専門領域に対する学生の関心を向上させる取り組みを促します。

ビッグデータ、センサー、モビリティ、新素材、およびその他の技術は、人々の生活のあらゆる局面に浸透しつつあり、社会が今後いかに存続し、機能し、相互に作用するか (といったダイナミズム) を本質的に変えようとしています。こうした変化の時代においては、未来の世代の思想家、発明家、起業家、リーダーに向けて、最新の技術イノベーションへのアクセスを提供する教育研究プログラムを通じ、新たな課題に備えることが不可欠です。

バーチャル・ユニバースおよび3Dといったテクノロジーは、理論と実験ならびに想像力を組み合わせることで、従来の教科書やホワイトボードの枠を飛び越えます。これらのテクノロジーを使うと、デジタルの世界上に、現実と見間違えるほどのリアリティを備えた「物理的な世界」を表現することができます。こうした「バーチャル・ツイン」とバーチャル技術に関する優れたテクノロジーを自在に活用することで、教育機関や研究機関は環境への影響、都市化、または生産チェーンのエルゴノミクスのあり方といった、現実世界が直面する「未来の」エクスペリエンスのシミュレーションやプランニングを行えます。

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「ヨーロッパでは技術や科学の伝統が脈々と受け継がれており、それらを踏まえて、持続可能な未来の実現に向けた見通しを立てることができます。企業には社会で果たすべき具体的な役割があり、そうした役割を通じて人々をより良い、より持続可能な世界に向かって力をあわせるよう鼓舞し、イノベーションを育くんでいくことができます。ダッソー・システムズでは長年にわたり、社会と環境に対する取り組みを活動の中心に据えてきました。ダッソー・システムズは、世界、そして人々との新しい、エキサイティングな交流を実現し、課題や課題解決策への理解を深める創造的思考、イノベーション、ナレッジおよび進歩を促す、当社ならではのバーチャル・ユニバースの力を確信しています。『ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ』は、地球環境の持続可能性を担保する技術革新を実現すべく、自然環境や人々の生活と製品の調和が保てることを事前検証するための、3Dエクスペリエンス・ユニバースを提供することで社会に貢献する、という当社の理念を反映しています」

「ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ」では現在、プロジェクトの初回募集を行っています。詳細についてはこちらをご覧ください: 

_{訳注：本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー･システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。}