CATIA V5、先進的な設計・解析機能によりThinkPad Z60ノートブックPCの迅速な市場投入を支援

レノボ、CATIA V5へのアップグレードで成果

仏パリで2005年9月27日に発表されたプレスリリースの参考日本語訳

 

ダッソー・システムズ(本社 仏パリ DS - Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は、レノボ社初のワイド画面ノートブックPCであるThinkPad Z60の設計にCATIA V5が貢献したことを発表しました。ThinkPad Z60のボディには、耐衝撃性に優れた「ロール・ケージ」技術が採用されています。CATIA V5は、ボーイング、エアバス、トヨタ、ダイムラー・クライスラーなど大手グローバル企業各社に採用されているソフトウエアです。

 

ThinkPadの開発チームは数年前からシステム設計プロセスにCATIAを利用してきました。CATIA V5の設計・解析機能はThinkPad Z60の開発を支え、市場投入までの期間短縮を実現しました。

 

ThinkPad Z60は、ワイヤレスWAN技術を搭載した初のワイド画面マルチメディアノートPCで、業務、パーソナル用途にノートブックPCを兼用するモバイルユーザーおよびビジネスユーザーを対象としています。ThinkPad Z60tは厚さ1.1インチ(約2.8センチメートル)、重さ4.2ポンド(約1.9キログラム)で、14インチのワイド画面を備え、同クラスのワイド画面ノートブックPCの中では最薄・最軽量です。Z60tは通常の14インチ画面に比べて幅が25%広いワイドスクリーンを採用し、表計算ソフトを4コラム多く表示できるほか、複数のアプリケーションを同時に使用することが多いビジネスユーザーの作業効率を向上します。

 

ThinkPad Z60には、「ロール・ケージ」と呼ばれる新しい内部保護フレームも装備されています。これは落下時に内部装置への衝撃を軽減するもので、ハードドライブほかの内部コンポーネントはすべてマグネシウム製の一体型ケージに装着されるため、従来型のケースと比較し使いやすさはそのままに保護性能が向上します。レノボ社のThinkVantageテクノロジーの一環をなすアクティブ・プロテクション・システムと同ロール・ケージの併用により、破損・修理コストのリスクが大幅に軽減されます。

 

CEO, LenovoであるSteve Ward氏は「当社はお客様の生産性を高めるイノベーションの提供に焦点を合わせ、ロール・ケージ技術を採用した初のThinkPadを生み出しました。ロール・ケージはあらゆる角度での衝突から本体を保護し、落下時の衝撃も吸収するよう設計されています。新しいThinkPad Z60に求められる高い設計精度を実現できたのは、CATIA V5の設計・解析機能のおかげです」と述べています。

 

CEO, ENOVIA and general manager, PLM Americas, Dassault SystèmesであるJoel Lemkeは、「レノボ社がCATIA V5を採用し成功を収めたことで、CATIA製品の優位性があらためて確認されました。業界をリードする革新的なソフトウェアを使って設計されたThinkPad Z60は堅牢で信頼性が高く、重要なデータをしっかりと保護しユーザーに安心感をもたらします」と述べています。

 

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。