ダッソー・システムズと イスラエルのスタートアップCognata がより安全な自動運転車の開発に向けて戦略的パートナーシップを発表
3DEXPERIENCE プラットフォームにCognata の自動運転車シミュレーションスイートを統合、自動運転モビリティのエクスペリエンスをバーチャル検証できる初の一気通貫ソリューションを開発
2019 年1月8日 - 米ラスベガス発 日本語参考訳 - ダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) と 自動運転シミュレーションのスタートアップであるCognata, Ltd (イスラエル) は本日、ダッソー・システムズの
3DEXPERIENCE プラットフォーム に Cognata の自動運転車シミュレーション スイートを組み込むためのパートナーシップを締結していることを発表しました。両社はこのパートナーシップを通じて、自動運転車の開発・製造各社が、3DEXPERIENCE プラットフォーム上で自動運転の要件定義、テスト、エクスペリエンスの検討といった開発サイクル全体でバーチャル検証を実施できる、初のソリューションを提供します。このソリューションは、より素早く、より高精度で、より安全な自動運転車の実用化のために、自動運転車の開発に関わる各プロセスを緊密に連携させます。
ダッソー・システムズは次世代自動車の設計、生産、市場展開、活用法の変革を目指す各社に向けて、3DEXPERIENCE プラットフォームと、「スマート、セーフ&コネクテッド」をはじめとする各種のインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを提供しています。またCognata の深層学習機能を備える製品シミュレーション・ソリューションは、自動運転車メーカーが開発時に要する多種多様なシナリオ (地理的位置、交通パターン、天候条件など) の大量実行を可能にします。Cognataシミュレーション スイートを 3DEXPERIENCE プラットフォームに組み込み、さらにダッソー・システムズがCATIAブランド下で展開するクラス最高のシステムズエンジニアリングロールやアプリケーションを活用することで、エンジニアに向けた「ワンストップショップ」、すなわち自動運転車の設計、エンジニアリング、シミュレーション、プログラム管理を包括する他に類を見ない統合環境を提供できるようになります。
ダッソー・システムズのCATIA CEOのフィリップ・ローファーは、次のように述べています。「高度に自動化された運転において、シミュレーションはサイバー・システムズ・エンジニアリングの全段階における鍵となります。自動車が安全に走行するとみなせるようになるまでには、バーチャル空間での数十億 km ものぼる走行実績が必要です。自動車の動作、センサー、交通量まで網羅するAIを使ったエクスペリエンスによって、構想段階のうちに代替の設計案をテストし、適切なエンジニアリング・ソリューションを特定できます。Cognata の高精度で包括的な製品群を 3DEXPERIENCE プラットフォームに統合することで、安全な自動運転車を市場に投入するまでの期間を大幅に短縮できる、独自のソリューションが誕生します」
Cognata の創始者兼 CEO である Danny Atsmon 氏は、次のように述べています。「ダッソー・システムズと当社が連携することで、一連のエンジニアリング工程の中にシミュレーションを組み込み、自動運転車の開発を加速できます。シミュレーションを早い段階から活用するほど、エンジニアは自動運転車の各構成部品の変更、バーチャル環境でのテストを容易に行えるようになり、車体実装時や想定外の事態における動作も確認しやすくなります」
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。