ダッソー・システムズ、メイトリックス ワンを買収計画

3DとPLM (プロダクト・ライフサイクル・マネージメント) ソリューションにおけるワールド・リーダーであるダッソー・システムズ(Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)とバリューチェーン向けコラボレーティブPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションを提供するリーディング・カンパニーであるメイトリックス ワン (NASDAQ: MONE)は2006年3月2日、ダッソー・システムズがメイトリックス ワンを、現金で一株当たり7.25ドル、合計取引額約4億800万ドルで買収することを合意したことを共同発表しました。

仏、パリと米マサチューセッツ州、ウェストフォードで2006年3月2日付発表のプレスリリースの参考日本語訳

 

両社の取締役会で承認された買収計画は、メイトリックス ワンの株主および行政当局の承認を含む条件面での合意を前提とし、2006年第2四半期末までに完了される予定です。

メイトリックス ワンは ハイテク、消費財、医療機器などの業種を横断した中規模から大規模企業向けのコラボレーティブPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソフトウエアとサービスのリーディング・カンパニーです。850社以上の企業、数十万のユーザーがメイトリックス ワンのソリューションを活用しており、この中には、Alcatel, Celestica, GAP, General Electric, IBM, Intel, Johnson & Johnson, Nokia, Philips, Procter & Gamble, Qualcomm, Sony Ericsson, STMicroelectronics, 東芝など各業界を代表的する企業が含まれます。メイトリックス ワンの従業員数は488名で、北米、ヨーロッパ、アジア/太平洋地域に26拠点があります。2005年7月2日に終了した直近の事業年度において、メイトリックス ワンは総収入1億2410万ドルを計上しています。現金および現金同等物の総額は2005年12月31日時点で9860万ドルが計上されています。

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者 ベルナール・シャーレスは、次のように述べています。「メイトリックス ワンの買収により、PLMのバリューをさらに幅広い業界に広めていくことが可能になり、当社の市場を拡大することができます。両社の組み合わせは、新たなレベルのコラボレーションを可能にし、両社の最高のテクノロジー、製品、スキルが強化されます。さらに、オンデマンドでサービス志向のソリューションを提供していく当社のロードマップを推進します。両社の組み合わせは、どんな観点からも相互補完し、両社のお客様、パートナー、従業員に対し利益をもたらすために非常にうまく適合するでしょう。我々は、幅広いお客様の要求に対応すべく、MatrixOne、ENOVIAおよびSMARTEAMをさらに強化することに注力していきます。

また、シャーレスは以下のように述べています。「我々は、お客様に最新のビジョンと市場における最適な提案を提供できる大変よいポジションにつくことができます。組合わされた両社のポートフォリオは、多くの業種を横断して企業のために広範な製品開発の要求に対応します。また、コラボレーションの観点から、我々のポートフォリオは、チーム、拡張ネットワーク、複数の企業の統合のための提案を提供していきます。」

メイトリックス ワン のPresident and CEOである Mark O'Connellは、次のように述べています。「メイトリックス ワンの社員を代表して、我々がダッソー・システムに加わることに興奮しています。両社の組合せは、両社が市場に対して提供するユニークなバリューを強化します。我々は、両社のテクノロジー、各業界向けソリューション、お客様の理解をさらに深めていき、最大限にお客様の新製品改革を可能にしていきます。」

ダッソー・システムズのExecutive Vice President and CFO であるThibault de Tersantは次のように述べています。「財務の観点からは、本買収の2006年のNon-GAAPベースの一株当たり利益へのインパクトはニュートラルなものですが、2007年のNon-GAAPベースの一株当たり利益に対しては増加が見込まれます。2006年および2007年のNon-GAAPベースで営業利益への1パーセントポイントのマイナス影響が見込まれますが、2007年以降への影響はないとの見込みです。我々は、本買収によりトップライン、ボトムライン両方でメイトリックス ワンの成長ペースをさらに加速することに自信を持っています。」

ダッソー・システムズは、買収による会計上の調整の一部として繰延歳入評価損は、本買収計画の完了から12ヶ月以内に約2000万ドルになると見ています。

 

 

カンファレンス・コールの開催

本日2006年3月2日木曜日、ダッソー・システムズは金融アナリスト、投資家、メディア、業界アナリスト向けに下記の要領でテレビ会議を開催します。プレゼンテーション内容、及び投資家向け情報についてはwww.3ds.comにアクセスしてください。

