ダッソー・システムズが技術協力するソーラー・インパルスが、世界一周飛行を達成

化石燃料を使わずに、のべ4万3千キロ、558時間、17回の飛行に成功

2016年7月26日 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発プレスリリース 日本語参考訳 — 3Dエクスペリエンス企業であり、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) が技術支援しているソーラー・インパルス・チームが、化石燃料を一切使わない「無燃料・無補給」の世界一周飛行を達成しました。ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2」は、2015年3月9日にアブダビ (アラブ首長国連邦) を出発し、計17回のフライト (飛行距離の合計4万3千キロメートル) を経て、2016年7月26日にアブダビ (アラブ首長国連邦) に帰還しました。

ダッソー・システムズの取締役副会長兼最高経営責任者 (CEO) 、ベルナール・シャーレスは次のように語っています。「誰もが不可能と考えていた飛行機を作り上げ飛ばすために、設計プロジェクトと共同努力に12年間という時間をかけ、その到達点に (私どもも) 立ち会えるというのは、言葉にできないほどの経験です。夢を追い求め、航空の限界を押し広げ、過去のパイオニアたちの創意工夫を敷衍し・・・歴史に残る偉業を成し遂げた、パイロットのアンドレ・ボルシュベルグとベルトラン・ピカール、そしてソーラー・インパルス・チームの全員に心からお祝いを申し上げます。彼らは、航空のみならず我々の地球の未来に向けた持続可能なソリューションのあり方を示してくれました。イノベーションへの情熱が、不可能を可能にするのです」

ソーラー・インパルス・チームは、太陽光だけで飛行する航空機を作るために、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤とするインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス、「エンジニアド・トゥー・フライ」を使用しました。「エンジニアド・トゥー・フライ」は、複雑な構造や複合材の使用に対処するための3Dモデリング用のアプリケーション、デジタル・シミュレーション、完全なデータ・トレーサビリティ機能などから成ります。本番の飛行前に、バーチャル空間の中で、現実の条件下でどのような飛行が可能になるかを試行できるため、飛行の成功に貢献します。

より詳しい情報は下記をご参照ください。

 

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。