ダッソー・システムズおよびMEMKO社(バリュー・パートナー)は、2014年にロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)と基本合意書(RMIT)を締結しています。これには、3DEXPERIENCEプラットフォームによる、全般的かつ包括的な大学院PLMコースの開発が含まれています。その目的として、機械工学の学生が高度な3D設計、シミュレーション、製造、プロジェクト管理に関する認定および資格を取得できるようにすることが含まています。
課題
RMITは、2014年からオンプレミスの3DEXPERIENCE Platformを取り入れています。ここ数年、オンライン授業の必要性が高まる中、同校は世界トップクラスの教育水準を維持しながら、より柔軟かつ利便性の高い教育課程を提供する必要がありました。
ダッソー・システムズによる対応
この課題に対処するために、RMITはクラウド版の3DEXPERIENCEクラウドプラットフォームへの移行を決定しました。これにより、学生たちが、いつでもどこからでも各自のデバイスにより、学習できるようになっています!
クラウド版の3DEXPERIENCEプラットフォームは、設計、エンジニアリング、製造、シミュレーション、ガバナンス、連携など、学生がアイデアを具体化するために必要なすべてを提供しています。また、RMITは、クラウドへの移行により、コンピュータ・ラボやITのメンテナンスに伴う、多額のコストを削減しています。この取り組みは、コロナ後も大きなメリットをもたらしています。
3DEXPERIENCEプラットフォームによる実現可能性
- 研究優先順位をサポートする分野を中心に、学習課題および学生のスキルアップを計画。3DEXPERIENCEを大学全体にわたって展開して毎年改善を積み重ねて(知識の再利用)、大学院課程や産業界における学生の採用を促進。
- 産業界のパートナーとの交流:グローバルな産業エコシステムに結びついた活動を提供。
- アントレプレナーシップ:TRLの全範囲にわたって生産を実現する環境における発案。
- 業界主導型の入札募集において大学のポジションを向上させる業界標準を実践。
- 航空宇宙・防衛など、オーストラリアにおける成功が国際社会における二国間関係を大きく左右する産業への参加。
成果
RMITは、クラウド版の3DEXPERIENCE統合型デジタル・プラットフォーム・プラットフォームにより、「構想-設計-導入-運用」(CDIO®)や「課題解決型学習」(PBL)など、プロジェクト指向の講義を強化しています。
これにより、教員が課程をオンラインで常にモニターしながら、アイデアの進度を管理および評価しています。また、教員、研究者、学生、業界メンター間の活発な連携が容易かつ円滑に行わています。このプラットフォームにより、指導教員も学生の興味関心を高めながら、より多くの学習課題を円滑に進めています。
3DEXPERIENCE for Educationは、産業界と教育を結びつける実証済みの環境(リアルなバーチャル3D機器を含むデジタル・ラボなど)を提供しています。
RMIT大学、メルボルン
RMITは、アート&デザイン、建築、教育、エンジニアリング、開発、コンピュータ・サイエンス&情報システム、ビジネス&マネジメント、コミュニケーション&メディア分野で世界トップクラスの大学です。
RMITは、卓越した専門・職業教育、応用研究、世界中の産業界や地域社会のニーズへの取り組みを通じて、世界的に高い評価を得ています。