• 金融アナリスト、及び投資家向け:  10:00 AM CET/9:00 AM ロンドン
• ヨーロッパ・メディア向け (フランスでの電話会議): 11:00 AM CET/10:00 AM ロンドン
• 金融アナリスト、投資家向け: 2:30 PM CET/1:30 PM ロンドン/8:30 AM ニューヨーク
• 業界アナリスト向け: 3:30 PM CET/2:30 PM ロンドン/9:30 AM ニューヨーク
• U.S. メディア向け: 5:00 PM CET/4:00 PM ロンドン/11:00 AM ニューヨーク

ダッソー・システムズは、同社の過去、将来の業績をよく理解するうえで、アメリカのGAAPに準拠しない、非GAAP EPS(一般会計原則に準拠した1株あたりの利益率)及び非GAAPオペレーティング・マージンの数値を見る方を推奨します。上記の数字はまた、同社の経営陣の計画策定にも使用されています。非GAAP EPSには繰延収益調整値、買収コスト、株ベースの補正コスト、見込み組織再編成コストは含まれません。 この数値は他社が採用している数値基準とは異なるため、比較に使用することはできない可能性があります。

上記のテレビ会議では過去の事実ではなく、将来的な期待及び目標が語られる予定です。具体的には、この買収が完了した際には a)2006年度非GAAP EPSに対しての影響はそれほど大きくないものの、2007年度の非GAAP EPSでは増収が見込まれる。b) 2006年度 非GAAPオペレーティング・マージンへの予想影響度 、及び; c) 2006年度繰延収益の見通し (1934 証券取引法21E 章修正) といったことが発表されます。(しかし、この限りではありません)このような見通しは経営陣の現在の見解、想定をベースに、現在認識されている、または特定しきれていないリスクや不確定要素を考慮に入れ作成されたものです。下記のような理由でこれらの見通しが実際の業績結果と大いに異なってくる可能性があります。: (i) 通貨変動、特にユーロに対するUSドル、日本円の通貨価値が変動した場合; (ii) 経済情勢や景気の変動により企業でのIT投資コストが削減され、弊社の製品やサービスにたいする市場の需要がマイナスの影響を受けた場合; (iii)IBMとの戦略的長期提携を含む、提携先企業や、提携先企業との関係に何らかの問題、或いは不利な変更が生じた場合 (iv) 新規製品開発、技術変更、(v) 弊社製品の瑕疵、不具合;  (vi) 同業他社のシェアの伸び (vii)進行中のMatrixOne買収・統合、新たな買収、あるいは内部組織再編成に関連して何らかのリスクが顕在化した場合、上記に記載された要因、或いは証券報告書(2005年6月28日証券取引委員会に提出された2004年12月31日締め年度Form 20-Fも含む)に記載されているほかの要因が原因で弊社にとって不利益な変更が生じた場合、弊社の業績、財政状況に著しい影響を与える可能性があります。

 


IMPORTANT ADDITIONAL INFORMATION WILL BE FILED WITH THE SEC

MatrixOne plans to file with the SEC and mail to its stockholders a Proxy Statement in connection with the transaction.  The Proxy Statement will contain important information about Dassault Systèmes, MatrixOne, the transaction and related matters.  Investors and security holders are urged to read the Proxy Statement carefully when it is available.

Investors and security holders will be able to obtain free copies of the Proxy Statement and other documents filed with the SEC by Dassault Systèmes and MatrixOne through the web site maintained by the SEC at www.sec.gov

In addition, investors and security holders will be able to obtain free copies of the Proxy Statement from MatrixOne by contacting Brian Norris, Vice President Investor Relations, MatrixOne, Inc., 210 Littleton Road, Westford, Massachusetts 01886.

MatrixOne and its directors and executive officers may be deemed to be participants in the solicitation of proxies in respect of the transactions contemplated by the merger agreement.  Information regarding MatrixOne’s directors and executive officers is contained in MatrixOne’s Form 10-K for the year ended July 2, 2005 and its proxy statement dated November 21, 2005 which are filed with the SEC.  As of February 16, 2006, MatrixOne’s directors and executive officers beneficially owned approximately 950,435 shares, or 1.8 %, of MatrixOne’s common stock.

 

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。