未来に備えた技術に対応できるエンジニアを育成
SIGMA Clermontは、IFMA(1990年)およびENSCCF(1908年)の合併により、2016年に設立された、フランスの工学系高等教育機関です。同校では、3つの専門分野における工学学位を取得できます:初期課程による「化学」および「高度機械工学」、実習課程による「機械工学および産業工学」。同校では、予科100人を含む、915人の工学部学生が学び、毎年約300人が卒業しています。同校には3つのリサーチ・ラボがあり、60人の教員/研究者が90人の博士課程の学生を指導しています。
機械工学カリキュラムの重要な部分を占めている、CAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造)の講義を通じて、学生たちが方法論(スケルトン設計など)、アプリケーションのグローバル・ビジョン、ツールの効果的な習得について学んでいます。SIGMA Clermontの准教授であるThierry Rabany氏は、これらの講義を20年以上にわたって担当しています。当初はCATIA V5およびCATIA V6を使用していましたが、Emmanuel Duc、Bruno Astruc、Jérôme Coudenの支援により、現在は3DEXPERIENCEプラットフォームを利用しています。
ツールを完全にマスターする、段階的なカリキュラム
第1学年の講義は、3DEXPERIENCEプラットフォームによる、3D設計の導入から始まります。これは学生がソリューションを理解するための大事なステップであり、第1学年のその後の課程を通じて学ぶことに活用できます。
第2学年では、RMS(レジリエンスを高めるモデリング戦略)、サーフェス・モデリング、データ管理、PLM(製品ライフサイクル管理)に重点が置かれます。6人グループのミニ・プロジェクトにより、連携的な環境おいてCAD/CAMおよびPLMツールを導入して、学生たちが技術スキルを高めます。
第3学年では、学習課題の枠組みの中で、各自のテーマやニーズに応じて、CAD/CAMソフトウェアの複雑な機能をフルに活用します。
3DEXPERIENCEプラットフォームにより、業界のベスト・プラクティスに基づいて、講義できます
チャレンジ、コラボレーション...イノベーションを実体験を通じて学ぶ!
従来のカリキュラムにのほかに、生徒の関心を高める、チャレンジ、コラボレーション...イノベーションを体験できる幅広い活動を、3DEXPERIENCEを通じて行っています!
学生が容易に学業に取り組めるように、学年度の初めに同校の教師およびIT部門が、3DEXPERIENCEプラットフォームのダッシュボード、ユーザー・グループ、コミュニティをすべて準備しています。プラットフォームのさまざまな機能により、複数分野の教育および学生間の連携を学び、将来の就業において求められるスキルを習得しています。教育課題に応じたライセンス、個別のスペースおよび連携スペースが各生徒に割り当てられます。
第1学年では、システム・エンジニアリング、CAD(コンピュータ支援設計)、PLM、制御アプリケーション(Arduinoボード)などを含む課程に取り組みます。
第2および3学年では、課程の一環として、産業界のパートナーとの数多くの共同活動を通じて、学生たちが専門職を一足早く体験しています!
SIGMAは、職員の熱心な取り組みおよびハイレベルな教育により、対人力を高めるナレッジやノウハウも強化して、国際的な能力および科学的専門知識により、変化し続けている世界中の産業界に対応して、責任を果たせるエンジニアの育成を目指しています!
この教育機関は、3DEXPERIENCE Eduプレミアム・プログラムのメンバーです。
3DEXPERIENCE Edu Premium Member Programは、ダッソー・システムズの産業界をリードする3DEXPERIENCEプラットフォームを使用している、世界中の教育・研修機関を認定するプログラムです。
このプログラムに参加することで、生徒のエンプロイアビリティ(雇われる能力)を高めて、教育カリキュラムの内容を充実させることができます!
SIGMA Clermont | 工学系高等教育機関大学院、フランス
SIGMA Clermont は、常に変化し続けている社会経済状況に合わせたカリキュラムにより、多文化環境で働くことができる、高度な機械工学および化学の優秀なエンジニアを育成しています。